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2008/07/16

【「特許出願」を考える】 〜ストーリーを考えるのは誰?〜 vol.009

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◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.009━2008.07.16━
 「特許出願」を考える 〜役立つ特許出願のヒントをわかりやすく 62部
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 ■ストーリーを考えるのは誰か
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 今までの記事にしてきたように、特許出願のストーリーは重要なのですが、
 できれば、発明者が考えるのが一番いいと思っています。

 理由は、発明を一番知っているのは発明者だからです。


 しかし、特許出願の目的に合ったストーリーを考えるのは難しいものです。

 それは、権利化の可能性の検討や、必要な権利範囲を確保することなど、
 色々なことを、同時に考えて、適切な判断をする必要があるからです。


 したがって、お客さんからもらう資料や、打ち合わせの際のヒアリングなどにより、
 特許出願のストーリーを考えます。
 そして、権利化しやすく、権利範囲がお客さんの希望に沿うようなものを選び、
 お客さんに確認してもらうことになります。

 また、必要と思えば、明細書を作成時に、資料や打ち合わせになかった内容でも
 お客さんの了解を取って、ストーリーを追加して書くこともあります。


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 ■非協力的
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 しかし、発明者の中には、追加の資料を求められたり、聞き出されることについて
 非協力的な人がいます。
 また、不備のある資料を渡されたり、不十分な説明で聞いても発明がよく分からない
 ことがあります。


 このような場合には、『なぜ、資料や説明を求めているか』をわかりやすく説明し、
 必要な資料や説明を求めます。
 しかし、こちらが必要と思う資料などが揃わないことがあります。
 その場合、最終的に出た資料や説明で、仕事をすることになります。

 特許出願の内容は、発明者から与えられる内容でしか作ることができません。


 特許出願は、出願人と代理人が協力することで、良い仕事ができるものと
 思います。

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 ■特許事務所では
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 権利化の可能性が高く、権利範囲が出願人の希望に沿うようなストーリーを
 作るには、高いスキルと考える時間が必要です。

 そして、この作業は、考えるほど良いものになることがあり、面白い仕事です。
 また、その仕事に対して評価してもらえれば嬉しくなります。


 しかし、このような作業をして、出願人の希望に沿う内容にしても、
 出願の際に請求する料金はそれほど変わりません。
 これは、時間をかけて考えても、料金につながるボリュームの増加が小さいのです。

 また、このような作業をした部分は、お客さんが想定していない内容なので
 他に比べて修正の対象になりやすく、手間がかかります。

 さらに、お客さんが喜んでくれればいいのですが、逆の場合もあります。
 『意味』を分かってもらえない場合には、削除の指示を受ける場合もあります。


 特許事務所のビジネスとしては、お客さんから求められなければ、
 『考えない』で仕事をするのが良いということになるのだと思います。


 話は変わりますが、特許出願の手数料の大きな値引きを要求されると、
 売り上げを維持するには、1件当たりの時間を短くする必要があります。
 この場合、この『考える』時間を削るしかありません。

 また、納期が短い仕事も『考える』時間を少なくする必要があります。


 このように、普段より短い時間しか『考えていない』ものでも、
 褒められることもあります。


 どれくらい『考える』のがよいのか、いつも悩みます。


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 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 今回の内容は、ちょっと愚痴のような内容になってしまいました。
 次回は、方向を変えるようにします。


 昨日の夕方に夕立がありました。
 郵便局に用事があったので出かけたのですが、出るときは晴れていたのですが、
 帰る途中に大雨になり濡れてしまいました。

 この時期、夕方に出かけるときは、傘が必要ですね。



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 是非、ご協力お願いします。


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 結構です。また、直接メールして頂いても結構です。
  → mail@uenaka-pat.com

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 発行者:弁理士 上中健司
 http://www.uenaka-pat.com/
 e-mail mail@uenaka-pat.com
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