2009/08/21
インドの武器購入費急増に異常反応の中国
★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
2009年8月21日 (金)
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★ 地対空ミサイルの売却でロシア、イスラエルとイランの相克
メドベージェフ大統領はロシアの南部保養地ソチ市を公式訪問して
いたイスラエルのペレス大統領に対し、「中東の軍事バランス」を
考慮し、イランへの「ゼニット・ミサイル・コンプレクス S-300」
(SA-20)の売却を中止すると述べた模様。
2007年末、イランはロシアと総額8億ドルの上る同ミサイル
「S-300」の購入契約を締結していたが、未だに納入は
されていなかった。
また、メドベージェフ大統領は6月にもイスラエルの
リーベルマン外相に対し、同ミサイルをイスラエルか第3国に
購入を打診していたとの報道がある。
同ミサイル・コンプレクスは射程120kmで100の標的を
同時に撃墜する能力があると言われている。
★ インドの武器購入費急増に異常反応の中国
国防費を急増させている点では中国に懸念を示す国が多い中、
インドとの国境地帯紛争問題が根本的に変化していない中国が
年間60億ドルの武器輸入大国になったインドに神経を尖らす
のは理解できる。
8月19日の人民日報電子版(人民網)は噛み付いた。
見出しが凄い。
「インドはなぜ狂ったように武器を購入するのか」
8月15日、インド南部のバンガロール空軍基地では、
ボーイング社のF-18E/F2、
ロッキード・マーティン社のF16C/D、フランスの
新型戦闘機ラファール、欧州4ヶ国共同のタイフーン、
スエーデンのJAS39グリペン等が売り込みの試験飛行を
繰り拡げたことにも苛立ち。
7月26日にはベンガル湾で国産初の原子力潜水艦が進水式。
総排水量6000トン。最大射程700kmの弾道ミサイルを
装備。総工費29億ドル。2011年には配備予定。
戦車も4000両を保有し、世界最大。
記事の結びが、テロ対策やパキスタンとの関係が背景に
ると冷静になっていたが、何としても見出しの、
「狂ったように・・・」には「危機感」が漂っている。
2020年にはインドに人口で抜かれ、GDPでも追い上げる
インドに対する警戒心は他の国とは異次元で切実?
★ サヤン・シュシェンスク水力発電所事故に見る
ソ連時代の負の遺産
1960年代、大規模発電所を集中建設したシベリア地区の
水力発電所の安全性に問題が出てきているとすれば、
チュルノブイリ原発の悲劇の教訓を思い出さなければならない。
そのような危惧の表れか、プーチン首相は本日(8月21日)、
現地入り。直接、事故の原因究明と対策を指揮するとのこと。
同首相は、ロシアの国家戦略インフラの緊急再点検を実施する
ように指示。エネルギー関連施設、鉄道、道路管理なども含め、
技術的な問題もあるが、重要なことは関係責任者の意識の問題、
安全性の点検の緩慢さ、労働者の規律の問題などがあると述べた。
現地では大河エニセイ川への油拡散を防ぐための対策が実施中。
また、破壊された機械室(余りにも広大)に流れ込んだ
水13万トンの排水には相当の時間がかかると見られる。
★ ロシア航空機ショー「MAX-2009」は低調、
イランのロシア製航空機購入禁止が水を差す?
モスクワ郊外のジューコフ空軍基地で開催されている
「MAX-2009」には34ヶ国、700社が参加。
しかし、開幕して直ぐに起きたスホイ27機同士の空中接触事故。
時期悪く、友好国?イランが中古のロシア製航空機の購入および
リース契約の禁止を発表。8月16日から実施。
7月15日、「カスピアン・エアライン」機が墜落事故で168人の
犠牲者を出して日もない7月24日、「アリア・ツアー」機が
滑走路からビルに激突し、死者17人を出す。
イラン議会は7月29日、ロシア製航空機のリース、
輸入禁止を提案。そして、今回の実施となった。
プーチン首相は開会式に出席したが、国内航空機メーカーの
「統合航空機製造」(OAK)社の経営者を批判。
「経済危機も原因ではあるが、経営危機の救済のため国家が
注入した1190-1200億ルーブル(約3700億円)の
返済にあたり、経営者は非効率的経営と生産性の低さを
克服すべし」と注文を付ける。それが原因で、契約の破棄が
続発しているとのこと。
また、「市場経済であること」を忘れてはならない、とも苦言を
呈した。つまり、これ以上の国家支援を期待してはならないと
言うこと。
しかし、ロシア国防省は国産戦闘機の買い付けを決定。
スホイ 35C 48機
スホイ 27SM 12機
スホイ 30 4機
総額 800億ルーブル(約 2500億円)
2015年までに
スホイ 35 の他、ミグ35を24機購入予定。
2015年~2020年 購入予定
スホイ35 24機
ミグ35 48機
★ ロシアの巨大国営企業「ロステクノロジー」社、
新航空会社「ロスアビア」設立に
チェーメゾフ会長がTVインタビューで語る。
就航は2011年予定。アエロフロート社への挑戦?
この国営コングロマリット「ロステクノロジー」社は傘下に
「ロスナノテクノロジー」なども含め、余りにも多くの
企業の支配を強め、批判の対象になっている。
しかし、チェーメゾフ会長がプーチン首相の東ドイツ駐在中
(KGB将校時代、1985年~1990年)の友人
(イルクーツク希少・非鉄金属化学研究所付属実験工業公団
「ルーチ」・「光」の意、のドレスデン駐在員、
KGBの隠し蓑の可能性大)であるため、抑制が
効かなくなっているようである。
★ 民主改革派政党「ヤーブロコ」の署名活動を妨害
赤の広場やプーシキン広場での署名活動中、拘束。
口実は「煽動罪」、「警官の職務を妨害」など。
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文責 ヨーゼフ・サハロフスキー
中国景気の再浮揚のミニバブルは今後、崩壊なのか
微調整なのか気になるところですね。
そろそろ中国にばかり期待の負担をかけず、
各国が知恵を出すべし。
また、金子勝先生が「ほーら、見たことか」と
「はしゃぐ」姿を見たくないですね。
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