2009/10/25
住友商事、カザフ・アトムプロム公社、稀土類、レアメタルで合弁合意書?
★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★ 2009年10月 26日 ( 月 ) ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ (Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より ★ ロシア都市、起業最適地トップ10、モスクワは10位 世銀の発表 1、カザン市(タタールスタン共和国、イスラム教徒多し、 モスクワ 東833km) 2、トゥヴェリ市(トゥヴェリ洲、モスクワの北西隣接州) 3、ペトロザボーツク市(カレリア共和国、サンクトの北 450km、フィンランドと国境接する) 4、ロストフ・ナ・ドヌー市 (ロストフ州 モスクワ 南 1、122km) 5、トムスク市(西シベリア・トムスク洲) 6、イルクーツク市(東シベリア・イルクーツク州) 7、ペルミ市(ウラル地域、ペルミ州、 モスクワ南東 1、562km) 8、ヴォローネジ市 (ヴォロネジ州、 モスクワ南 536km) 9、サンクト・ペテルブルグ市 10、モスクワ市 起業手続き、会社登記、所有権登記、所有権移転登記などの 事務処理時間とその煩雑さなどを総合的に判断したものの ようである。 カザン市は経費が一番安かったが、登記手続きの短さでは西シベリアの トムスク市で、47日間、北の首都サンクト・ペテルブルグ市では その3倍の期間が必要だったとのこと。 モスクワは総合点で10位。 ただ、賄賂が効いて早いのか、事務効率性が高いのか、 規制緩和が実行されているからなのか不明。 賄賂「価格」はどの位か非公式「相場」表が出回ると 便利なのですが、それは期待できない? ★ GM、「ドイツ・オペル」社の売却はキャンセル? Der・Spiegel紙の孫引き (ドイチェベレ・電子版、10月23日) カナダ・オーストリア国籍Magna社とロシア最大手銀行 「ズベルバンク」(国営)に売却を検討していたGMは この交渉を中断する意向とのこと。 ★ 住友商事、カザフ・アトムプロム公社、稀土類、 レアメタルで合弁合意書? (Liter.kz 10月23日、電子版) 10月22日、首都アスタナ市で開かれた カザフスタン・日本経済協力委員会(?)の席上、 合意書交換。 しかし、その他の日本企業に対する先端技術(原子力関係)の 提供要請は、日本側の慎重な態度で決着付かず。 日本側の慎重な理由は、IAEA(国際原子力機関)による 「原子力平和利用5原則」の遵守を約するカザフ側の 同意書では不十分との判断があるとのこと。 ただ、外資に対する二重課税の回避や投資規制の廃止? 緩和と保護に関しても、他の国は十分と認めているカザフ側の 保証も日本側には不十分なのが理解できないとカザフ側の 関係者は不満の模様。 (注:どうも記事の文脈を読みきれないので、 ご自分でご確認下さい) ★ 日本車輸入制限だけではないロシアの外国車排除理由 中古車輸入関税の引き上げでは安心できず、交通規則で 右ハンドル車の排除を図るロシア政府。 実施は2010年9月1日から。 全国40都市で抗議行動。全国組織「FAR」 (自動車所有者ロシア連盟)によれば、抗議のリボンを 車につけて意思表示。 ウラジオでの集会はNHK特派員さんが現地から報告して いたが、意外と集会参加者が少ないように見えた。諦め? それと、自動車保有税が同時に2倍になるとのこと。 それではいやでも国産車に切り替えざるを得なくなる? ★ ロシア・ズベルバンクの純益、2009年、11分の一に? 2009年第1~3・四半期の純益が対前年比 11分の一に。 ただ、2010年は回復するとのこと。減益の原因は 貸し倒れが主因(インターファックス、ロイター)。 ★ 中国脅威論、ロシアの矛盾、「奴隷」労働で 成り立つ農業ほか モスクワ隣接州では農業現場に不法滞在の中国人、ベトナム人らが 安い労働力で酷使されており、取り締まりもイタチゴッコ。 その理由は、取り締まるべき行政(外人登録局、警察など)が 形式的摘発の後、雇用主から軽い罰金を徴収して即、 釈放するため、イタチゴッコ状態。 雇用主にも「奴隷」労働者にも「汚職公務員」にも 「損」のない制度が確立していることになる。 この辺の事情が「中国脅威論」の矛盾で、じわじわと中国人が ロシアに「浸透」し、人口希薄地帯のシベリア、極東は 国境が接しているだけ、問題は深刻。 ★ 日産、ロシアで「Bluebird Silphy」生産計画? ボルガ川河畔のロシア自動車産業の基地「トリアッチ市」に あるAvtoVaza社のラインを使い、年間7万台の生産を計画している とロシアのマスコミが報じた。 AvtoVaza社は倒産の危機にあり、労働者のデモが続く。 