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投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/26
  • 部数 207部
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2009/11/05

中国エンジニアリングに駆逐される日本のプラントメーカー、丸紅、カザフスタンで敗退

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年11月5日 (木)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
(Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より

★ ロシア、海外メーカーの自動車組み立て方式、制限へ

経済発展省、工業商業省、財務省は優遇措置による海外生産部品の
組み立てによる数量を2万台に制限する方向で検討中?

乗用車 2万台  トラクター、トラック、特殊車両  5千台
2015年以降は、溶接、塗装工程をロシア国内で実行する
組み立て方式を強制する条件で海外メーカーと交渉中?

(ご確認下さい)

★ 「スターリンは断固認められない」、
                 メドベージェフ大統領の真意

EUから「ヒットラー、スターリン同罪論」を突きつけられて反発する
メドベージェフ大統領とプーチン首相。

ましてや、第2次大戦をはじめとするロシアの歴史を歪曲する
ことに対しては、罰則を科すと言う法案の準備を始めていた
「双頭政治」の一方のメドベージェフ大統領がさる10月30日、
「政治弾圧犠牲者の日」を記念して、自らのビデオ・ブログで
衝撃的なスターリン批判を繰り広げた。

国内外のマスコミがこのテーマを扱っている。

当方の考えでは、メドベージェフ大統領がプーチン首相に対し、
再び「挑戦状」を叩き付けたと見る。

理由はその発言内容の深さと過去の問題を直視し、現在ロシアが
直面する問題との関係に言及している点である。

発言内容を要約すると、

1、 若い世代はロシア史におけるこれほど大きな悲劇の一つに
  関して知識を持つと同時に、犠牲者に対して感情的共感を
  持つことが大事。

2、 1937年~1938年をピークにしたこのテロの広がりは
  想像を絶するものだった。

3、 この10月30日は、法の裁きもなく「人民の敵」と言う
  烙印を押され射殺され、収容所、流刑地に送られた数百万人の
  人々の運命に思いをいたす日である。この悲劇はあらゆる
  家族に及んだ。

4、 しかし、今でも、この大きな犠牲が何か高度な国家の目的に
  よって正当化されるとする意見を聞くことがある。

  私は確信する。いかなる発達した国でも、その国の成功、大志が
  人間の悲しみや損失によって達成することは出来ない。

  人命に替わりうる価値は存在しない。弾圧に正当化の道はない。

5、 しかし、スターリンの犯罪は、大祖国戦争(注:第2次世界大戦)で
  勝利した国民の偉業とロシアを強力な工業国に発達させ、工業、科学、
  文化のレベルを世界水準にまで高めた国民の偉業を卑しめることは
  出来ない。

6、 過去をあるがままに理解すること、これが成熟した国民の
   あり方である。

   無関心であろうとしたり、忘れ去ろうとすることを克服することは
   過去を知ること以上に重要である。われわれの問題はわれわれ以外
   解決することは出来ない。

7、 (注:これが一番重要)過去の複雑な歴史と矛盾を知ることなしには
  今日のロシアの多くの問題と困難の根幹を理解することは出来ない。

8、 そうでなければ、ロシアの伝統と宗教(注:ロシア正教会)に根ざした
 (1)法の尊重(2)人権の尊重(3)人間の尊厳の尊重(4)道徳の尊重を
  子供らに伝えることは出来ない。

このような激しい表現は驚きである。フルシチョフ第一書記のスターリン批判、
エリツィン大統領による共産党批判に並ぶ歴史的な発言と評価できる。

勿論、ソ連時代の反体制活動家(ソルジェニーツィン氏をはじめ)や
今日の「民主派」活動家の発言ならば、それほど新鮮さは感じないし、
社会的意味も違ってくる。

ところがである。長期政権化したプーチン首相の「保守」回帰が
目立ち出しているロシアで、「プーチンのマリオネット」と揶揄される
メドベージェフ大統領が、この時期、このような激しく、
かつ経済危機下にある今日のロシアの現状と将来にスターリンの影を
意識的にプロットさせた意図は何処にあるのか、
十分に分析する必要がある。

