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2009/09/29

【書店塾便り】357:三日三月三年

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【書店塾便り】vol.357 2009.09.29

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おはようございます、【書店塾】です。
今日のテーマは、『三日三月三年』です。

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「三日三月三年」という言葉は、元は芸事か修行の心構えから来ているようです。
つまり、「三日我慢すれば三ヶ月は耐えられる。三ヶ月耐えられれば三年は頑張
れる」という意味のようです。そこから転じて、入社して三日我慢すれば三ヶ月
は耐えられ、三ヶ月耐えられれば三年は頑張れるという意味になったようです。

私が最初にこの言葉を上司から聞いた時は、「入社3日目でその社員の性格が分
かり、3ヶ月目でその能力が分かり、3年経てば将来が分かる」と教えられたよ
うな記憶があります。また、「1年目は足し算の時代、2年目は引き算の時代、
3年目は掛け算・割り算の時代」とも言われました。これは、1年目は何でも
吸収し、2年目は無駄を省き、3年目は創意工夫をする。この繰り返しで物事が
成就すると。

ここで言われている「3」という数字は、語呂が良いからであって厳密な数字では
ありません。新入社員の3割が3年以内に辞める等と言うのと同じ類のことです。
素数ということもありますが、「三本の矢」「三度目の正直」「三方良し」
「日本三大○○」「三種の神器」「三日坊主」「石の上にも三年」「三々九度」等
など、古来より日本人は「三」という数字を好むようです。

私も今の会社に転職して丸3年になりました。慣れぬ異業種での3年間で、書店
のようなセルフ販売と自社のような接客販売との違いはあっても、基本的に小売業
はいずれも同じ悩みや問題を抱えているということを感じています。私自身は滅多
に現場に出ることはないのですが、出店や組織を作るということにおいては大差は
ありません。ただ、この辺で総括をしておきたいと思っています。

傍から見ると私は会社の為に頑張っているように見えるらしいのですが、実はそう
ではありません。私の基本的な考えは、仕事は自分の為に働くということです。
自己のレベルアップが結果として会社の為になると考えています。逆に会社の為に
頑張っていると言う人ほど、実はあまり役には立っていないものなのです。こんな
に会社の為に頑張っているのに、と思えば不平や愚痴になるのです。
まさに『「のに」が付くと愚痴が出る』(相田みつを)です。

使命感や社会貢献も同じ事でしょう。使命感だけでは仕事はできません。途中で
息切れを起こしてしまいます。仕事や本業を通じてこそ地域や社会に貢献できる
のであって、世の為人の為などと公言している人や会社ほど、陰であくどい商売を
していたりするものです。自分の為、自分の会社の為に頑張る、それが結果として
世の中の役に立つ、そういうことです。

また、会社の為に頑張るという事と経営者の為に頑張るという事は違います。
会社の為には頑張れても、経営者の為には頑張れないということはあります。
会社や経営者とベクトルが一緒なら、つまり目指すゴールが一緒ならば、例え
コースや速度が違っていても何とかやっていけるでしょう。しかし、経営理念
に賛同できなかったり、目指すゴールが違っていたら、いつまでもは一緒に
走れないことでしょう。

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【書店塾便り】
  発行者:【書店塾】塾長

  【書店塾】書店人のための応援サイト
       http://syotenjuku.okoshi-yasu.com/
  【本の一言】(書店塾ノオト)書店人のための実務と朝礼のヒント
       http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/

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