「現代ロシア政治・経済の展望」  RSSを登録する

投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/26
  • 部数 207部
  • メルマガID 0000265174
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/10/08

ビール退治でアルコール対策になるか、ロシアのジレンマ

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年10月 8 日 ( 木 )
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
(Newsru.com)(HTV)(Vesti.ru)(ejru)他より

★ ボリショイ劇場、基礎部の修復工事終了

今後、内部改装と外部改装に入り、2011年10月2日、
大改装後初演は「ルスランとリュドミーラ」。
その後の予定は「眠れる森の美女」。

何れにせよ、工事に絡む大汚職事件が捜査中で、工期の大幅遅れと
予算の大膨張にメスが入る。

★ ロシア自民党ジリノフスキー党首(下院副議長)、
  ソ連時代の巨大施設は危険

世界最大級のサヤン・シュシェンスク水力発電所で水路に対する加圧で
機械室などの破壊で76人の犠牲者を出した事故は必然とみなす
専門家が多くなっている。

余りにも巨大で、その後のメンテナンスを軽視した結果、コンクリートの
劣化と無理な発電能力の最大化が矛盾となり、発電室への送水管に
過負荷がかかり、破裂したと言うのが中間報告のよう。

★ ロシアの最低賃金、連邦水準は4780 ルーブル(約1万4千円) 、
  ボローニン副大臣(保健省)

★ 在住ロシア・ドイツ人戦争捕虜とその後を研究、逮捕

ロシア南部アルハンゲルスク洲にあるポモルスク大学祖国史
学科長ミハイル・スプルーン教授らは「個人情報漏洩罪」で9月末、
身柄拘束。

★ 老朽化激しい黒海艦隊?

ある専門家の話し。最新艦艇で建造後19年。ほとんどが
30~40年経過?対潜哨戒艇「ケルチ」号は単独航海禁止。
速度は20ノットに限定(30ノット能力あるが)。

★ イスラエル外交官、モスクワ追放?

在モスクワのイスラエル外交官シムエル・ポリシューク氏は
FSB(ロシア連邦保安庁)の取調べと「忠告」に従い、9月下旬、
イスラエルに帰国。

このことが明らかになったのは、ズプコフ第一副首相の
イスラエル訪問が終了するまで、イスラエル当局の検閲が
あったためとのこと。

同外交官はモスクワにおいて「NATIV」(ロシア・CIS諸国・
バルト諸国在住ユダヤ人連絡事務所)を統括していたが、ロシア人に対し
(ユダヤ系および純粋のユダヤ人?)イスラエルへの「帰国」、
「出国」を働きかけていたことが、外交官の権限を越えるとFSBに
警告された模様。

従い、追放ではなく、任意出国となったとのこと。

この「NATIV」は1952年設立のイスラエル諜報機関のひとつで、
ソ連・東欧在住ユダヤ人の擁護団体だった。現在は諜報機関からは
外されているとのこと。

★ ビール退治でアルコール対策になるか、ロシアのジレンマ

中国、アメリカに次ぐビール消費大国ロシア。しかし、アルコールが
原因で死亡する人、年間50万人と言う報告(ロシア社会評議会・
準国家機関)に意を決したメドベージェフ大統領、「禁酒令」を
出したいのを我慢し、ビールの酒税を300%アップする法案作成を
産業商業省に指示。

アルコール濃度が40%のウォッカと違い、5~8%のビールは
「酒」とは言わないと考える多くのロシア人。どうしても昼から
ジュース代わりに飲んだりする連中がいる。平気で車を運転する。
死亡事故を起こす。

このような社会的雰囲気を酒税で退治できるかは疑問。ましてや、
市街の路上に林立する「キオスク」でのビール販売禁止が法案に
盛り込まれたことに対し、売り上げの40%をビールに頼る
このような零細企業に大打撃になる政策がはたして中小企業育成と
いう自論と矛盾しはしないかと揶揄する向きも多い。

(筆者注: ビールは80%が輸入品。ウォトカのシェアが
漸減の中、深読みできないこともない。
バルティカ・ビールは美味いのですが。)

★ ロシア退役軍人侮辱?でジャーナリスト攻撃と
  プーチン首相の自制心

ことの発端はモスクワの代表的大通り「レーニン通り23番地」
(32番地?)にある「ソビエツカヤ・ホテル」の前に
(道を挟んで反対側に)「レーニン通り32番地」(23番地?)
出店した「シャシリク」(串刺し焼肉)の店名が
「アンチ・ソビエツカヤ」だったため、その看板を巡り、論争に。