2~3日勤務で、5000ルーブル(約1万5千円)。 フル勤務時の4分の一に収入が減ったと言う労働者もいる。 プーチン首相にとっても最大の頭痛の種であり、 日産、ルノーの支援は是が非でも欲しいところ。 ★ ロシア会計検査院ステパーシン総裁、銀行の 公的資金流用に免許剥奪警告 2009年に投入された公的資金5兆ルーブル(約15兆円)の内、 実際に実体経済(企業などに)融資されたのは10~15%のみと 報告。民間金利は13%~20%と高止まり。 しかし、銀行免許の剥奪は検査院の権限外と批判されている。 中央銀行の所管権限。どうしてもFSB(国家保安庁)長官の 感覚が消えない? ★ 民主派カスパーロフ氏、メドベージェフ大統領との妥協許さず (ドイチェベレ、10月24日電子版) 「統一国民戦線」の幹部マリーナ・リトビーノヴィッチ女史を 運動部長の役職から解任。同女史がメドベージェフ大統領の 政策を評価したことが原因。 ★ ロシア、10ルーブル札廃止へ、硬貨発行開始 紙質の問題もあり、印刷代がかさみ、硬貨に切り替えることに なったとのこと。 中央銀行発表。 既に10月1日から10ルーブル硬貨が出回っており、 2010年からは10ルーブル紙幣の印刷は中止になるとのこと。 国民の不便は、 1、財布が重くなる 2、ATMで50ルーブル以上しか引き出せなくなる など。 ★ メドベージェフ大統領、統一地方選の不正、 今後の改善を約す 10月27日に予定されていた野党との会談を繰り上げて 24日(土)に与野党党首と会談。 表向きは11月に予定されている大統領年次教書に関する 意見交換。 しかし、準与党「ロシア正義党」も含め、与党「統一ロシア」以外は 今回の不正選挙への怒りを納め切れずにいたが、経済危機の中での 次年度予算審議を重視し、下院での審議拒否は引っ込め、 すでに審議に入っている。 このような「妥協」を受け、メドベージェフ大統領は野党側が 要求している今後の選挙実施の改善を約束し、木で鼻をくくった ようなプーチン首相の「裁判で争いなさい」発言と、 ニュアンスの異なる際立った対応を見せた。 ★ 日本経済、さらに「失われた10年」に、と指摘した 中国経済誌、民主政権の経済政策に疑問? 「国際金融報」を人民日報が引用紹介 やはり、外国から自国を観察分析してもらうと、 意外と明瞭になる典型。 1、経済対策無し 2、日本円上昇で波紋 3、ゼロ金利問題 4、銀行の不良債権が増大 (筆者はブルームバーグのコラムニスト、ウィリアム・ペセック氏) 「人民網日本語版」2009年10月22日 http://j.people.com.cn/94476/6791024.html ★ 反論する中国、中国経済は順調 中国経済の発展に対する3つの誤解を解く 国務院発展研究センターの盧中原副主任の説明。 新華社のウェブサイト「新華網」を人民日報が引用。 海外エコノミストの3つの誤解 1、消費の伸びペースが遅すぎる 反論:とんでもない。消費は大躍進 「中国は現在、消費の伸びのペースが遅いのではなく、投資の 伸びが消費の伸びを大幅に上回っている」だけだと説明。 2、投資が鉄道、道路、空港といったインフラ施設の建設に 偏りすぎている 反論: 4兆元(約50兆円)の投資が向かった先は社会保障住宅。 本質的に投資ではなく消費。 3、輸出に過度に依存している 反論:具体的数字で反論(人民日報を参照下さい) (例)成長率に対する輸出の貢献度は2.2-2.27% (URLは以下に貼り付けておきました) 日本が内需内需と言っていますが、 中国は投資、消費、輸出がバランス良くトロイカを形成していると、 既に「先輩」風を吹かせています。 見習うべし、ロシアも? 「人民網日本語版」2009年10月22日 http://j.peopledaily.com.cn/94476/6790857.html ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ 文責 ヨーゼフ・サハロフスキー お詫び 前号で、「クードリン第一副首相」と書きましたが、 ロシアのサイトを鵜呑みにして、「おかしいなー、 いつ格上げになったかなー」と疑問を抱きつつ、確認せずに 書いたのは誤記ではないだけに、恥ずかしいやら 申し訳ないやら・・・」 「副首相 兼 財務大臣」のままです。 WTI先物で80ドル、笑顔が隠せない正直者! それでも、58ドル想定でで2010年予算は 組んであるとのこと。 お許し下さい。 メドベージェフ大統領が24日の各政党党首会談で、 「先日の地方選、えーと、10月10日でしたか、 あー、11日でしたか・・・」と言っていたので、驚きと同時に、 一安心。お若いのに??? ■ このメールマガジン は『まぐまぐ!』を利用して 発行されています。 http://www.mag2.com/ ■ 無料購読の登録と解除は随時、画面上から出来ます。


