「現代ロシア政治・経済の展望」  RSSを登録する

投げ出すか粘るかメドベージェフ大統領!プーチン首相、完全に官僚、財界掌握で2012年大統領返り咲き確実に!経済危機はプーチン政権に変革をもたらすことなく、他力(中国・インド他)と金融努力で脱出。国営企業の株式公開で第2次民営化の波!保守派(既得権益死守派)と改革派(国益拡大と私益の機会公平拡大派)のせめぎあい活発化。プーチン前大統領の功罪も歴史的必然。急がば回れ、「民主化」こそ、救国の道!

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/12/23
  • 部数 218部
  • メルマガID 0000265174
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2009/06/26

熱い夏、ロシア再び対グルジア戦争の賭け、騒がしい南オセチア国境線

   

     ★☆★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★☆★
     2009年6月26日 (金)

     *****************************

     ★ 熱い夏、対グルジア戦争の賭け、騒がしい南オセチア国境線

     丁度1年前の今頃、ロシア軍の演習口実で集結した戦車、装甲車部隊の
     居残りと挑発攻撃に過剰反応したサアカシビリ大統領は8月8日、
     ロシア軍に反撃。しかし、南オセチアとアプハジアはロシアの支配下に
     入る。

     今、何故かロシアでは7月6日、再びロシア軍がグルジアに対し戦火を
     開くと言う説が出回っている。

     オバマ大統領が7月6日〜8日、モスクワを訪問するその時期に、
     ロシア軍(一部は南オセチア兵)が首都トビリシを目指して進軍すると
     言うシナリオには些か信じがたいものがある。

     しかし、事実は事実。6月29日から7月6日まで軍事演習
    「コーカサス 2009」が実施される予定。そして、兵力8500人、
     戦車200両、装甲車450両が現地に集結。

     ある民主派評論家は、出陣地は昨年8月の戦闘後もロシア軍が居座り
     続けるアハルゴリ地区で、首都トビリシまで30km、軍用車両が
     約1時間で到着可能な位置にあると言う。

     根拠として、もしグルジアの冒険主義を非難するのであれば、国連監視団
     の存在に拒否権を発動した意味が不明になると言うのだが、6月30日、
     完全に監視団が引き上げた後、情報は両国の主観的報道合戦になり、
     一触即発の危険は否定できない。

     気になるのは、経済危機で国民の不満が高まるロシアで、昨年の「大勝利」
     に酔った国民の「大国」被害者意識の慰撫を求めて、2頭政治の双方が
    「賭け」に出ないか、と言う一点のみである。

     まさか、とは思う。

     グルジア侵攻を強行すれば、完全にロシア市場から外資は引き上げる。
     経済ダメージは計り知れない。そのような冒険主義者ではないと信ずるが
     ゆえに、このような「7月6日紛争勃発説」が出回る根拠から目を
     離せない。

     因みに、ウクライナへのガス供給停止などで被害を受けたEUでは、
     ロシアからのガス輸入シェアが31%から16%に激減している。

     誤れる国威発揚と経済の地盤沈下のバランスを考えると、アフメドネジャド
   大統領、チャベス大統領らと運命を共にする「国」にするのか、岐路に
     立っているような気がしないでもない。

     ★ ロシア中銀総裁、ルーブルの買い支えはより柔軟に。

     今週、下院「金融市場委員会」で、今後は可能な限り自由相場制に移行
     したいとセルゲイ・イグナチィエフ総裁は述べた。

     そのための準備期間として2年間を考えているとのこと。

     また、銀行融資の国家保証は市場への通貨供給に不安が出てきているため、
     年末からではなく、6月〜8月中に実施する方向で検討していると述べた。

     国家統計局によれば、年初からのインフレ率は7.1%。

     ★ ロシア極東、日本車輸入、10分の一に

     中古車輸入関税3倍化の煽りをうけ、昨年比で激減。18,000台に
     過ぎず。関税収入も7分の一に。35億ルーブル(約100億円)。

     ★ 「トランスネフチ」社、東シベリアパイプラインの中国向け枝線、
      アムール川沿岸に作業基地完成

     アムール川をはさんで中国沿岸まで渡るパイプライン建設は中国人労働者
     と機材で実施。また、「ズベルバンク」(ロシア最大の民間銀行)への
     返済には「中国発展銀行」からの融資を当てる予定とのこと。ロシアは
     金利が高すぎる。