ジャーナリストのアレクサンドル・パドラーブネク氏がこれを題材に
「ウラジーミル・ドールギフ・モスクワ退役軍人同盟会長などが
果たしてソ連の真の愛国者か」と言うような主旨の記事を
載したことから、大きな社会問題に発展。

早速、クレムリンが育成してきた青年組織「ナーシ」(「我ら」)
が実力行使に出た。連日、このジャーナリストの自宅周辺に
ピケットを張り、傷病軍人を引き連れて抗議活動。

また、傷痍軍人たちに、「彼は軍人恩給の廃止まで言っている」
とか嘘情報を流し、同ジャーナリスに対する年配者の反発を
誘発しようとしたり、「生命の安全」に関す脅迫めいた発言や
「国を出よ」と言うようなスローガンを掲げて抗議活動を続けている。

この件に関し、与党「統一ロシア」の幹部からは
青年組織「ナーシ」の行動を支持する発言が続くと同時に、逆に、
過激な抗議活動の行き過ぎを批判したメドベージェフ大統領府
「市民社会基盤発展・人権促進協議会議長
エラ・ワシリーエフスカヤ女史に「謝罪」を求めるまで問題は
発展している。

同女史は、「退役軍人に対するパドラーブネク記者の発言は
問題だが、ソ連時代のように現在のロシアでも異なる意見に
対するこのような行動はロシアのイメージを損なう」と言ったに
過ぎないが、事態が収まる兆候はない。

身の危険を感じた同記者が出国済みと言う噂が流れていたが、
10月7日の「ポリトコーフスカヤ女史殺害3周年集会」に
同記者は出席、逃げも隠れもしないと語った模様。

今回の騒動の背景には、第二次大戦におけるロシアの役割に
関して、EC側が主張する「ヒットラー・スターリン同罪論」に
対する反発と経済危機がもたらしている社会的不満のエネルギーが
保守派傾向への原動力となっていることを物語っているようである。

ただ、有名な評論家ラジホフスキー氏が指摘しているように、
「スターリンのために軍人、兵士は戦ったのではなく、祖国の
ために戦ったのだと言うことを否定したり、全国民を
ソ連防衛イコール・スターリン体制擁護と割り切るのは
人間的要素を欠く考え」
(長い文章なので、勝手に要約して済みません)と言う
配慮に欠けた「過激」記事ではあった様な気がする。

しかし、個人的感情には差があるし、言論の自由が
最重要である限り、プーチン首相の「退役軍人を侮辱したもの
ではあるが、それに対する抗議は自制的でなければならない」と
青年組織「ナーシ」の動きに不快感を表明と報道されている
(作家たちを招待しての誕生パーティーで)。

昨日、10月7日はプーチン首相の57歳の誕生日。

★ 急回復のロシア金融市場、ルーブル急騰を抑える余裕

実体経済がまだまだ厳しいのは日本もアメリカも同じ。
ましてや産業構造のモノポリ性(資源依存かつ競争構造が単層、
産業種が少ない)のロシア経済はまだまだ苦難の道。

ところが、株式市場の金融株は完全に息を吹き返してきたようである。
ルーブルも中央銀行公定レートを超えて
市場では30ルーブルを切った。
MICEXでは29.8457/us$(10月7日)

10月7日のRTS指数(1287.37)と
MICEX指数(1226.17)は年初来高値近辺でもたもたしているが、
最大銀行「ズベルバンク」は62.28ルーブル(6ヶ月で131%の上昇)、
「VTB」(外国貿易銀行)株は0.0643ルーブル(場中高値)
(6ヶ月で91.84%の上昇、そしてこの1ヶ月だけで34.21%の上昇)。

何とか、市場の安定は見えてきたようである。勿論、相場は水物、
慎重もまた良し。

★ ポーランドにパトリオット・ミサイル配備で米・ポーランド合意

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

ロシアでスターリンの亡霊が消えるのはいつ?
人民服で登場した胡錦濤主席にはびっくりした。
やはり、そう簡単には国父「毛沢東」主席の影を断ち切れないでしょうね。

中国大都市圏の不動産価格上昇の鈍さ、気にすることなし?
内陸部に幾らでも投資の可能性が残っている。

ロシアの問題は人口の希薄地帯が大きすぎること。
一部の政治家が言うように、モスクワから地方に強制移住
(ソ連時代のような特典を与えて)させるのも現実的発想。

この経済危機で今でも特典があれば、案外「自由意志」で
移住者出るのでは。


■ このメールマガジン は『まぐまぐ!』を利用して
           発行されています。
           http://www.mag2.com/ 
        
■ 無料購読の登録と解除は随時、画面上から出来ます。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る