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2009/10/07

【書店塾便り】358:商品回転率

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【書店塾便り】vol.358 2009.10.07

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おはようございます、【書店塾】です。
今日のテーマは、『商品回転率』です。

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単に回転率とも言います。一定期間に商品が何回売れたか(回転したか)を示す
指標です。通常は1年間の売上を在庫高で割って算出します。正確には売上原価を
商品原価で割るのですが、書店の棚卸は定価でやりますから、1年間の本体売上を
定価の在庫金額で割っても同じ事です。棚卸しの在庫高が一番正確なので、年に
1度の決算時に計算するのが良いでしょう。月々の在庫を12で割って1ヶ月分の
在庫金額を計算し、それで月の売上を割るという方法もありますが、これはあく
までも目安です。

回転率はジャンルによって異なります。雑誌は回転率が高く、書籍、殊に専門書は
低くなります。日販の「書店手帳」に掲載されている「書籍ジャンル別商品回転率」
によれば、書籍総合の全国平均は2.3回転くらいです。文庫2.5、児童書2.1、
学参1.7、実用書2.7、文芸書3.0、専門書1.9等などです。立地や規模によって
回転率は異なりますので、詳しくは取次が作って年末に無料で配ってくれる
「書店手帳」を参考にしてください。

回転率が低すぎると効率が悪い、つまりは売上げに比して在庫が多すぎるという
ことですから、もっと売上を上げるか在庫を減らさなければならない。逆に回転
率が高ければ効率が良いということですが、これも高過ぎると売り損じが生じて
いる可能性が高いのでもっと在庫を増やした方が良いのではということになります。

この商品回転率は適正在庫の目安になります。適正在庫とは、売上を目標とする
回転率で割った金額です。その額と実際の棚卸し額の差額が過剰在庫です。
例えば、売上が1億2千万円で、目標が4回転であれば、適正在庫は3000万円です。
しかし、実際の在庫高が4000万円ならばば、その差額1000万円が過剰在庫となります。

過剰在庫分は返品します。返品率は上がりますが、ともかくも返品ができるの
です。委託販売制度のありがたいところです。CDなどは5%程度の返品枠しか
ありませんし、急激な売上不振によって不良在庫の山になっています。他の業界
ではほとんど買切ですから、値下げしてでも売るしか在庫を減らす方法はありま
せん。粗利が低い分、リスクも低いのです。

在庫は放っておけばいつの間にか増えていきます。過剰在庫は資金繰りを悪化さ
せるし、管理も難しくなります。在庫は罪庫になってしまうのです。在庫を減ら
せば売上が上がるものです。
回転率は業種によって大きく異なりますが、一般的に4回転くらい、12ヶ月÷
4回転=3ヶ月、つまり3ヶ月で売り切れるくらいの在庫量を目指したいものです。

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【書店塾便り】
  発行者:【書店塾】塾長

  【書店塾】書店人のための応援サイト
       http://syotenjuku.okoshi-yasu.com/
  【本の一言】(書店塾ノオト)書店人のための実務と朝礼のヒント
       http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/

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