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2009/06/08

【書店塾便り】344:『本屋でコーヒーブレイク』を読む

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【書店塾便り】vol.344 2009.06.08

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おはようございます、【書店塾】です。
今日のテーマは、「『本屋でコーヒーブレイク』を読む」です。

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『本屋でコーヒーブレイク』(斎藤一郎著 遊友出版)を読みました。業界本の一
つですが、出版社のベテラン営業マンから見た書店論と言って良いでしょう。エッ
セイとしても優れているし面白かったです。全部で4つの章に分かれています。

1.本屋でコーヒーブレイク
2.ユニーク書店探訪
3.面白本を探そう
4.本屋ぶらり見てある記

著者は長らくいろんな版元の出版営業をやってきて、現在は同社の代表。本の業界
をめぐるエッセイ、特色のある書店の紹介、著者が勧める本の紹介、そして版元営
業から見た書店論など、新聞や業界紙の連載コラムが元になっているようです。こ
の中では、第4章の「本屋ぶらり見てある記」が面白い。書店にとっては少々耳の
痛い話も出てきますが、なるほどなあと大いに参考になります。辛口の批評の中に
もどこか温かい眼差しを感じます。それは著者が本や本の業界が本当に好きだとい
うことが、根底にあるからなのでしょう。

同じ業界とはいえ立場の異なる版元から見た書店論の方が、書店人が書いた書店論
よりも客観的で面白く感じます。書店人が書いた書店論はどこか愚痴っぽくなりま
すから。とは言え、版元と書店との間には直接の取引(利害)関係はありません。
今度は、直接の利害関係にある取次のホンネの書店論を読んでみたい気がします。

この本は『棚は生きている』という本の中で紹介されていたものを、e-honで取り
寄せました。あまり聞きなれない版元なので、私のいた地方書店には新刊配本が無
かったのではないかと思いますし、もしあったとしても検品の段階で返品されてい
たかも知れません。年間の新刊点数は7万点を越えている現在、全ての新刊を置く
ことは不可能ですが、こうやって口コミで紹介されて売れていく本は大事にしたい
ものです。

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【書店塾便り】
  発行者:【書店塾】塾長

  【書店塾】書店人のための応援サイト
       http://syotenjuku.okoshi-yasu.com/
  【本の一言】書店人のための実務と朝礼のヒント
       http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/

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