【児童書で教養】「信長・秀吉・家康」3人の関係、きちんと説明できますか?(前篇)
+++++++++++++++++++2008/7/20+++
児童書で身に付く大人の教養講座
++++++++++++++++++++++vol.19++
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日本テーマ史 2.織田信長・豊臣秀吉・徳川家康(前篇)
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織田信長(1534〜1582)
豊臣秀吉(1537〜1598)
徳川家康(1543〜1616)
この3人の戦国大名の名前は、日本人ならおそらくほとんどの方がご存じ
かと思います。3人の年齢も、活躍した順番もこのとおりですね。
で、
・秀吉はサルと呼ばれていて、信長の家来であった。
・信長が明智光秀の謀反により本能寺の変で倒れると、秀吉が光秀を倒し
て、信長の後継者になった。
前回のテーマの冒頭でも触れたことですが、以上の2つもよく知られてい
ることかと思います。
では、家康ってどういう立場だったのか? と問われると、、、
・信長と同盟を結んでいた。
・五大老として秀吉に従っていた。秀吉の死後裏切った。
・家康がタヌキと言われるのはこのため。
といった答えが返ってくるかと思います。
ではでは、今あげた、「信長と同盟を結んでいた」と「五大老として秀吉
に従った」の、その間は、家康はどういう状態だったのでしょうか?
つまり、信長の死後から秀吉に従うまでの家康ってどんな状態だったのか?
ということです。
自信をもって答えられる方は、そんなに多くはないような気がします。
私自身がそうでしたので。
当然のことながら、秀吉が信長の後継者になったと同時に、家康も秀吉に
仕えた、というわけではありません。
前置きが長くなりましたが、今回は、3人の武将の関係を、時間を追って
見ていきたいと思います。
※ある程度は、人物歴史篇の「徳川家康」の内容に重なります。
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まず、家康は信長と同盟関係にあったわけですので、信長と家康は対等
(のちに実質的には家康が“下”になりましたが)でした。
秀吉はサルと呼ばれて信長に仕えていました。
つまり、3人の関係を図のように示すと、こういうことになります。
(※うまく示されていない場合はご了承願います。。。)
・ 信長 = 家康
・ |
・ 秀吉
※最初から↓のようなわけではなかったのです。
・ 信長
・ |
・ 秀吉
・ |
・ 家康
もっというと、家康が秀吉の下につくのは信長の死後のことですので、
このような関係になったことはありません。
さて、信長が1582年(天正10年)の本能寺の変で倒れたあと、その後継者
になったのは秀吉(当時は羽柴秀吉)でした。
このときの秀吉と家康の関係はこんな感じです。
・ 秀吉
・
・ 家康
勢力は秀吉の方が強大ですから、家康より上に位置しています。
しかし、家康は信長と同盟を結んでいたわけで、秀吉とは直接の関係があ
りません。
そのため、このときの2人は無関係となります。
その後、両者は1584年(天正12年)に小牧・長久手の戦いで衝突します。
戦いの背景は以下のようになります。
本来なら織田信長の次男・信雄(のぶかつ)が信長の後継者となるはずが、
秀吉が台頭して後継者となったため、信雄はこれを快く思っていなかった
のでした。
※信長の長男の信忠(のぶただ)は、本能寺の変からほどなくして明智勢
におそわれて自害しました(前回のテーマを参照してください)。
そこで、同じく秀吉の台頭をおもしろくおもっていなかった家康が信雄と
手を結び、秀吉と戦うことになったのです。
この戦いは、結果的に秀吉が信雄と講和したため、家康は秀吉と戦う理由
がなくなって終わりました。
なお、秀吉との講和にともない、家康は人質として息子を秀吉のもとに送
りました。
が、家康はまだ秀吉に従ったわけではありません。
さて、秀吉は天下の大部分を統一するわけですが、家康は秀吉の家来・家
臣ではなく、独立した大名であったため、秀吉の全国統一、全国の支配者
としての地位はまだ十分に確立していなかったのですね。
家康も、大坂城まで行って秀吉に忠誠を誓う、などということをしません
でしたし、そもそも、そうしなければならない理由もありませんでした。
つづく
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■■■追伸(お時間のある方は読んでいただけると幸いです。)■■■
最近、以下の理由によりまして、発行のペースが遅くなっています。
少なくとも自分自身がおもしろいと思える内容でなければ、発信すること
にあまり意味がないのではないか、と感じるようになりました。
同時に、おもしろいと思ったテーマを自分が納得できる内容にまとめるの
には、それなりに時間がかかってしまうのも事実です。
そんなわけで、配信ペースが鈍っております。
週2回配信のペースを守る旨を以前お知らせしたかと思いますが、これも
改めまして、週1(できたら週1〜2)回のペースにさせていただきたい
と思います。ご理解・ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
今、「このテーマなら取り上げてみたい」というものが2つほどあります。
内容も自信のあるもの(といっても、ようするに単に発行者の自己満足度
が高い、ということですが・・・)をお送りしていけるかと思いますし、
そういうメールマガジンでありたいと思います。
※そういう意味では、あと1回残っている人物歴史篇の「新渡戸稲造」は、
とても自信作などとよべるものではありません(笑)。
もし「これはおもしろいよ」「よく知らないけどこのことについて興味が
ある」といった日本史や古典に関するテーマがありましたら、お気軽にメ
ールでお知らせください。
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●発行責任者:堀井氏
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