「現代ロシア政治・経済の展望」  RSSを登録する

投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/26
  • 部数 207部
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2009/10/25

住友商事、カザフ・アトムプロム公社、稀土類、レアメタルで合弁合意書?

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年10月 26日 ( 月 )
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
(Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より

★ ロシア都市、起業最適地トップ10、モスクワは10位

世銀の発表
1、カザン市(タタールスタン共和国、イスラム教徒多し、
  モスクワ 東833km)
2、トゥヴェリ市(トゥヴェリ洲、モスクワの北西隣接州)
3、ペトロザボーツク市(カレリア共和国、サンクトの北 
  450km、フィンランドと国境接する)
4、ロストフ・ナ・ドヌー市 (ロストフ州 
  モスクワ 南 1、122km)
5、トムスク市(西シベリア・トムスク洲)
6、イルクーツク市(東シベリア・イルクーツク州)
7、ペルミ市(ウラル地域、ペルミ州、
  モスクワ南東 1、562km)
8、ヴォローネジ市 (ヴォロネジ州、
  モスクワ南 536km)
9、サンクト・ペテルブルグ市
10、モスクワ市

起業手続き、会社登記、所有権登記、所有権移転登記などの
事務処理時間とその煩雑さなどを総合的に判断したものの
ようである。

カザン市は経費が一番安かったが、登記手続きの短さでは西シベリアの
トムスク市で、47日間、北の首都サンクト・ペテルブルグ市では
その3倍の期間が必要だったとのこと。

モスクワは総合点で10位。

ただ、賄賂が効いて早いのか、事務効率性が高いのか、
規制緩和が実行されているからなのか不明。

賄賂「価格」はどの位か非公式「相場」表が出回ると
便利なのですが、それは期待できない?

★ GM、「ドイツ・オペル」社の売却はキャンセル?

Der・Spiegel紙の孫引き
(ドイチェベレ・電子版、10月23日)

カナダ・オーストリア国籍Magna社とロシア最大手銀行
「ズベルバンク」(国営)に売却を検討していたGMは
この交渉を中断する意向とのこと。

★ 住友商事、カザフ・アトムプロム公社、稀土類、
  レアメタルで合弁合意書?

(Liter.kz 10月23日、電子版)
10月22日、首都アスタナ市で開かれた
カザフスタン・日本経済協力委員会(?)の席上、
合意書交換。

しかし、その他の日本企業に対する先端技術(原子力関係)の
提供要請は、日本側の慎重な態度で決着付かず。

日本側の慎重な理由は、IAEA(国際原子力機関)による
「原子力平和利用5原則」の遵守を約するカザフ側の
同意書では不十分との判断があるとのこと。

ただ、外資に対する二重課税の回避や投資規制の廃止?
緩和と保護に関しても、他の国は十分と認めているカザフ側の
保証も日本側には不十分なのが理解できないとカザフ側の
関係者は不満の模様。

(注:どうも記事の文脈を読みきれないので、
ご自分でご確認下さい)

★ 日本車輸入制限だけではないロシアの外国車排除理由

中古車輸入関税の引き上げでは安心できず、交通規則で
右ハンドル車の排除を図るロシア政府。
実施は2010年9月1日から。

全国40都市で抗議行動。全国組織「FAR」
(自動車所有者ロシア連盟)によれば、抗議のリボンを
車につけて意思表示。

ウラジオでの集会はNHK特派員さんが現地から報告して
いたが、意外と集会参加者が少ないように見えた。諦め?

それと、自動車保有税が同時に2倍になるとのこと。
それではいやでも国産車に切り替えざるを得なくなる?

★ ロシア・ズベルバンクの純益、2009年、11分の一に?

2009年第1~3・四半期の純益が対前年比 11分の一に。
ただ、2010年は回復するとのこと。減益の原因は
貸し倒れが主因(インターファックス、ロイター)。

★ 中国脅威論、ロシアの矛盾、「奴隷」労働で
  成り立つ農業ほか

モスクワ隣接州では農業現場に不法滞在の中国人、ベトナム人らが
安い労働力で酷使されており、取り締まりもイタチゴッコ。

その理由は、取り締まるべき行政(外人登録局、警察など)が
形式的摘発の後、雇用主から軽い罰金を徴収して即、
釈放するため、イタチゴッコ状態。

雇用主にも「奴隷」労働者にも「汚職公務員」にも
「損」のない制度が確立していることになる。

この辺の事情が「中国脅威論」の矛盾で、じわじわと中国人が
ロシアに「浸透」し、人口希薄地帯のシベリア、極東は
国境が接しているだけ、問題は深刻。

★ 日産、ロシアで「Bluebird Silphy」生産計画?

