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投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/26
  • 部数 207部
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2009/11/26

ロシア全土を汚職の巣にしたルシコフ・モスクワ市長の包囲網狭まる

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年11月26日 (木)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
(Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より

★ ロシア、世界経済危機は徐々に回復、2011年まで慎重視

クードリン財務相、11月25日、モスクワで開催の国際経済フォーラムで。

2010年の予算は原油価格を58ドルに設定して組んでいるが、
例え市場で70ドル台を回復していても、2011年まで世界経済は徐々に
しか回復しないと考えている、とのこと。

★ ロシア全土を汚職の巣にしたルシコフ・モスクワ市長の包囲網狭まる

野党「ロシア自由民主党」の党首ジリノーフスキー氏(下院副議長)は、
モスクワとモスクワ州を合併し、国務大臣の所管とする案を
TVインタビュー(11月17日)で披瀝。

TVインタビューではルシコフ市長を徹底的に罵倒。マフィアと手を組み、
汚職体質で国中を汚染。ロシアの発展を阻害している張本人。

ルシコフ市長は以前からジリノーフスキー氏に対し名誉毀損で
500万ルーブル(約1500万円)の賠償金を求めて告訴しているが、
今回、同氏は市長を逆告訴し、5000万ルーブル(約1億5000万円)
の賠償を求めており、泥仕合。

興味深いのは、このTVが準官営であること。クレムリンの影が感じられる。

これだけ露骨なルシコフ批判が公的電波で放映されることは注目される。
10月の統一地方選でモスクワ市議会議員選挙の度を越した選挙違反行為には
クレムリンも驚き?

これはルシコフ市長追い出しのチャンスと見たか、意図的に後任候補の
名前が流され始めている。

現在、副首相を務めているセルゲイ・ソビャーニン氏(51歳)
チュメニ油田の利権構造の中で生き抜いた元職工上がりの苦労人知事

そして、アレクセイ・アレクサンンドロフ氏(57歳)
レニングラード大学法学部出身でプーチン首相に近いが、
カルーガ州選出の上院議員。元内務省捜査官、レニングラード大学
刑法犯罪講座主任などをへて下院議員経験者。

一方、民主派のネムツォフ元第一副首相はルシコフ市長を
妻バトゥーリナ社長の不正蓄財幇助で裁判所に告発しており、
その裁判が今週?から開かれることになっており、大弁護団を結成して
ルシコフ市長の犯罪を暴露するキャンペーンを繰り拡げている。

流石の巨悪ルシコフ市長も狭められる包囲網をどう突破するか
関心は高まっている。

買収されるか裁判官?メドベージェフ大統領の力がどれ程か
知る良い機会に。

★ メドベージェフ大統領、運輸のインフラ整備は雇用対策の「良薬」

11月24日、兵器廠で2度大きな爆発事故が起きた西部地区の
ウリヤーノフスク市で大統領府国家会議を開催。
これは、同市内に建設されていた橋梁の完成式典への出席を兼ねたもので、
運輸問題の協議に絞られた会議だった模様。

1、次々に建設が進む橋梁工事に満足
2、国家発注(注:いわゆる公共事業)が雇用を生み出す良い例である
3、最新技術の応用と外国企業の経験に学ぶことは恥ではない
4、欧州の技術を導入できない理由がロシアの技術規格に原因が
  あるのであれば、ロシアの規格を欧州の規格に合わせることは
  検討の価値がある
5、道路建設費が天文学的である本当の理由が説得的でない。
  われわれは月に道路を建設している訳ではない。原因究明を
  法的手段に訴える必要があればそうする
6、道路などのインフラは建設がすべてではない。その後の管理と
  メンテナンンスが重要。この分野でも海外のノウハウに学ぶべし。
  長期契約が必要。
7、単独企業方式ではなく、コンソーシアム(共同体)方式が
  出来ないのは何故?法律が未整備なのか、
  それともビュロクラティズム(官僚主義)が邪魔をしているのか?
など。

席上、ロシア鉄道会社のヤクーニン社長は、12月11日に
モスクワーサンクト・ペテルブルグ間で開通する高速列車
「SAPSAN」号試乗に大統領を招待(時速250km?)。

大統領は、高速鉄道の重要性を認める。

★ ロシア、経済危機で盗難車減る

盗んでも捌くのが大変?2009年 7万台。2008年比 -6%。
しかも、その3分の2が安い国産車。

★ ロシア郵便公社、2010年3万3千人解雇予定、合理化と経費削減

★ ロシア、自動車優遇ローン、4銀行から34金融機関に拡大、工業商業省

★ 黒海湾岸道路建設、道のりは遠し、
  第34回「黒海経済共同体議会総会」(モスクワ)
(dailyonline.ru 11月23日)
参加国 12
アルバニア、アルメニア、アゼルバイジャン、、ブルガリア、ギリシャ、
グルジア、モルドバ、ロシア、ルーマニア、ウクライナ、トルコ、セルビア

協定の批准国 8  ロシアはまだ未承認。

★ チェチェン共和国、一部地区で「反テロ・オペレーション」再開

全面的に中止になっていた同措置、いよいよ反カディーロフ勢力が
盛り返してきているのか?

