2009/11/19
【書店塾便り】361:三現主義
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 【書店塾便り】vol.361 2009.11.19 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おはようございます、【書店塾】です。 今日のテーマは、『三現主義』です。 ------------------------------------------------------------------------ 出店する際に、不動産業者からの情報だけで決める事はあり得ません。事前に 地図帳を調べたり、グーグルアースなどの航空写真を調べたり、商圏人口などの 情報を調べるでしょう。そして、必ず現地に出向きます。現実は地図や図面と かなり違って見えます。百聞は一見に如かず、です。 「トヨタの口癖」と言われて社内で伝承されている語録集の中に、「三現主義」 というものがあるそうです。それは、「三現主義(現地、現物、現実)。 者に聞くな物に聞け。上司は現場を見なさい」です。TVドラマ風に言えば、 「事件は現場で起きている」のです。 ところが、現場を見ていない上司が案外多いのです。例えば、赤字の担当者の 売場を見ていない店長、店に行かないエリア長、店を回らない社長、、、 店に行かない経営者は店舗を増やすべきではないでしょう。出店して後は放っ ておいたのでは、まともに育つはずがありません。現場を見ようとしない リーダーはリーダーの資格がありません。 こういう上司は、数字だけを見てああだこうだと言いがちですが、果たして 統計表や報告書だけで、正しい判断が出来るのでしょうか。問題は店や売り場 という「現場」で起きているのであって、数字はその結果を表しているに過ぎ ません。数字や報告で仮説や予測を立てることはできますが、それは地図や 資料だけで物件を想像しているようなものです。 いつも店に居る店長は、自分では売場を見ていると思っているでしょう。しかし、 「見る」ということは、店長室にこもって数字を見ている事ではありません。 調子の悪い売場を自分の目で見て、棚に触って、担当者と一緒に原因を話し合い、 解決策を取るということです。眺めているだけでは何も解決しないのです。 細かい品揃えなど分からないと言う声もあるでしょう。当然です。単品レベル では担当者の知識にかなう筈がありません。そうではなくて、上司は担当者より も一段高い視点で、原理原則の部分で売場や店を見なければなりません。 赤字の売場を毎日30分でも触っていれば、必ず問題点が見えてくるものです。 さあ、現場に行きましょう。 ------------------------------------------------------------------------ 【書店塾便り】 発行者:【書店塾】塾長 【書店塾】書店人のための応援サイト http://syotenjuku.okoshi-yasu.com/ 【本の一言】(書店塾ノオト)書店人のための実務と朝礼のヒント http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/ -------------------------------------------------------



