2009/04/20
【書店塾便り】333:学参の返品と定額給付金
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 【書店塾便り】vol.333 2009.04.20 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おはようございます、【書店塾】です。 今日のテーマは、『学参の返品と定額給付金』です。 ------------------------------------------------------------------------- 4月の第三土曜日曜が終わり、新学期のピークは過ぎました。毎年のことなが ら、学参ピークというほどの盛り上がりは無かったかも知れません。でもこれから 先は学参がどんどん売れるということは考えられません。 そこで、そろそろ学参の返品に取り掛かりましょう。返品はゴールデンウィーク明 けからと考えておられたかも知れませんが、この3月4月に売れないものはこれか らも売れません。全部返品するということではなく、明らかに過剰在庫だと思われ るものからまず返品しましょう。そしてゴールデンウィーク明けに残りを返品する という2段階です。 返品は売場から下げただけでは入帖されません。荷造りをして運送会社に持って帰 ってもらって、取次に到着して起票されなければ返品にはならないのです。延勘の 新学期商品は4月末には請求が立つわけですから、売れないものは今の内にできる だけ早く返品しておかねば、請求額が膨れ上がって本部は資金繰りに苦労します。 新学期の次はゴールデンウィークですが、旅行書以外に目立った動きはありません。 土日祭日は高速道路が半額になりますから、車で行ける行楽がテーマになるでしょ う。それ以外では、ゴールデンウィークに本屋に行こう、と言ったところで無理な 話でしょう。 他業界では次々と定額給付金セールを仕掛けていますが、こういう時いつも書店は やりづらいものです。「定額給付金で広辞苑を買おう」などと打ち出したところで 売れるものではありませんし、割引もできない。10000円で11000円分の本が買える、 というのはきっと売り文句になるでしょうが、再販制があるのでそれはできないで しょう。結局はDVD等の第三商品の値引きしか打ち出せません。 定額給付金対応の図書カード、10000万円で11000円分使える期間限定の図書カード などというものは考えられないのでしょうか。図書カードの販売手数料は5%です から、この手数料を原資として5%余分に買えるカード、更にそれに5%を業界全 体で負担して11000円にするとか。でもどこが負担するかで話はまとまらず、そう こうしている内に時期が過ぎて行くことでしょう。 それなら、自店のみに通用するもの、あるいはチェーン店独自のプレミアム金券の 発行は考えられないものでしょうか。再販だなんだと難しい議論はいろいろあると 思いますが、やれない理由ばかり探さずに、どうやったらできるかと考えるべきで しょう。定額給付金をこのままただ黙って見過ごすのは、あまりにももったいない と思うのですが。 ------------------------------------------------------------------------- 【書店塾便り】 発行者:【書店塾】塾長 【書店塾】書店人のための応援サイト http://syotenjuku.web.fc2.com/ 【書店塾ノオト】書評&エッセイ http://syotenjukunote.blog.shinobi.jp/ 【本の一言】書店人のための実務と朝礼のヒント http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/ 【伊予路の音】 旅と歴史とお酒の話(番外編) http://gado.blogzine.jp/iyojinote/ -------------------------------------------------------