何れにせよ、カディーロフ大統領の豪腕政治が一定の成果を
上げている一方、ロシアの法体制の矛盾を拡大させる同大統領の存在は
クレムリンにとっても痛し痒し。

奇しくもアゼルバイジャンの首都バクーで、カディーロフ大統領の政敵が
暗殺された。トルコ情報。

ロシア国内であれ海外であれ、政敵を「暗殺」するための「秘密人員」が
いるのは公然の秘密。

★ ロシア国勢調査実施へ、2010年、予算確保
(dailyonline.ru  11月25日)

経済危機で危ぶまれていた数年振りの国勢調査、すでに20億ルーブル
(約60億円)が「国家統計委員会」に渡され、さらに105億ルーブル
(約315億円)の予算追加をプーチン首相が約束。

前回の国勢調査の実施は2002年。当時の人口 1億4527万人
2008年は 1億4200万人

調査項目で注意を引くのが、学歴調査(学士、修士、博士称号)や
外国語の習得。

外人さんには「住所異動歴調査」が関門?不法滞在の外国人労働者の
実態が把握できるかは疑問?

なにせ、賄賂が横行しているので。

★ 外資企業弁護士のロシア拘置所不審死、波紋呼ぶ政権高官の関与

セルゲイ・マグニーツキー氏(37歳)は外資企業
「エルミタージュ・キャピタル・マネージメント」社の法律顧問だったが、
2005年、同社が「スルグートネフチガス」社(巷間、プーチン首相の
利権企業と言われている)に触手を伸ばしたことが仇となり、
2007年、内務省モスクワ内務総局税務局の「査察?」を受ける。

その際に押収された書類と印鑑が悪用され、巨大な詐欺事件が起きる。
その結果、同社が関係したかのような偽書類を偽造した「闇の勢力」は
まんまと「超過納税金」540億ルーブル(約1620億円)の還付を受け、
トンずら。

ところが、この詐欺事件の主犯として「エルミタージュ」社が摘発を受け、
社長のウイリアム・ブラウダ-氏はビザを拒否され、営業が妨害された。

そして、同様の手口で「ルネサンス銀行」も被害にあっている。

いずれにせよ、「査察?」とは権力側の「窃盗行為」の序幕なだけに、
これに抵抗したマグニーツキー氏が拘置所をたらい回しにされ、
結果として「不審死」した事実は衝撃的である。

メドベージェフ大統領は「事実関係の究明」を発表したが、
それは「形式的なもの」と揶揄され、「悪いゴルバチョフ」
(ペレストロイカを中途で迷った)とまで言われているのは
悲しいことである。

ある民主派ジャーナリストが指摘したように、「金で裏取引」するために、
マスコミを動員しなかった経営陣に、「彼らとの取引が無意味であること」を
知ることになったと警告していた。

ホドルコフスキー氏を始め、多くの「収監者」が世間の注目を浴びている
おかげで、権力が「自制せざるを得ない」事例を挙げている。

一点突破、「ホドルコフスキー氏の恩赦」とか、あっと言わせる行動を
期待する向きが多くなっている。全般的な改革などできないと言うのが世論の大半。
具体的行動!

★ プーチン首相、年金制度の充実で一直線、国民の支持は続く

11月25日、モスクワで開催された「ロシア年金フォーラム」。

経済危機が勃発する前の2008年4月、年金改革政策を掲げた。
その後経済危機が襲ってきたが、後退することなく増額を実現した。

世界でロシアだけが年金の増額を実現している。予算はGDPの10%
国防費でさえ3%
2007年比 2.5倍  2010年には2009年比 46%増額
年金受給者層の貧困撲滅は重要政策。

8,000ルーブル(最低生活必要額)では十分でないが、
570万人の困窮者(特に、北部や極東)を救済し、
中央と地方の関係維持を図る。

12月の年金調整金支給では、「年金基金」窓口で行列を
作ることのないよう、追加人員を動員する。
年配者にこれ以上の苦労を掛けるわけにはいかない。

メドベージェフ大統領の年次教書について、
レバダ・センター(世論調査など)の最新のデータでは、
回答者の3分の2は「年次教書」を読んでいないか、知らない、
と言う結果に。

プーチン首相の哲学?には何かがある。メドべージェフ大統領の
理想主義はロシア国民の頭上を越えて、虚しく響く?

プーチン首相、「格言では、頭より高くは跳べない、と言うが、
優秀なスポーツ選手は2.40mも跳び越える。われわれも年金の
増額で頭を跳び越えることが出来た。・・・」

「舌」好調!
役者が一枚も二枚も上手!

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

メドベージェフ大統領は会議の席上で、机に腕を乗せ、マイクに「愚痴」を注ぎ込む。
会場は「大学ゼミ」の雰囲気。

国内の世情を考えれば理解できるし、同情したい。
しかし、「からげんき」、「法螺話」も国民を鼓舞することあり。

最近目に付く、「海外の成功例に学ぶ」、とか「ノウハウの積極的導入」、
「西側への不信感の一掃と歩み寄りとか」、やはり「思考転換」を
啓蒙しているのはじわじわと浸透していくはず。

頑張ってほしいです。若さが強み。

(署名偽造、印鑑偽造対策のアドバイス)

伊達政宗の謀反親書「花押」で秀吉を欺いた、「鶯の目」などは参考になるのでは。
日本人の小細工の切れは「見破れない」はず。
それが見破られるようなら、「敵も天晴れ」と諦められるし、この国の
将来も楽しくなる。

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