確かに、国民の多くが「ノンポリ化」しているように見える今日のロシアで、
このような発言がどれ程の意味を持つのかと「過小評価」する専門家も多い。

また、圧倒的な実力者プーチン首相がすべて、と言う見方をする向きには、
「遠吠え」と聞こえるかも知れない。

だが、プーチン首相の反応が聞こえてこないのが逆に不気味。

★ ロシア憲法31条「表現の自由」に因んだ「31日集会」、逮捕者50人

モスクワでは過激派左派・ボリシェビキ活動家リモーノフ氏(作家)、
「メドベジェフ・多数派」支持で民主派組織「統一国民戦線」の
カスパーロフ氏から排除され一躍有名になった女性活動家
マリーナ・リトビーノヴィチ女史などが身柄拘束。

次回の集会は12月31日予定。

★ 中国エンジニアリングに駆逐される日本のプラントメーカー、
  丸紅、カザフスタンで敗退

資源大国のカザフスタンではカスピ海沿岸のカシャガン油田を
はじめとする各油田の開発で外資が競い合っている。

カザフスタン国内の大規模石油精製工場の内、北西に位置する
アチラウ州アチラウ市内には豪奢なアメリカ村(サハリンと同じく
何処に行ってもアメリカ企業や欧州企業は家族を同行している)があり、
カザフスタンでは首都アスタナ、南の旧都アルマトイ(旧アルマータ)に
次いで発展する都市として不動産投資が盛んなところである。

早朝、コーランの大音響で目覚めるカスピ海沿岸都市、空港から
アチラウ市内までは草木の見られない原野が広がる。

降り立った空港周辺もまた荒涼とした原野。
途中、まさかのラクダの姿。

ロシア・沿ボルガ地帯から数百キロ南のこの地帯でラクダの姿とは、
驚くのみ。

市内からカスピ海沿岸まで延々と続くアッケシソウ(厚岸草、
学名Salicornia europaea)の群生は、対塩性植物であり、
かつ石油埋蔵の一つの指標と言うから、カスピ海油田の存在は納得がいく。

北海道オホーツク海の沿岸にも厚岸草が群生している。
サハリン海底油田から道東まで油田が続いているのであろう。

さて、そのアチラウ市内にある古ぼけた大規模石油化学プラント
「アチラウ石油精製工場」の近代化と改造の入札で、中国の
「シノペック・エンジニアリング」社に丸紅グループが
敗退したとのこと。

Liter.kz(10月30日)によれば、
カザフスタン最大企業の「カズムナイガス」(「カザフ石油ガス」の意味)
と中国・シノペック・エンジニアリングの間で、契約成立。

2013年から生産されるガソリン、軽油、化成品は中国向けで合意。

何故、競争入札に参加したアメリカ、日本の企業が破れたかについて、
「カズムナイガス」社の幹部は

1、 丸紅グループの提示価格が中国側の3倍であった。
2、 支払条件も中国の条件が有利
3、 製品の引き取り問題で、中国が自国市場での売却を保障
  (世界化成品市場の2分の一が中国)

現在、残り2つの国内大規模石油精製工場の入札準備が進行中とのこと。
シムケント石油精製工場(旧チムケンント)、パブロダール石油精製工場

中国側の横暴ぶりは「賄賂の大きさ」などで群を抜いていたが、
現在では、完全に価格と融資条件、製品引取りなどの条件で日本企業を
凌駕し始めているとすれば、
中央アジアに限らずその他の世界各地で中国は強敵になってしまった
現実がさらに頻繁にみられることになるだろう。

