2009/04/06
【書店塾便り】329:新入社員
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 【書店塾便り】vol.329 2009.04.06 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おはようございます、【書店塾】です。 今日のテーマは、『新入社員』です。 ------------------------------------------------------------------------- 4月1日は多くの企業で入社式がありました。TVや新聞でも各企業の入社式の様 子や大手企業トップの訓話なども掲載されていました。この時期は、既存社員も自 分が入社した頃の事を思い出して、1年に1度は初心に戻ってみるべきでしょう。 チェーン店以外では、定期的に新卒採用を行っている書店は少ないかも知れません。 正社員比率が低いので、パートタイマーやアルバイトが多いのですが、それでも学 生アルバイトは入れ替わる時期ですので新人達は入ってきます。 実は4月は企業にとっては戦力ダウンの時期です。ベテランが抜けて新人が入社し てくるためです。その上書店にとって3月後半から4月前半というのは春休みや新 学期シーズンで年間で最も忙しい時期です。そういう時期に新人さんの十分な受け 入れ態勢は取りにくいものです。 そういうこともあってか、流通大手の入社式は3月に行われているようです。4月 1日が入社式の所でも、春休みに入る前にアルバイト研修と称して、時間を短くし て研修させたりしています。これは早く売場や仕事に慣れさせようということでし ょう。 しかし、新人はあくまでも新人です。中途採用と違って、新卒の新入社員に即戦力 を求め過ぎるべきではありません。仕事を覚えることも大変なのに、同時に社会人 になるということ、中には一人暮らしを始めるということが一遍に重なるのです。 目先の即戦力を求めすぎると早期退職に繋がりかねません。 以前にあったことですが、4月1日に入社式で、4月15日付けで退職という女性 の新入社員が居ました。いきなりどうしたのかと調べてみてびっくりしました。出 退表を見てみると、入社してたったの半月の間に22時までの勤務が週に3回もあ ったのです。 欠員で売場を兼務していた店長が、一刻も早く即戦力にしようと、日々の集合研修 が終わった後も店舗で実務を教えていたのです。毎日緊張と馴れない立ち仕事でし んどい思いをしているのに、入社してきていきなりの残業です。これではたまった ものではありません。新人にとっても不幸でしたし、その店長も結局は兼務状態が 長引いただけです。しかもこれが原因で降格されることになってしまいました。 これに似た例はいくつもありました。新人さんは知識も技術もありませんから、同 じ仕事でも時間が掛かります。今日の仕事は今日中に終わらせようとすれば、どう しても定時には終わりません。残ってでも片付けようとしている姿を見て、彼は熱 心だと上司が勘違いをしているのです。 人手不足だから早く即戦力にしたいという気持ちは分かりますが、新人さんは戦力 外だと割り切るべきです。甘やかすということではく、配慮することを忘れないよ うにして欲しいのです。そもそも、入ったばかりの新人に頼らざるを得ないような 店舗運営は、どこかおかしいのです。 ------------------------------------------------------------------------- 【書店塾便り】 発行者:【書店塾】塾長 【書店塾】書店人のための応援サイト http://syotenjuku.web.fc2.com/ 【書店塾ノオト】書評&エッセイ http://syotenjukunote.blog.shinobi.jp/ 【本の一言】書店人のための実務と朝礼のヒント http://syotenjukuword.blog.shinobi.jp/ 【伊予路の音】 旅と歴史とお酒の話(番外編) http://gado.blogzine.jp/iyojinote/ -------------------------------------------------------



