中国株投資レッスン  RSSを登録する

TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/04/17

中国株投資レッスン

////////////////////////////////////////////////////////////////
                     2009年4月17日 第46号

          「中国株投資レッスン」

        TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
////////////////////////////////////////////////////////////////
          目次
          1.本土のコンセンサスは正確だ!?
          2.お知らせ

1. 本土のコンセンサスは正確だ!?
 本土のマスコミはとても親切である。15日付上海証券報には、第1四半期
の実質GDP成長率は6%強になるだろうといった記事が掲載されている。
マスコミは、4月に入り、盛んにエコノミストたちの予想を紹介、
市場コンセンサス作りに貢献している。

 大雑把に言えば、6〜6.5%が市場コンセンサスであったといえよう。
昨年の第4四半期は6.8%である。マスコミは景気回復を喧伝する一方で、
かなり弱気な予想をコンセンサスとすることに成功させている。

 これまでもそうだったが、今回もそうである。マスコミの作りだす
コンセンサスは大きく外れたことはない。共産党一党独裁体制下において、
マスコミは共産党の支配下にあり、発信する情報には政府の意思が強く
影響している。マスコミは、事前に、実際の数字を知らされていたのかも
しれない。真相はわからないが、とにかく、政府は“安定”が大好きだ。
社会や市場が不安定になるようなサプライズは必要ないのである。

 何もマスコミがエコノミストに“このぐらいの数字を出してね”とお願い
しているわけではない。マスコミが適切に予想していると考える
エコノミストの予想数値を紹介しているにすぎない。その点では、表面上、
不自然な感じはしない。あえて言えば、本土のエコノミストの方が、
海外よりも、いつも正確に予想しているといったことぐらいか。それも、
本土のエコノミストの方が、自国の経済について熟知しているだろうから、
当たり前であるといってしまえばそれまでかもしれない。

 第1四半期実質GDP成長率は6.1%。中国の統計では、ブレークダウン
された需要項目が発表されない。名目値の関連指標から判断するしかないが、
設備投資は絶好調、消費は安定、外需は大幅悪化といったところであろうか。

 第1四半期のGDPは依然減速傾向を示しているが、3月の月次統計を
みると、工業生産(付加価値ベース)はやや回復、設備投資は大きく回復、
消費はやや悪化、貿易収支は回復といった状況である。

 今回発表された統計は、市場の期待を裏切るものではなく、現在の景況感
通りであった。また、政府は、依然として、追加の景気対策に大きな含みを
持たせている。15日に開かれた国務院常務会議では追加の景気刺激策が
発表されるのではないかといった期待が広がったが、16日になって、
会議の内容が発表されている。

 発表原稿には、“今後、各部署は何を行うべきか”、といったことが記されて
いる。かいつまんで言えば、これまでに決まった投資プロジェクト、
“家電下郷”、“汽車下郷”、輸出促進策、農業政策、産業政策、
医薬衛生体制改革、民生プロジェクト、金融政策、財政収入の増加、支出の
削減などを着実に実行するといった内容である。はっきりと形にわかる
追加策は出ていないが、“4兆元”にこだわるのではなく、“政府は
やれることは何でもやる、そのために金は惜しまない”、といった感じである。

 もっとも、政府がコントロールできないものが一つある。それは
輸出である。長期にわたり輸出が低迷するようであればどうなるのか。
今年の成長率は8%を大きく下回ってしまうのだろうか。

 驚いたことに、この低い第1四半期GDP発表の後でも、2009年の
予想経済成長率は8%とするエコノミストがいる。8%は無理であるとしても
7%後半台はあるかもしれない。これが現在のコンセンサスであろう。

 そうなるとすれば、今後中国経済はどのように推移していくだろうか。
輸出低迷が続きそうな情勢下では、強烈な勢いで設備投資が増加すること、
これまで以上に消費が好調となることが必要である。“輸出がだめならその分
ほかを加速するまで”である。コンセンサスを達成するためには、手段を
選ばない。金融をどこまでも緩和させ、投資、消費を究極まで拡大させる・・・。
株価は既に大きく上がってしまったが、それでも、中国株は“買い”であろう。


----------------------------------------------------------------------
2.お知らせ
【セミナーのお知らせ】
 ビル一体型ソーラー発電設備の中国興業太陽能技術控股(750/HK)が
5月11日に来日IR――。興業太陽能の経営陣(社長、財務部長等)が
日本を訪問し、複数の機関投資家にプレゼンテーションを行います。

 その際、個人投資家向けにセミナーが開催され、私が前半で講演
いたします。なお、主催は亜州IR株式会社様です。

 この機会に是非ご参加ください。尚、定員になり次第、
締切りとなりますので、お早めにご連絡ください。

日時: 5月11日(月) 
   19:00〜21:00 (開場18:30)
      19:00〜19:30  第一部 株式投資セミナー(講師:田代尚機)
               「中国株マーケットの動向:
                    年後半の値動きと注目銘柄」
   19:40〜20:40  第二部 企業IRセミナー
               (講師:興業太陽能の経営陣)
               「中国のソーラー事情と
                    中国興業太陽能技術の概要」
   20:40〜21:00  第三部  質疑応答、その他

場所: 日本橋公会堂(第3、第4洋室)  
中央区日本橋蛎殻町1-31-1 半蔵門線 水天宮前駅 徒歩3分  
http://www.city.chuo.lg.jp/sisetugaido/horu/nihonbasikokaido/                         
定員: 先着100名(入場無料) 定員になり次第、
                     締め切らせていただきます。

申込: 住所、氏名、連絡先を明記のうえ sales@ashuir.com まで 	  
(※お送りいただきました個人情報を第三者に提供することはございません)

【チャイナビ】
 ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分〜5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。

---------------------------------------------------------------
  中国株投資レッスン
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
---------------------------------------------------------------


最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る