「現代ロシア政治・経済の展望」  RSSを登録する

投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/26
  • 部数 207部
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2009/10/30

中国保険市場に期待、三井住友海上

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年10月30日 (金)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
(Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より

★ プーチン首相、賃金未払い解決行脚で存在感
今年6月、レニングラード州の企業城下町「ピカリョーバ市」で
財閥デリパスカ氏に「賃金支払い」誓約書に有無を言わさず
サインさせたプーチン首相。
恐れていた通り、首相が登場しなければ「
賃金未払い」を恥じない経営者ばかりか、何と国庫からの補助金を
「隠していた」知事がいたのには驚き?

西の飛び地、カリーニングラード州知事、「KD航空」職員に
対する給与支払い用の資金を夏には国から送金されていたにも拘らず、
今週、プーチン首相から直接、「貴方のところには資金が国から
来ているはず」と言われたボオス知事、こんな知事は「解任」が
相当ですね。

それにしても、首相が全国を行脚して「トップの直接行政」では、
命がいくつあっても足りない。

マスコミの力を借りれば効率的なのだろうが、両刃の剣で、
まだその段階にあらず?
メドベージェフ大統領が「改革・改革」と「口だけ大統領」と
民主派から揶揄される中、このような「汗を流す指導者」は
ロシアでは受ける?

★ 相次ぐロシア「反独占庁」の存在感誇示

単なる形式的官庁ではなく、市場経済の競争原理を促進する役目を
果たし始めているのは歓迎。

メドベージェフ大統領、プーチン首相ともにこの点では意見が
一致しており、「反独占庁」による今回の巨大石油会社
「ロスネフチ」社にたいする罰金課金は見逃せない。

独占的「有利な条件」を悪用し、2009年前期、石油製品の
卸販売価格を吊り上げていたことに対する違反金。

日本円にして158億円。金はある。国庫赤字に干天慈雨?
仲裁裁判所では「反独占庁」の勝利続く。

石油・ガス大手のガスプロム、TNK・BPも制裁金を課されている。

★ その国営企業同士で嫌がらせ、ロスネフチ社もガスプロムを訴え

ガスプロムがロスネフチ社のガスをパイプラインに受け入れることを
制限し、損失を与えたとして、「反独占庁」がガスプロムを制裁。

ロスネフチ社は余剰ガスを已む無く空中燃焼放出し、環境保護法で
罰金を課されたこともガスプロムの責任と訴え。

(Vedomostj.ru参考)

★ ロシア政府、ロシア商品取引所の活発化策
(サンクト・ペテルブルグ市)、石油製品の取引量増量を命令

「反独占庁」は石油会社に対し、製品の15%以上を「原料取引所」で
売却する法案(経済発展省)を検討中とのこと。2010年より実施。

セーチン副首相もその必要性を指摘。現在、年初から現在までの
石油製品の市場規模は7500万トンだが、取引所経由では
1.5%に過ぎないとのこと。

狙いは、価格競争で値段を下げさせることと言う。
(コメルサント参考)

★ ロシア中銀、借り換え利率、遂に10%切る、9.5%に。
10月30日実施

10月26日現在、インフレ率は9.9%。中央銀行は金融機関が
市場に資金を供給し、実体経済の下支えに資することを期待。

★ ロシア、軍用周波数開放で国庫に若干の潤い狙う

セルゲイ・イワノフ副首相は軍が手放さない周波数帯を
GLONASS(ロシアのGPSシステム)に与えれば
10億ルーブル(約30億円)の収入に。

(dailyonline.ru)

★ ロシア・インターネット広告、TVに迫る

2009年1月~8月 実績
TV -22%  ラジオ -35%   新聞・雑誌 -44%  
街頭  -40%
ニューメディア? -22%   インターネット +6%  
市場? -30%

世界経済危機でも広告費が激減しているが、ロシアでも
インターネット以外は苦戦。

(dailyonline.ru)

★ メドベージェフ大統領、知事候補の提出期間短縮で
  地方議員の汚職防止?

これまでは地方議会の与党が任期切れ90日前までに知事候補者名を
大統領に提出。
ところが大統領府はこの期間を40日前までに短縮し、現役知事が
「動ける」期間に足枷を、と考えたらしい。

ところが、それは意味がないと言うのが一般的な見方。
(dailyonline.ru)

★ 「メドベージェフ・多数派」の形成で「改革」を
同大統領が発表した声明「ロシアよ、前進!」は、今後のロシアの
改革が国民の支持を受けて加速化するか、諦め気味の一般国民の
意識を覚醒させるかで、民主派の解釈も割れている。

民主派の女性活動家(カスパーロフ氏の「統一国民戦線」の
幹部マリーナ・リトビーノヴィッチ女史(先日メドベージェフ大統領の
政策を評価したことが原因で運動部長の役職から解任されている)と
「連帯」のミロフ氏(プーチン大統領政権でエネルギー省副大臣、
石油関係の専門家、ネムツォフ氏と連帯)が民主派
RTVi「エコー・モスクワ」で大論争。

マリーナさんが、「大事なことはメドベージェフ大統領ではなく、
改革を支持すること。彼の周りに結集することで、運動を盛り上げる。
民主派も言うだけでは駄目。集会も少人数しか集まらない・・・」

一方、ウラジーミル氏は、「幻想。1年半、言うだけで実行したもの無し。
政治改革を伴わない改革はありえない。
先頃の統一地方選の不正についても、概ね問題ないと言った。
まったく政治改革、言論の自由、集会の自由などを抜きにしての
改革はありえない。集会は警官の暴力を恐れ、嫌がらせを恐れ、
集まるはずがない。・・・」

番組の電話投票では、ミロフ氏に賛成が77%、 マリーナさんは23%
まー、このインターネットTVを見ている位の人間は「過激民主派」?

