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TS・チャイナ・リサーチの田代尚機がお届けします。中国経済や中国株投資に関するエッセイを中心に、タイムリーな投資情報、投資戦略などをお伝えします。中国株投資で資産を大きく増やしたいと考える方はもちろん、ただ中国が好きだという方も大歓迎です。

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2009/03/13

中国株投資レッスン

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                     2009年3月13日 第41号

          「中国株投資レッスン」

        TS・チャイナ・リサーチ株式会社 田代尚機 発行
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          目次
          1. 中国の情報は信じられるのか?
          2.お知らせ
1.中国の情報は信じられるのか?
 前回、追加景気対策が誤報であったことについて述べたが、今回はその続編
である。

 実は、2月にも同様な事件があった。発言者は国務院常務委員会元副委員長
である成思危氏。現在の肩書は経済学者である。23日、各メディアが伝えた
ところによると、21日、成思危氏は学生への講義の中で、“不動産業は
国務院による10大産業調整振興政策における最後の1席を占めるだろう”と
発言したそうだ。

 不動産がこの政策の対象になるかどうかが最後まではっきりしなかったが、
このニュースが一斉に流れると、不動産株は軒並み急騰した。23日の主要
不動産銘柄(A株)の上昇率を示すと、万科企業4.65%、金融街4.62%、
陸家嘴3.98%など。不動産セクターは全面高となった。

 しかし、24日の大引け後、各メディアを通じて、“不動産はどうやら
10大産業の中には入らない”といったニュースが流れ、25日には、残っていた
2つの産業が非鉄金属と物流であることがはっきりすると、不動産セクターは
大きく売られた。

 日本人の感覚からいえば、これは“風説の流布”である。この顛末の
前後で、彼や彼の友人、親戚縁者などが、不動産株の短期売買をしていた
とすれば、大問題になるところである。そうでなくても、投資家から
損害賠償を請求されかねない事件である。

 実名、匿名を問わず、政府高官のこの手の“いい加減な話”は枚挙に
いとまがない。ここ数年で一番ひどい話だと思ったのは、“直通車”である。
2007年8月、人民銀行、銀行業監督管理委員会、外貨管理局、天津市などが
検討したという“中国人に香港株売買を解禁する”といった話。2007年8月
といえば、サブプライムショックで香港を含む世界中の株式市場が暴落した
時期である。

 なぜ、このタイミングで、政府内でほとんど話し合いが持たれた形跡もない
ような案件が、唐突にマスコミをにぎわしたのか。その後の混乱が
示すように、最初の時点では、単なるアイデアである。

 当時、中鉄、中国鉄建といった、政府がどうしても成功させたいと
考えている大型IPOが控えていた。これらを成功させるためには
香港株式市場を支えなければならない。そのためには・・・。うがった
見方かもしれないが、“株式市場は国有企業改革の出口である”といった
現状から考えれば、残念ながら政府を疑わざるを得ない。

 信じられないような政府高官の発言の軽さを紹介したが、やっかいなことに
国有企業の工場長(社長に匹敵)、責任を負うべき業務に関する公務員の
発言は、正反対にものすごく重い。

 国有企業の工場長は工場の計画に対して責任を負う。その年の生産量、
経営成績に対して一定の数字目標を示し、何があってもそれを達成しなければ
ならない。全精力を傾けて計画を達成しようとする点では、素晴らしいのだが、
計画が正しいとか間違っているとかの検討なしに結果だけを追い求めよう
とする欠点もある。

 上場企業が会社の業績見通しを出すことはない。それは発表した以上、
達成できなければ責任を取らされるからである。上場の際、主幹事証券からの
要請でどうしても業績見通しを出さなければならないケースがある。その際
出てくる数字は信じられないくらい低い数字である。つまり、絶対に達成
できるレベルの数字を予想として出してくるのである。

 中国と日本の発言に関する考え方はこれほど違う。中国の情報が世界の
株式市場に影響を与えるようなことがしばしば起きているが、まず、中国の
要人たちの発言にはこうした特徴があることを知るべきである。温家宝首相が
口に出したことは“絶対”である。あぶないのは責任のない元政府高官の
発言だ。


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2.お知らせ
【チャイナビ】
ユナイテッドワールド証券ホームページ上の中国株情報コーナー
「チャイナビ」を担当しています。チャイナビでは、映像で中国株情報を
お伝えします。時間は3分〜5分、毎週月曜日、水曜日に更新されます。

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  中国株投資レッスン
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000265585.html 
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