中央アジアにおける「中国脅威論」は「経済大国」の「頼りがい」の
前には「影が薄くなっている」のかも知れない。

★ ロシア、新年連休 10日間

ロシア労働省幹部によれば、通年どおり 1月1日~5日は
新年休み。

ところが2日と3日は土日なので、それを1月6日、1月8日に
それぞれ振り替え、1月7日はロシア正教のキリスト生誕日。
そして、1月9日(土)、1月10日(日)を加えて、
まさしく連休10日間。

生産調整にもなり、一息?それとも、・・・

★ ネムツォフ氏がルシコフ・モスクワ市長を告発、
  実業家の妻の不正蓄財で

1992年、前任者のポポフ市長の後任として市長に就任してから
既に17年の異常長期政権。

73歳の高齢ながら、この間、モスクワ行政を「汚職帝国」にまで
貶めた「能力」は健在。

プーチン首相の支えがあるのか、クレムリンも容喙を容れないほどの
「国家の中の国家」を築き上げた同市長。

何れにせよ、民主派活動家ネムツォフ氏(「連帯」幹部、エリツィン時代の
第一副首相)が市長の妻でロシアの大実業家エレーナ・バトゥーリナ社長
(「INTEKO」社など)の不正蓄財にルシコフ市長の権力乱用が
あったと告発。

その勇気に民主派野党から感嘆の声。陰ではクレムリンも歓迎?

★ ベルリンの壁崩壊20年と南北朝鮮統一を重ねて社説、朝鮮日報

朝鮮日報(11月4日、電子版)
【社説】ベルリンの壁崩壊が今韓半島で起こったら
http://www.chosunonline.com/news/20091104000013

★ イスラエルに移住の「ロシア系移民」(旧ソ連出身者)複雑な状況、
  毎日新聞の眼の付けどころに拍手

毎日新聞(電子版、11月1日付け)
「 旧ソ連からの「大波」-ある移民俳優の記憶
◇ 自由の意味求めて 新天地「ゼロから出発」

このテーマは興味深い。イスラエル人口の6分の一を占める彼らの存在は
イスラエルにとっても大きな意味がある。また、ロシアにとっても
イスラエルの存在がソ連時代とは異なる存在になっている裏には、
このような旧ソ連住民の存在がある。

(参考)
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/kokunai_link/kokunai_news.asp
毎日【ヤッフォ(イスラエル中部)前田英司 殿】

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
    文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

メドベージェフ大統領のスターリン批判には新鮮な驚きでした。
映像で見ると、表情も口調も非常に固く、決意の程を感じました。

ただ、真意が何処にあるのか。プーチン首相あてなのか、国民向けなのか、
民主派向けなのか?

(再掲)
講演会・討論会のお知らせ

主催 : すばる科学研究所
テーマ 「現代ロシアの政治経済情勢」2012年、
     プーチン首相返り咲きVSメドベージェフ大統領の執念

(参加費 無料)
(入場自由)
講師 吉尾 紘 氏 (ソ連留学、マスコミ経由、大学教員、現在フリー)
(形式)先ず、講師が30分位「自論」を紹介し、その後フロアーの
    参加者の皆さんと意見を交換する。
(日時) 2009年11月13日(金)午前10:00~11:30
(会場) 東京・文京区シビックシティー 2階会議室 (小ホール内)
(定員) 80人
(地図)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

住所  東京都文京区春日1-16-21    電話  03(3812)7111 
駐車場 利用時間 8:15~22:00 利用台数 130台
東京メトロ(丸の内)・(南北線)後楽園駅 徒歩1分
都営地下鉄(三田線)・(大江戸線)春日駅 徒歩1分
JR総武線水道橋駅 徒歩8分

(講演会背景) 同氏は当方の友人で、ロシア・ウォッチングを継続しておられます。
 ロシアの動向が世界情勢と中国・日本の関係にも大きな影響ありとの観点で、
 意見が一致しています。

会場は90人収容が可能ですが、万が一にも席が足りない時はご容赦下さい。
講師は有名人でもないので、大丈夫とは思いますが、念のために予告致しました。
ふるってご参加下さい。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
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