     序でに、先日の対中国長期石油輸出契約(BRICs会議後の胡錦濤主席
     モスクワ訪問時)100億ドルはロシアにとって不利な条件でなされたと
     いう批判が出ている。

     20年間にわたる3億トンの石油輸出契約が一バレル当たり平均57ドル
     換算とのこと。


     ★ ロシア・ベロルーシ・カザフスタン関税同盟の挫折、WTO加盟は
        急がずのやせ我慢

     WTOへの加盟を必死に志向していたロシアもカザフスタンもサブプラ
     ショックの後遺症が癒えない現在、1歩後退。戦術を「域内」(と言っても
     カザフスタンとベロルーシのみ)関税制度の統一で何とか物流の効率化を
     図ることにした矢先、降って湧いた「ベロルーシ・ミルク戦争」。

     ルカシェンコ大統領の非民主的独裁体質を批判しつつも、南オセチア、
     アプハジア共和国の独立を承認しない同大統領に痺れを切らして、
     経済支援の紐を締めた付けが、とんだところに現れた。

     関税、輸送運賃などの同一タリフ、税関検査の廃止などができないため、
     これまでどおりの遅れた物流システムで経済発展の阻害条件を残すことに
     なる。

     ★ 基軸通貨は米ドル変わらず、クードリン財務長官

     メドベージェフ大統領やプーチン首相が経済危機の犯人としてアメリカを
     眼の仇にして、しきりに新「国際基軸通貨」の実現を声高に叫んでいるが、
     副首相兼任のクードリン財務相はTV局のインタビューに対し、
    「ここ10年間は米ドルが基軸通貨であることに変化はない。それほど
     国際経済でのドルの位置は確立している。その他、ユーロと円が決済通貨
     として存在している。しかし、10年後、中国経済がさらに自由化され、
     元が強くなれば事情は変わってくる」と述べた。

     もう、「恐れるものなし」の経済通の勇気ある発言。
     また、メドーベジェフ大統領がへそ曲げる?

     ★ ルシコフ・モスクワ市長、プーチン首相の脅しに白旗

     モスクワの無法地帯として有名なモスクワ最大のバザール
     (屋外コンテナ店舗街)「チェルケーソフ」市場の閉鎖が決まった。
     234haと言うから凄い空間が出来る。

     跡地利用を巡ってプーチン首相の大学同窓生イリン氏(流通大手)の
     利権の噂も。

     アゼルバイジャン出身の富豪テリマン・イスマイロフ氏が闇経済の拠点と
     してきたこの市場、、後ろ盾と噂されていたルシコフ市長、プーチン首相
     の「監獄送り」発言に降参? 年内の閉鎖を発表した。


     当のイスマイロフ氏は最高級ホテルを建設したトルコに亡命?のため、
     既に市民権取得に動いていると言うが、そのトルコで、ホテル建設時に
     違法な手続きがあったと現地当局が動いていると言うから、一難去って
     また一難?
 
     ★ アスタナ(カザフスタン首都)に88階建てビル、
        「アブダビ・プラザ」建設へ

     2014年完成。世界14位の高層ビル。敷地には4星ホテル、
     ビジネスセンター、マンション群が建設されるという。
     総工費 10億ドル。当然、アブダビ資本。

    ****************************

    ちょっと気になるプーチン首相の早口、行動の活発化。 
    最近のプーチン首相、TV放映が分っているにも拘わらず、
       閣議やその他の会合で、結構早口が目立つ。国内各地を飛び回っている。
       その行動力は立派なのだが、今週、閣議の途中に、突然、
      「スーパーマーケット」視察を言い出し、周囲を慌てさせる。

      「ホワイトハウス」から直ぐ近くに幾らでも「スーパーマーケット」が
      あるにも拘らず、わざわざ、遠くの店まで行ったようである。車はバン。

      店内を15分間で見て周り、支配人に、「もっと買い手の収入減を
      考えた値段にしたら」とにっこり「圧力」。勿論、支配人は同意。
      それにしても、「価格表」を持参していたあたりは、プーチン流の
     「国民向け」ポーズが見え見え。

      どこかの国の首相もやたら文法無視の早口。ストレスのなせる業で
      なければよいが。

                文責    ヨーゼフ・サハロフスキー

      〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

      ■ このメールマガジン は『まぐまぐ!』を利用して
           発行されています。
           発行システム:『まぐまぐ!』 
           http://www.mag2.com/ 
      
       ■ 無料購読の登録と解除は随時、画面上から出来ます。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る