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家づくりには、楽しいプランニングに関わるあなたの【夢の世界】と、安心・安全に、良い家を安く建てるための、あなたの知らない【現実の世界】があります。 間違った家づくり情報を信じて«不幸な家づくり»にならないよう、現役一級建築士が30年の設計監理経験からズバッと書いた【現実の世界】を読んでみませんか? 『家づくり力』は、【現実の世界】における目的を達成するための«知恵»と«知識»のバロメーターです。

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2009/10/02

家づくり力養成塾No150【安藤忠雄氏が、工務店を経営したがってるって本当?】(メールマガジン)

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       家づくり力養成塾No150(メールマガジン)

   【安藤忠雄氏が、工務店を経営したがってるって本当?】

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T:建主さん(あなた)
S:専業設計事務所・・・設計・監理(施工はK)
K:工務店さん・・・設計・施工
H:ハウスメーカーさん・・・設計・施工
(上の凡例を、敬称を略して使用)

■ ・・・ は、ある記事からの抜粋個所

→ ・・・ が、私の考え



■ ハウスメーカー
 こんな人向き
 ・とにかく早く住宅を建ててしまいたい
 ・カタログやサンプルを見ながら建てたい
 ・自分の好みのイメージが「○○風」とこだわりたい
 ・資金計画や各種手続きが面倒な人
 ・ブランド志向の人

→ 変われば変わるものですねー !

「自分の好みのイメージが「○○風」とこだわりたい」人は、Sでなく
て、H向きですか?

「ブランド志向の人」は、Sでなくて、H向きですか?

初めてお聞きしました。

今はそういうふうになっているとは、知りませんでした。

以前は、

「自分の好みのイメージが「○○風」とこだわりたい」人は、S向き

「ブランド志向の人」は、S向き

だったはずですが・・・。

あなたも、そう思っていますか?




■ 設計事務所(建築家)

建築家と言われる人たちは、この設計事務所に属します。

また建築家と言われる人でも一級建築士などの資格を持っていない人も
いるので、資格があるかどうかの確認が必要です。

→ 建築家で建築士の資格を持っていない理由は2つあります。

1つは、資格が欲しいが、まだ試験に合格していない人です。

この場合は、確認が必要かも知れません。

もう1つは、著名な建築家に多いですが、建築士制度に否定的な人です。

この場合は、確認の必要がありません。

たぶん、一級建築士よりも実力があるでしょうから・・・。

所長に資格がなくても、建築士の所員がいれば、事務所登録できるので、
何の支障もないのです。


建築士制度とは?

建主さんから委託される設計や工事を法律に違反することなく、期待
通りに完成させるための最小限の知識を身につけるための制度であり、
デザイン力のある、なしは無関係です。

私は大学の建築学科卒業の3年後に一級建築士になれましたが、まだ
設計者として役に立ちませんでした。

計画・構造・法規・施工の4学科に合格するには、受験勉強が必要だし、
その後の設計試験もテーマに合わせた勉強が必要です。

私の経験上、資格がある人と無い人との差は、受験勉強して建築全般を
浅く広く知ったと、知らないとの差と思っています。

住宅の設計責任者になるには、最短5年から10年の経験が必要でしょう。

ただ、10年の経験があれば、資格があっても、無くても同じでしょうね。




■ ちなみに建築士という資格は、一級建築士の他に二級建築士と木造
建築士があります。

住宅を設計する人は、おもに二級建築士を取得しています。

→ 一級建築士の受験資格は、大学の建築科卒業後、満2年の実務経験
者にあります。

実際は3年目の夏に学科試験、秋に設計試験で、合格はクリスマス
プレゼントです。

一級の受験資格があるのに、わざわざ二級を受ける人はいないし、一級
なら住宅に限らず何でもできるので、始めから一級を受験するのが常識
です。




■ 建築家の仕事とは、住まい方(ソフト)を建築物(ハード)へと
落として行く専門家とも言えます。

→ 良い表現ですね。




■ 建築家が最も力を発揮するのは、狭小地や変形地など厳しい敷地
条件の場合です。

→ たまたま、マスコミが面白半分に紹介するから、そのように思うか
も知れませんが、一般的な設計条件でも同じように力を発揮しますよ。

「Sは狭小地や変形地など厳しい敷地条件でも、力を発揮します。」
で、良いのでは?




■ こんな人向き

・住まいづくりに時間をかけて、じっくりと取り組みたい

→ よく、こう言われますが、その通りです。

しかし、逆説表現ですね。

「じっくり取り組めない人向きではない。」と言っているのと同じです。

じっくり時間をかけられないときは、どうでしょうか?

あきらめた家づくりをするでしょうか?

いいえ、そういうときこそ、なおさら良い家づくりをしたいでしょう。

工事期間はどのK・Hも同じなので、要は早く良い設計ができれば良い
のです。

上で言う厳しい条件の1つであり、そういうときこそ、Sなら早く、
良い家を設計できると思いませんか?

「住まいづくりに時間をかけて、じっくりと取り組みたい人向きで、
かつ、じっくり取り組めない人向き」で、良いのでは?