この「メドべージェフ・多数派」と言う言葉は、監獄から
ホドルコフスキー氏が、改革の成功には、官僚、実業界、インテリ、
一般国民の「300万人の積極的支持者」の形成が必要と提案した
ことから始まったらしいが、再確認してみて下さい。

★ カールスバーグ、ロシア市場から撤退の可能性、ビール税高騰なら
  (ドイチェベレ放送・電子版)

ラスムーセン社長、ドイチェベレ放送のインタビューで。
「10万人の職場が失われる。製缶、瓶製造業、運輸、レストラン、
酒屋、農業など」

リットル当たり3ルーブルが9ルーブルになる法案、
ロシア財務省発表(10月27日)。

(インターファックス)

アルコール退治はビールを悪役にしても解決しない。
その理由は、麻薬大国になってしまった今の状況の根本的解決が
必要では。

アフガンから中央アジア経由の麻薬流入と国際麻薬マフィアの摘発と
罰則強化など。

★ ロシア「工業城下町」、住民移動も、救えない工場閉鎖で

ナビウリーナ経済発展相、ファイナンシャル・タイムズ紙の
インタビューで。

国家の補助金だけでは救えない城下町が20はある。
民間の投資がなければ、失業者救済で住民を他の都市に受け入れる
対策を取らなければならない。

ソ連時代の都市別分業の矛盾が今になって最終幕として現れて来た。

★ カザフスタン、貿易促進のため規制緩和

行政手続きの簡素化で貿易に関わる中小企業の振興を目指す。
(liter.kz)

関連法42  政令 5  省令 77  通達 55
現在の輸出入手続き 348 (内 ライセンス 113)を
35%減らす。 

★ 原油価格下げで、急落のロシア株式市場、80ドル戻しでも
  戻り鈍し

久し振りに WTI 12月限が80ドルを切った途端、
どーんと落ちる。
NYに過敏に反応。(10月28日)

アメリカGDP3%で、80ドルに戻す(10月29日)。
しかし、ロシア株式市場は反発が弱い(10月29日)。

MICEX指数 1253.35 RTS指数 1368.77 (10月28日)
        1377.16       1291.99 (10月29日)

ガスプロム、ズベルバンクなど主要銘柄は軒並み 5%~7%の急落。
久し振りの乱高下?

10月29日、反発。それでも1%~4%。アメリカGDPプラス化を
織り込んでしまったとすれば、今後の上昇は弱い?

自己判断でお願い致します。

★ ロシア、大学願書、5大学、3学部に併願制限

大学統一国家試験の導入で併願が極端に増え、入試作業がパンクする大学が続出。
そこで、教育科学省は、併願を5大学、3学部に制限する予定。2010年より。
(dailyonline.ru 10月27日)

★ 中国保険市場に期待、三井住友海上

三井住友海上の南喜一郎会が「上海が世界経済回復の源泉に」と発言。

1、「人材不足」を克服
2、自動車保険の対外開放に期待

 「人民網日本語版」2009年10月23日
http://j.peopledaily.com.cn/94476/6792362.html


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

講演会・討論会のお知らせ

主催 : すばる科学研究所
テーマ 「現代ロシアの政治経済情勢」2012年、
   プーチン首相返り咲きVSメドベージェフ大統領の執念

(参加費 無料)
(入場自由)
講師 吉尾 紘 氏 (ソ連留学、マスコミ経由、大学教員、現在フリー)
(形式)先ず、講師が30分位「自論」を紹介し、
    その後フロアーの参加者の皆さんと意見を交換する。
(日時) 2009年11月13日(金)午前10:00~11:30
(会場) 東京・文京区シビックシティー 2階会議室 (小ホール内)
(地図)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

住所  東京都文京区春日1-16-21    電話  03(3812)7111 
駐車場 利用時間 8:15~22:00 利用台数 130台
東京メトロ(丸の内)・(南北線)後楽園駅 徒歩1分
都営地下鉄(三田線)・(大江戸線)春日駅 徒歩1分
JR総武線水道橋駅 徒歩8分

(講演会背景) 同氏は当方の友人で、ロシア・ウォッチングを
継続しておられます。
ロシアの動向が世界情勢と中国・日本の関係にも大きな影響ありとの
観点で、意見が一致しています。

会場は90人収容が可能ですが、万が一にも席が足りない時は
ご容赦下さい。
講師は有名人でもないので、大丈夫とは思いますが、念のために
予告致しました。

ふるってご参加下さい。

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