2009/04/23
ロシア政府、中小企業の育成、救済、本格化
★★ 「現代ロシア政治・経済の展望」 ★★
(2009年4月23日)(木)
★ ロシア政府、中小企業の育成、救済、本格化
4月22日、モスクワで「全ロシア・中小企業フォーラム」開催。
プーチン首相、シュヴァーロフ第一副首相、ルシコフ・モスクワ市長
らが発言。大規模な「金融支援」、「規制緩和」、「減税」などの
緊急政策を打ち出す。
プーチン首相は中小企業への減税措置の実行と銀行による貸し渋りを
是正すると公約。
課税最低額を、これまでの売り上げ3千万ルーブル(約9千万円強)
以下から今後(5月1日以降?)6千万ルーブル(約1億8千万円強)
以下に引き上げる。
また、中央銀行を通して民間銀行に融資された資金が確実に企業や個人
に行く届いているかの管理を徹底化する(シュヴァーロフ第一副首相)。
国家予算による発注の20%を中小企業に割り当てる。
同席したルシコフ・モスクワ市長も興奮冷めやらない口調で、「今回の
中小企業フォーラムは画期的。プーチン首相の発言は大変意義深い。
約250万人が中小企業で働いており、家族を合わせると750万人が
それで生活しているモスクワ市としても、中小企業支援策を強化する。
国と同様に、モスクワ市予算からの民間発注枠の20%を中小企業に
割りふる。オフィス賃貸料金を8割程度補助する。行政による過干渉や
審査の不当行為に対しては、「緊急苦情受付機関」を設置し、指導を
強化する。・・・」と全面支援を公約。
そして、プーチン首相は翌日、個人や企業に対する金利緩和策を発表。
中央銀行の公定金利13%に対し、民間銀行が実施している現行金利は
高過ぎ、16%以下にするよう指導するとのこと。
まことに結構な緊急措置で、下部機関がこれらの決定を確実に実行する
ことを祈りたい。
プーチン首相にも国民の率直な声が聞こえている証と期待したい。
参考までに、以下に、メドヴェージェフ大統領のブログに書き込まれた
一市民の書き込みを引用して見る。これは、ロシアにおいて中小企業を
起こす事が、如何に大変であるかを如実に物語るもである。
勿論、日本もまた、他人を批判できるほど行政や金融機関が立派とは
言えないのだが、参考にはなる(無断引用で、大統領府からクレームが
付かないように、本質だけを抽出しました)。
(要約)
2009年4月18日
尊敬するドミトリー・アナトーリエヴィッチ
(メドヴェージェフ氏のこと) 殿
貴殿は個人私企業について語っておられますが、私の経験を
お話します。
(以下、要点のみ)
私には大金持ちのスポンサーはいません。私自身も余裕資金は
持っていません。銀行家の友人もおりません。
会社を立上げ、「ズベルバンク」(注:ロシア最大の民間銀行。
(実態は国営) に行きました。融資条件は驚くべきものでした。
百万ルーブル(約300万円強)の融資が可能。但し、年間金利は
20%。保証人が必要。住宅の担保差出し(家族全員の所有権)。
それは良しとします。ところが、「ズベルバンク」のHPサイトには、
初回支払いは融資の翌月からで、6ヶ月分、元本分と金利合わせて、
10万ルーブル(約30万円強)。と言うことは、4月20日に
融資を受けたら、5月20日には、10万ルーブルを返却し
なければならない、と言うことです。
私はこの間、商品製造とその販売が必要で、1ヶ月で、どうやって
こんなことが可能でしょうか?
私は自分のために頑張りたいのであって、何も銀行のために骨折り
する気はないのです。
これが「個人ビジネス」の実態です。
(注:意訳と言いながら、全文を引用してしまいました。)
(ロシア経済の健全化のためですので、どうぞ御寛恕下さい。
大統領府・副長官スルコフ殿!言論統制派の急先鋒さんとか。)
★ ホドルコフスキー氏の仮釈放は可能?「ユーコス」社・
元法律顧問バフミナ女史の仮釈放決定
4月21日、モスクワの地区裁判所が、「スヴェトラーナ・バフミナ
受刑者は、刑期中とは言え、反省と服役態度からみて、社会に対する
危険性はないと判断し、10日以内に早期仮釈放を許す」との決定を
下した模様。
一部報道によれば、既に釈放され、家族(夫、3人の子供)と一緒に
住んでいると言われていたが、5月1日には確実に釈放されることに
なる。
現在、第2次訴訟を起こされているホドルコフスキー・元社長や
レーベジェフ・元メナテップ社長らに対する「恩赦」の可能性を
示唆するものかどうかについて、さまざまな意見がある。
しかし、9割以上の人々が、「政権側にこのような変化はありえない」
と判断しているアンケート結果もある。
★ ロシアの貿易収支、縮小、1−2月、輸出43.5%減
(対前年同期比)に。輸入も35.5%減
輸出 367億ドル
輸入 239億ドル (黒字幅は縮小)
★ ロシア刑務所でコーラン焼却、イスラム信者受刑者の虐待で
中央アジア系と軋轢
タンボフ州にある刑務所で、タジキスタン人、ウズベキスタン人
数人が虐待を受けたとして、本国に訴え
文責 ヨーゼフ・サハロフスキー
ソチの市長選は、ネムツォフ候補を取り巻く厳しい包囲網にも
拘らず、熱気を帯びてきている。今や、モスクワ、サンクトに並び
「第3の都市」における連邦規模の関心を集めている。民主派
「ヤーブロコ」の一部地方幹部が、ネムツォフ副首相(当時)の功績を
捻じ曲げて攻撃する場面も見られたが、民主派合同組織「連帯」の
選挙運動は着実に支援者を獲得している。
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