2009/11/09
不眠について
不眠 何故、寝られないと感じるのか・・・。疲れているのに寝られないと感じるこ とは誰しもあると思います。 寝られないことと風邪が関係があるかもといえばビックリする人もいるかと思 いますが、どうもそのようです。風邪をひくと熱があがったりしますが、顔は 熱っぽいのに体温を測ると熱は平熱ということを経験したことがあると思いま す。 またそういう時は何となく身体がだるかったり、身体に違和感を感じていたり するので早く寝ようと思ってもなかなか寝付けないものです。 あくまでも私の見解ですが、こういう状態の時、熱が部分的にこもった状態に なっていると推測できます。熱は身体全体に起こる訳ではなく、頭や咽、鼻、 耳等々小さい範囲だけでも起こることも多々あります。顔だけが熱いとか頭の 左側だけ妙に熱っぽいというようなことがあり、手のひらで触ってみると左と 右の頭の温度が違っていたりすることがあるのです。 こういう場合、全体の熱を下げるような解熱剤を投与すると体調が悪くなった りします。部分的に熱をさげなくてはならないのです。そういう場合、保冷剤 を活用すると良い結果が得られることがあります。 特に耳の下後あたりに乳様突起という突起の周囲に熱がこもっている場合があ り、ここを軽く指先で叩くと右と左の感覚が違っていたり、痛みを感じたりす ることがあるのです。痛みの感じるところに保冷剤を置いて寝ていると気持ち 良くなって自然に寝付いてしまう場合があります。歯の痛みなんかも耳の前に ある顎関節部や喉仏の横などを部分的に冷やすと鎮痛していくことがあります。 全体を冷やすと冷たいと感じるのに熱のある部分を冷やした場合には冷たいと 感じないものです。 耳下あたりにこもる熱は、内頚静脈や内頸動脈が脳に入っていく手前になり、 その後には、乳突蜂巣といって海綿状骨(骨が巣を食ったような構造)のある ところで水分の影響や脳内の血の流れの影響をかなり受けるところだと考えら れます。ここは積極的に脳内の熱を排熱するところで、その形状から考えて 突起型をしているのではないかと推測できます。人間の身体も機械の一 部と考えるとき、構造の変化に注目しがちですが、何故このような突起がある のかと考えるべきで、エネルギー機関であれば、熱の出入りに注意をすると特 定の病態における症状の変化がよくわかるようになってくると思います。 熱はあるのに微熱で風邪症状だが、動こうと思えば動けるというような場合も 部分的にのみ熱がこもった状態だと思います。いわゆる過労死や慢性疲労症候 群などもこういう状態で起こっていたりするのだと私は考えています。そして 軽欝証と呼ばれている症状なども部分的な内熱疾患だと思います。器質的変化 はないのに熱が部分的にこもり、機能を失う(ここでは神経系の機能を失うこ とだと思います)ことで起こる症状と考えれば、非常に納得がいくと思います。 ただ、こういう場合に無理矢理、薬剤で神経の働きを変えようとすると内熱だ けが残り、正常な機能を失っていくのではないかと考えられるのです。 そんなことをするより、保冷剤で部分的に冷やしてあげることは非常に効果的 な方法だと思います。色んなパターンがあるので全ての人にそこだけを冷やせ ば良いとは思いませんが、構造的な排熱機構のある部分を丁寧に冷やすという ことはエネルギーを沢山使う脳内の強制冷却という意味からも効率の高い方法 だと私は考えています。 安眠までいかなくても部分的な内熱を排熱させるだけで神経の機能が正常化し、 体調が戻りやすくなり、最終的には自然な状態で安眠できるようになってくる のは間違いないでしょう。それに加え、足を保温することで、エネルギーを運 ぶ経路である血管系に負担をかけず、体温を維持しやすくなり、各組織の機能 を維持しやすくなり、免疫機能の正常化も起こる可能性があるということにな るのだと思います。 当たり前のことを当たり前にするということは、とても大事なことだと思いま す。単純ですがとっても重要なことなので、ちょっと体調が悪いと感じたら是 非試してみて下さい。 御薗治療院HP http://www.o-misono.com/



