2009/05/01
中国株投資レッスン
////////////////////////////////////////////////////////////////
2009年5月1日 第48号
「中国株投資レッスン」
TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
目次
1. 電気設備、不動産、鉄鋼に注目!?
2.お知らせ
1.電気設備、不動産、鉄鋼に注目!?
今年も08年12月期本土企業の決算発表が終了した。結果は
16.6%増収、16.9%減益。対象企業数が異なるため、
あくまで参考データではあるが、07年12月期は25%増収、
49.7%増益、08年6月中間期は28.1%増収、16.4%増益
であった。数字を並べてみただけで、前期業績の急落が如何に
激しかったかがよくわかる。
しかし、現在業績の悪いことは発表を待つまでもなく、誰もが
知っていた。知りたいのは、いつ業績が底を打つか、その後
どのような回復過程をたどるかであろう。
前者については、09年第1四半期の業績が参考になる。
上海証券報によれば、4月29日現在、1405社が発表を
終えており、合計で21.5%の減益となったようである。中間決算や
四半期決算は会計士の監査が入っていない。また、期末の処理によって、
その年全体にかかるべき費用や収益が本決算だけにしか計上されない。
そうした問題があるため、増益、減益幅だけを見て、一概に言うのは
難しいが、それでもあえて言えば、第1四半期に業績は底を打った
のではなかろうか。
今後の回復がV字なのか、L字なのか、現段階では判断しにくいが、
生産過剰がはっきりしていながら企業は生産をそれほど抑制せず、
価格を下げることで、売上を拡大する戦略をとっている。売上の回復は
マクロ経済と同様、比較的早そうだが、利益の回復は遅れがちで、
回復の過程はL字になるのではなかろうか。
投資家にとって最大の関心事は、“どのセクター、どの企業の
業績回復が早いのか”といった点であろう。そうした点に答える
ために、前期や今期第一四半期の業績で、好調であったセクター、
企業をピックアップするのも一つの方法である。しかし、
前期については、ずいぶん前の状況を示すだけである。第一四半期
の方がかなりましであるが、今度は特殊性のあるなしを細かく
判断しなければならない。
中国企業においては、業績が大きく変動する場合、予告を出す
必要がある。4月30日現在、496社が中間期の業績予告を発表
しているが、このうち業績好調の目立つセクターは、通信設備、
バイオ、電気設備、不動産、自動車、建材、繊維アパレル、
非鉄金属など。政策により需要が回復しつつあるセクター、
景気敏感セクターなどで今後業績好調が予想される。
もちろん、ここで上げたセクターが注目セクターとなる。ただし、
いくつか問題がある。株価がすでに業績好転を織り込んでいる
セクターとそうでないセクターがあること、このデータだけでは
業績好転がどれくらい続くかわからず、株価へのインパクトが
読めないことなどが問題である。その点については一つ一つ詳細な
分析を行う必要がある。通信設備、自動車、建材は業績回復をかなり
織り込んでいる。繊維アパレルは継続性に疑問がある。また、
非鉄金属は先物の動きに左右され読みにくい。銘柄をピックアップ
する際にはこうした点を十分考慮すべきであろう。
個人的には、風力発電、原子力発電関連など、環境がらみでもある
電気設備、出遅れ感のある不動産が“好み”である。
一方、業績予告において、悪化の顕著なセクターは鉄鋼である。
赤字、または大幅減益予想が目立つ。まともに考えれば買いたくない
だろう。しかし、景気が大きく回復するという前提に立てば、
鉄鋼セクターの業績回復は必至である。中長期投資であれば、株価の
それほど戻していない鉄鋼セクターに注目したい。
----------------------------------------------------------------------
2.お知らせ
【セミナーのお知らせ】
ビル一体型ソーラー発電設備の中国興業太陽能技術控股(750/HK)が
5月11日に来日IR――。興業太陽能の経営陣(社長、財務部長等)が
日本を訪問し、複数の機関投資家にプレゼンテーションを行います。
その際、個人投資家向けにセミナーが開催され、私が前半の部分で講演
いたします。なお、主催は亜州IR株式会社様です。
この機会に是非ご参加ください。尚、定員になり次第、
締切りとなりますので、お早めにご連絡ください。
日時: 5月11日(月)
19:00〜21:00 (開場18:30)
19:00〜19:30 第一部 株式投資セミナー(講師:田代尚機)
「中国株マーケットの動向:
年後半の値動きと注目銘柄」
19:40〜20:40 第二部 企業IRセミナー
(講師:興業太陽能の経営陣)
「中国のソーラー事情と中国興業太陽能技術の概要」
20:40〜21:00 第三部 質疑応答、その他
場所: 日本橋公会堂(第3、第4洋室)
中央区日本橋蛎殻町1-31-1 半蔵門線 水天宮前駅 徒歩3分
http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/horu/nihonbasikokaido/
定員: 先着100名(入場無料) 定員になり次第、
締め切らせていただきます。
申込: 住所、氏名、連絡先を明記のうえ sales@ashuir.com まで
(※お送りいただきました個人情報を第三者に提供することはございません)
【ベトナム不動産セミナー&視察ツアーのご案内】
アジアンバリュー社主催、日本アジア証券後援による「ベトナム不動産
セミナー(無料)」で、ベトナム経済を中心に世界、アジアの経済について
講演いたします。
中国と隣接するベトナムは、今後中国の発展によって大きな恩恵を受ける国
の一つであります。一方で、輸出主導型経済から内需主導型経済へと
構造転換を図る中国から輸出産業を大きくシフトさせることで、ベトナムは
成長を大きく加速させようとしております。
ポスト金融危機で大きく台頭するのはどこの国なのか。ベトナムの将来性
について、熱く語ってみたいと思います。
また、7月には視察ツアーが行われます。一度この目でベトナムの成長を
確かめてみようとお考えの方にはぜひともお勧めのツアーです。ちなみに、
私も同行する予定です。
詳細・お申し込みはこちらです。↓↓
http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/f7RWgBaEGt10_2681/090424002.html
■大阪会場
日時:2009年5月23日(土)
時間:14:00-16:00
会場:AP大阪
大阪市中央区北浜3-2-25 京阪淀屋橋ビル3F・4F
淀屋橋駅より徒歩約3分
新大阪駅より所要時間約13分
梅田駅より所要時間約6分
地図 http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/KE6k6AaEGt10_2681/090424004.html)
定員:約50名
■東京会場
日時:2009年5月24日(日)
時間:14:00-16:00
会場:全国町村会館
東京都千代田区永田町1-11-35
永田町駅3番出口より徒歩1分
赤坂見附駅より徒歩5分
地図 http://r26.smp.ne.jp/u/No/65274/akG80JaEGt10_2681/090424005.html)
定員:約50名
■セミナー内容(東京、大阪共通)
第1部
「ベトナム現地視察ツアー報告」
講師:アジアンバリュー代表 山野浩二氏
第2部
「ベトナム不動産」の魅力
講師:ユナイテッド投信投資顧問 代表取締役 増田雄輔氏
第3部
「なぜベトナム投資なのか」
講師:TS・チャイナ・リサーチ 田代尚機氏
★ベトナム投資視察ツアー
7月7日〜12日
【チャイナビ】
ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分〜5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。
---------------------------------------------------------------
中国株投資レッスン
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html
---------------------------------------------------------------