■ 下請けになる設計事務所

「下請け」になる設計事務所の種類には、2つあります。

「デザインを売る設計事務所」と「工務店の言いなりになる設計事務所」
です。

「デザインを売る設計事務所」の場合には、工務店自身ではデザイン力が
ないため設計事務所にプランをつくってもらいます。

そしてプランから仕様や見積りなどを行い、住まいづくりを進めていき
ます。

ただし、プランを買ってきたものなので工務店側で修正を加えていくと、
どんどんカタチがくずれてしまい、いい家にはならない場合があります。

これこそ設計者の意図が欠け落ちてしまう典型的な例です。

次は「工務店の言いなりになる設計事務所」です。

打合せを工務店の営業が行い、その営業サイドの力量で設計を行って
しまうため、まとまりのない住まいになります。

そして設計者の力が、まったく発揮されずに設計が進むので、バランス
のない使いづらい住まいになってしまう事が多いのです。

→ 2つは同じことで、そもそも、下請けSに自主的な設計を望むのが
間違いだし、Kの指示通りに設計するだけなので、初めから設計者の
意図もありません。

下請けとは、そういうものだし、それで良いのです。

Kは自社か、Sに下請け発注して設計するかのどちらかです。

Sに下請け発注したとき、下請けSは、「工務店の言いなりになる設計
事務所」で良いのであり、それがルールです。

あなたは、Kに設計委託したのだから、下請けSの自主的な設計力を
期待するのは間違っているのです。

仮に、下請けSが自主的な設計をすれば、必ずKが困ることが発生す
るし、それはルール違反です。

そうしたいなら、Kと無関係に、直接Sに設計を発注することです。

それが設計監理システムです。


今日の設計施工と、設計監理は、建主さんとトラブルにならないように、
業界が長年かかって作り上げたシステムであり、ルールです。

それに合致しない、中途半端な発注体制は、良い設計になるはずもなく、
しかも後日契約できないとき、必ずトラブルになります。




■ 本格的な「設計事務所(建築家)」を見極める

「最近の傾向として、力のある建築家は設計・施工をするという「工務店」
へとシフトしています。

特に住宅の設計では、建築主の要望が多岐にわたるので、設計図に表現
されないものも含まれて来ます。

そのため、建築主の要望が現場に伝わらなくなってしまうと、家づくり
がうまく進みません。

こだわりの家づくりでは、建築家(設計者)自らが、建築主と打合せをし、
図面を作成して、建築家がつくるというシンプルな構造が理想です。

このように、設計事務所自体が工務店化して来ているので、見つけるのが
簡単になってきました。




■ 最近の傾向として、力のある建築家は設計・施工をするという
「工務店」へとシフトしています。

→ って、本当でしょうか?

私は、そういうことは絶対にあり得ないと思います。




■ 特に住宅の設計では、建築主の要望が多岐にわたるので、設計図に
表現されないものも含まれて来ます。

そのため、建築主の要望が現場に伝わらなくなってしまうと、家づくり
がうまく進みません。

→ そういうことは、ありません。

設計図に表現されないものはないし、表現しなければ、見積りできない
ので、契約できません。

上で、「建築家の仕事とは、住まい方(ソフト)を建築物(ハード)へ
と落として行く専門家とも言えます。」と、言ってらっしゃるように、
ソフトを全てハードに変換しなければ、いつまでたっても家は完成しま
せん。

最近、家づくりに精神的、感情的、情緒的な表現が多くなりましたが、
それを主張しているだけでは家づくりは先に進みません。

その通りに大工さんに話せば、その通りにつくれると思いますか?

大工さんは図面があればつくれますが、あなたが自分の思いを大工さん
に話すだけでは、つくれないのです。

K「お客さんの思いはよく分かりました。ところで、どういうものを
つくれば良いのですか?」

ソフトを全てハードに変換することが設計なのです。

それゆえ、いかに設計が重要であるかが、お分かりになると思います。

あとは、設計図通りに家をつくるだけです。

表現しきれない要素もありますが、そのために契約後、現場員が施工図
を書くし、工程会議という打合せの場があるのです。




■ こだわりの家づくりでは、建築家(設計者)自らが、建築主と打合せ
をし、図面を作成して、建築家がつくるというシンプルな構造が理想です。

このように、設計事務所自体が工務店化して来ているので、見つけるのが
簡単になってきました。

→ Sが、K・Hになりたがっていると言うのですか?

こだわりの安藤忠雄氏が、工務店を経営したがっている、と言うのですか?

それは、絶対にないでしょうね。

それは、 K・Hの設計施工が理想、と言うのと同じです。

その家づくりシステムに疑問を持っているから、Sが存在しているのです。

第三者の監理の必要性が重視されつつある今日の流れに逆行していませんか?


Sは、全くそういうことを考えていませんので、あなたは決して誤解しな
いでください。

どうして、このようなあり得ないことを言うのか、全く理解に苦しみます。

K・HからSに転業する人はたくさんいますが、SからKに転職する人
はほとんどいません。

私は、Kになりたいと思わないし、できるはずがありません。

Kの経営って、見ているだけでも大変だと思っています。

Sを20数年設計しながら経営してきましたが、Kを経営すれば、それに
手一杯になり、結果的に設計から遠ざかるようになるので、そうしたい
とは思いません。


間違った家づくりの情報を正しいと錯覚して家づくりを始め、途中で
間違った情報であることが分かったときはもう手遅れで、「後悔した
家づくり」を飛び越して、「不幸な家づくり」になりますよ !!

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●発 行 元  (有)布川建築設計事務所  一級建築士事務所  
          青森県弘前市亀甲町84 TEL 0172-33-8801  
      ホームページ  http://naltd.biz/NewFiles/cart.html
       メール nainc@ruby.plala.or.jp
●発行責任者  布川二三夫
●発 行 日  不定期
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● 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000264700.html
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