「現代ロシア政治・経済の展望」  RSSを登録する

投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/11/22
  • 部数 202部
  • メルマガID 0000265174
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/09/01

プーチン首相、第2次大戦開戦の「切っ掛け論」を否定、独ソ不可侵条約

★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年9月1日 (火)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

★ ロシア、製鉄、化学品の輸出価格上昇で歳入増へ

経済発展省副大臣アンドレイ・クレパチ氏によれば、2010年、
400億ルーブルの歳入増へ。
原油、天然ガスの価格上昇による歳入増の予想は研究中とのこと。

★ カザフスタン、既に経済危機脱出?

8月末のカザフスタン政府発表によれば、6月の
成長率1.4%(対前年同期比)。
予測では第3・四半期1.8%、第4・四半期2.0%。

カザフスタンは今年2月、思い切った国内通貨(テンゲ)
の切り下げを断行した。それまでの120テンゲ(対米$)
から150テンゲに。21.67%の切り下げ。

これによって天然資源、農産物の輸出が伸びたとのこと。

1991年12月の旧ソ連崩壊(解体)後、ロシアよりも
早く急進的な市場経済制度を導入し、一時は経済的困難を
極めたカザフスタンのナザルバーエフ大統領主導による
国家運営が、今回もまた、テンゲの大幅切り下げを決断し、
すでのその効果が現れているとすれば、
ロシアのルーブル価格の維持政策が疑問視されなくもない。

ただ、カザフスタンのテンゲ切り下げは、タイミングとして
世界経済の危機の底(3月)であった可能性があり、
その後の中国経済の復調による天然資源価格の上昇が
追い風となり、救われたことを見落としてはならないだろう。

いずれにせよ、ナザルバーエフ大統領の先見性は
衰えていない?

旧ソ連の構成国では、ロシアの成長率が2009年
前期ー15.4%、ウクライナがー20.3%(第1・四半期)、
―18%(第2・四半期)と経済が低迷している中では、
カザフスタンはアゼルバイジャン(2009年前期、3.6%)
と並び、優等生に(CIS統計委員会データ)。

★ プーチン首相、第2次大戦開戦の「切っ掛け論」を否定、
独ソ不可侵条約

70年前の1939年9月1日、ドイツの戦火がポーランドを襲う。
式典参加のためポーランドを訪問中のプーチン首相の記事を
ポーランド「GAZETA WYBORCZA」紙を掲載。

同首相は、「独ソ不可侵条約(注:1939年8月23日)が
ドイツによるポーランド侵攻のきっかけとなったと言うことはない。
勿論、道徳に反するものであったが。
・・・カチンの森事件(注:ポーランド将校が赤軍により
大量虐殺された)は犯罪的であった。しかし、1920年代
赤軍捕虜がポーランドで虐殺されている。・・・」と述べている
模様。

歴史の評価は難しい。
EUによるスターリンとヒットラーを同列評価する動きに
激しく反対するするロシア政府。なるほど、1920年代の
事件と相殺する考えがなりたつのであれば、1917年の
シベリア出兵に対する報復で、関東軍のシベリア抑留・強制労働も
正当化される?

何れにせよ、後ろ向きの歴史評価ではなく、ポーランド・ロシアの
「歴史認識共同研究委員会」のような「学問的」レベルの組織が
機能しているのは歓迎すべきこと。

ロシア国内調査(全ロ世論調査センター)のデータ(8月)では、
EUによるスターリン、ヒットラー同罪論に、53%の国民が反対、
11%が賛成と言う結果が出ている。
しかし、「外」(他人)からの批判に対する感情的反発から
このような数字になっているが、スターリン批判はもっと多いと言う。

★ スターリン賛歌のソ連国歌を地下鉄エントランスに、もめるモスクワ

モスクワの地下鉄「クールスカヤ・カリツォーバヤ
(クールスク・環状)駅」のエントランスの壁に「スターリンは
我らに国民と勤労に対する忠誠心を育み、勝利を鼓舞し・・・」が復活。

