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2009/11/05

メールマガジン「NPO2050 メルマガ」第13号

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メールマガジン「NPO2050 メルマガ」
-----------------------------------第13号		2009年11月5日
 例年よりも早い初雪の便り、雪と紅葉とのコントラストを映した新聞写真に魅入ってし
まいました。私がフィールドにしている近くの荒川の土手からは富士山が見える季節となり
ました。
 13号はOKバジこと、垣見さんによるネパール便りでは、支援策としての適切な機器とは
何かという問題。吉田さんによる人口問題を考える上でのキーワード、P(人口)、T
(工業力)、A(豊かさ)についての2回目、そして関口さんによる事務局便りです。(梅村)
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1. ネパールの16年を振り返る~OKバジさんからの手紙(4)	垣見一雅	 
2.  2050はどこから?~P・T・A(2)		吉田昭彦
3. 事務局からのお知らせ
4. 編集後記
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1. ネパールの16年を振り返る~OKバジさんからの手紙(4)	垣見一雅
機器施設の問題
 機械を用いるプログラムは難しいことを、今まであちこちで教えられた。このブトゥケに
ミルが入り、周りの村々のために役立てたれるのはいつになるのだろうか。ないないづくし
のこのブトゥケ村、この10年少しずつ変化することができた。変化の原動力は、ほとんど
いつも村人たちの意識の変化にかかってきたように思う。彼らとの信頼関係が深まり、意欲を
燃やしてくれたプロジェクトは短時間にうまくいくものだ。もし我々がこの10年できたことが
あったとしたら、よちよち歩きの村にちょっと手を貸すことだったかもしれない。手を借りて
育ったのであって、育てたのではない気がする。なぜなら日本の目が四六時中見張って忠告を
与え続けていたわけではない。ちょっと手を貸しただけ、ほんのひととき共にしただけだから
だ。よく育ってくれたと、こちらから感謝したい気持ちだ。

 幼児教育が子どもたちに学ぶ喜びを教え、奨学金が高学年で学ぶ意欲を増し、ほとんど
全てに村の子どもたちは通学するようになった。直径63mm、長さ2,000mのパイプが野菜、
小麦を増産し、雨水を集める水タンクの設置で、朝夕の水汲みの労働の一部が軽減された。
15,000ルピーを投資したソーラーによる照明は夜の部屋を明るくしただけでなく、村人たち
の心も明るくし、村の将来に希望を見つけた。それがモデル村を作りたいという意欲に結び
ついたのだろうか。身分のことだけで精一杯だったブトゥケ村が他の村の村人たちのために
も役立つミル設置はもう遠くない。


2.  2050はどこから?~P・T・A(2)		吉田昭彦
 PTAについてさらに深めて考えることに致しましょう。人口が増えると穀物などの需要が
増加するのは分りやすいのですが、経済成長にともない私たちの暮らし向きが良くなります
と、食生活の内容も大きく変わり、穀物の消費が急増します。どうしてでしょうか。
 今の若い方々はお肉など、いつでも食べられるとお考えのようですが、東京でオリンピック
(1964年)が開かれた頃の大学の学生食堂のカレーライスには豚肉の塊が一つか二つほどしか
入ってはいませんでした。今では牛丼や焼肉が昼食で気軽に食べられるようになりましたが、
当時、お肉は貴重な食べ物だったのです。ちなみに、統計を調べてみますと、1965年おける
日本の一人当りの年間肉供給量は9.2kgでしたが、2005年にはなんと43.3kgへと増加しています。
その一方で、お米の消費は当時と比べ半分となりました。ご飯を食べない、つまり、伝統的な
ご飯と味噌汁を中心とした食事のあり方が大きく変わったのです。
 では、なぜ、豊かになり多くの人がお肉(ウシ、ブタ、トリ)を食べるようになると穀物の
消費が増加するのでしょうか。日本の場合、牛、豚、鶏は飼育されています。そのため、
飼育用のエサとして飼料が使われますが、その飼料の素材はトウモロコシ、大豆ミール
(油を絞ったあとのタンパク質が多く含まれた絞りかす)、小麦が使われます。皆さんが
お肉を多く食べるようになったため、日本では牛・豚・鳥の飼育に向けた飼料用穀物の需要が
増加し、穀物の輸入が急増したのです。その結果、日本の食糧自給率は大きく低下しました。
では、ウシ・ブタ・トリ1kgのお肉ではどのくらいの飼料用穀物が使われるかは次回に
致しましょう。

3. 事務局だより
1) 南インドスタディーツアー
2010年1月16日(土)~1月30日(土)に行われる南インドスタディーツアーの訪問先が
全て決定しました。主に訪問する都市は、トリバンドラムとバンガロールです。訪問先は
秀貧困撲滅ミッション、アジア農村開発研究所、ドリームアドリーム、少数民族保健活動、
最下層支援のREDS、そして困窮女性支援のVIMOCHANAです。通常の旅行では経験できない
スタディーツアーです。
また訪問先収容人数の関係で、参加募集人数を15名から10名に変更させていただきます。
参加申し込み締め切りは11月30日(月)です。皆さま、是非ご参加ください。
詳しくは2050ホームページをご覧下さい。www.npo2050.org

2) 10月度月例講演会
去る10月16日金曜日、港区立エコプラザにて定例の2050講演会が行われました。今回のテーマ
は「生きがい」、そして「高齢まで活躍した人、高齢になってから活躍した人」第2弾として
誰もがご存知のココ・シャネルの一生を取りあげました。
 生きがいは、人が持つ最大の生命力であり意志である、生命は全て前向きであり、生き
ようとするものであるとのこと。そして世界的に有名なココ・シャネルについて、幼い頃の
生い立ち、広い交友関係、社会で女性が活躍するために考えられた洋服のデザイン秘話など
など、普段なかなか知る事のできないシャネルの話が聞けました。
次回の講演会は11月27日(金)です。テーマは「生きがい2」、そして今も現役で活躍
されている女優・森光子さんについても様々な角度からお話をいただきます。お楽しみに。

3) 今月の予定  
	11月5日(木) 議員ワークショップ
	11月10日(火)~11月20日 フィリピン エリ蚕事業視察
	11月27日(金) 月例講演会 テーマ 「生きがい」 於: 港区立エコプラザ

4. 編集後記
 13号は連載記事と事務局便りのみとなりましたが、オーストラリア便りの果遊さんが、
次号には記事をよせていただけるはず。今号には間に合いませんでしたが、10月に実施された
植林ツアー報告もご期待ください。


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