ボルガ川河畔のロシア自動車産業の基地「トリアッチ市」に
あるAvtoVaza社のラインを使い、年間7万台の生産を計画している
とロシアのマスコミが報じた。

AvtoVaza社は倒産の危機にあり、労働者のデモが続く。
2~3日勤務で、5000ルーブル(約1万5千円)。
フル勤務時の4分の一に収入が減ったと言う労働者もいる。

プーチン首相にとっても最大の頭痛の種であり、
日産、ルノーの支援は是が非でも欲しいところ。

★ ロシア会計検査院ステパーシン総裁、銀行の
  公的資金流用に免許剥奪警告

2009年に投入された公的資金5兆ルーブル(約15兆円)の内、
実際に実体経済(企業などに)融資されたのは10~15%のみと
報告。民間金利は13%~20%と高止まり。

しかし、銀行免許の剥奪は検査院の権限外と批判されている。
中央銀行の所管権限。どうしてもFSB(国家保安庁)長官の
感覚が消えない?

★ 民主派カスパーロフ氏、メドベージェフ大統領との妥協許さず
(ドイチェベレ、10月24日電子版)

「統一国民戦線」の幹部マリーナ・リトビーノヴィッチ女史を
運動部長の役職から解任。同女史がメドベージェフ大統領の
政策を評価したことが原因。

★ ロシア、10ルーブル札廃止へ、硬貨発行開始

紙質の問題もあり、印刷代がかさみ、硬貨に切り替えることに
なったとのこと。    中央銀行発表。

既に10月1日から10ルーブル硬貨が出回っており、
2010年からは10ルーブル紙幣の印刷は中止になるとのこと。

国民の不便は、
1、財布が重くなる
2、ATMで50ルーブル以上しか引き出せなくなる
など。

★ メドベージェフ大統領、統一地方選の不正、
  今後の改善を約す

10月27日に予定されていた野党との会談を繰り上げて
24日(土)に与野党党首と会談。

表向きは11月に予定されている大統領年次教書に関する
意見交換。

しかし、準与党「ロシア正義党」も含め、与党「統一ロシア」以外は
今回の不正選挙への怒りを納め切れずにいたが、経済危機の中での
次年度予算審議を重視し、下院での審議拒否は引っ込め、
すでに審議に入っている。

このような「妥協」を受け、メドベージェフ大統領は野党側が
要求している今後の選挙実施の改善を約束し、木で鼻をくくった
ようなプーチン首相の「裁判で争いなさい」発言と、
ニュアンスの異なる際立った対応を見せた。

★ 日本経済、さらに「失われた10年」に、と指摘した
  中国経済誌、民主政権の経済政策に疑問?

「国際金融報」を人民日報が引用紹介

やはり、外国から自国を観察分析してもらうと、
意外と明瞭になる典型。

1、経済対策無し
2、日本円上昇で波紋
3、ゼロ金利問題
4、銀行の不良債権が増大

 (筆者はブルームバーグのコラムニスト、ウィリアム・ペセック氏)

 「人民網日本語版」2009年10月22日
 http://j.people.com.cn/94476/6791024.html

★ 反論する中国、中国経済は順調

中国経済の発展に対する3つの誤解を解く

 国務院発展研究センターの盧中原副主任の説明。
 新華社のウェブサイト「新華網」を人民日報が引用。

海外エコノミストの3つの誤解

1、消費の伸びペースが遅すぎる 
  
反論:とんでもない。消費は大躍進

「中国は現在、消費の伸びのペースが遅いのではなく、投資の
 伸びが消費の伸びを大幅に上回っている」だけだと説明。

2、投資が鉄道、道路、空港といったインフラ施設の建設に
偏りすぎている

反論: 4兆元(約50兆円)の投資が向かった先は社会保障住宅。
本質的に投資ではなく消費。

3、輸出に過度に依存している

反論:具体的数字で反論(人民日報を参照下さい)

(例)成長率に対する輸出の貢献度は2.2-2.27%

(URLは以下に貼り付けておきました)

日本が内需内需と言っていますが、
中国は投資、消費、輸出がバランス良くトロイカを形成していると、
既に「先輩」風を吹かせています。

見習うべし、ロシアも?

 「人民網日本語版」2009年10月22日
http://j.peopledaily.com.cn/94476/6790857.html
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

お詫び 前号で、「クードリン第一副首相」と書きましたが、
ロシアのサイトを鵜呑みにして、「おかしいなー、
いつ格上げになったかなー」と疑問を抱きつつ、確認せずに
書いたのは誤記ではないだけに、恥ずかしいやら
申し訳ないやら・・・」
「副首相 兼 財務大臣」のままです。
WTI先物で80ドル、笑顔が隠せない正直者!
それでも、58ドル想定でで2010年予算は
組んであるとのこと。

お許し下さい。

メドベージェフ大統領が24日の各政党党首会談で、
「先日の地方選、えーと、10月10日でしたか、
あー、11日でしたか・・・」と言っていたので、驚きと同時に、
一安心。お若いのに???

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