早速、民主派の抗議がルシコフ・モスクワ市長に殺到。
同駅の修復に携わった市役所責任者の処分を要求。

小さな出来事だが、市の責任者や職員の意識に油断があったのか、
それとも右傾化するプーチン、メドべージェフ両首脳の雰囲気が
無意識の内に伝わって、このような工事になったのか、
微妙な問題で、軽視できない事件。

★ 戦闘機スホイ27がまた墜落、しかもポーランド航空ショーで

モスクワの国際航空ショーでスホイ27機が空中衝突事故を
起こして日もない8月30日、
よりによってベロルーシがデモ飛行をしたが地上に激突。
イランが危惧するとおり、どこか
欠陥があるのかも。

★ ロシア内相、司法機関内の汚職に最後通告

ヌルガーリエフ内相はテレビインタビューで、高官、一般職員、
前線警官の職務違反の摘発を1ヶ月、集中的に実施すると
決意の程を披露。

組織ぐるみの地方もあり、この戦いは終わりが見えない。

★ ロシア憲法裁判所判事、
  フランス紙「EL PARIS」に告白

ロシアの裁判所は政権の顔色を伺い、もはや独立性の確保は無理。
しかも、保安機関の影響が増しているとのこと。どうする
メドベージェフ大統領。もし、この判事の身に何かが起きる
ようであれば、日頃の大統領の「司法改革、裁判所の独立性確立」は
疑問符付きに?

★ プーチン首相の詭弁、「グルジアを経済支援している」

何故なら、ロシアはIMFに基金を供出している。IMFは
グルジアに経済支援している。従い、その資金のなかにロシアの
お金が。・・・」

★ サヤン・シュシェンスク水力発電所事故の原因究明困難

ロシア技術監督局の責任者が語ったところによれば、
これだけオートメーション化された発電所で人為的な要因は
考えられないと言う。既に70人を超える犠牲者が
発見されており、これ以上の犠牲者はないと考えられる。

ただ、原因が送水管の異常水圧による「ウォーター・ハンマー」
はないことだけは断言されているだけに、逆にソ連時代に
建設された旧設備の老朽化の悲劇(大修理が十分に
行なわれていない)が繰り返されることのないように祈りたい。

原因究明には数ヶ月はかかるとのこと。

同発電所に対する支払い損害保険金「ROSNO」
負担200億ドル(ただし、世界各国の損保でリスク分散)。
ロシア史上最大。


★ ロシア経済、持ち直すとの予測、
メリルリンチ・チーフエコノミスト(モスクワ)

ユーリヤ・ツェリャーエフ女史の言。2010年、
世界経済は回復に。従い原油価格は上昇し、ルーブルは安定し、
対米ドルで26.7ルーブルにまでルーブル高になる。

一方、ロシア地方銀行協会会長アナトーリー・アクサコフ氏
(下院議員)はルーブルは下落すると予測。同氏は先頃、
ルーブルを40%切り上げべき、と主張し、中央銀行などから、
「寡占資本家や大手企業の利益駄弁」と批判されている
(NEWSRU.COM)

★ 米ドル紙幣はコカインまみれ、人民日報・
  電子番「人民網」(8月20日)

MIT・ダートマス校(マサチューセッツ州)の
中国系科学者ユエガン・ツオ博士の調査

米、カナダ、ブラジル、中国、日本の30都市で紙幣の
汚染度調査。
結果は、アメリカ人のコカイン売買で使用される
米ドル紙幣が大都市ほどコカインで汚染されているとのこと。
ただし、健康に被害が出るほどではないとのこと。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

米ドルを触ったら、手を洗わないと、「患者」に?
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

■ このメールマガジン は『まぐまぐ!』を利用して
           発行されています。
           発行システム:『まぐまぐ!』 
           http://www.mag2.com/ 
        
■ 無料購読の登録と解除は随時、画面上から出来ます。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る