2009/03/10
地獄の試験勉強38
不安げな表情をしていると田辺は「大丈夫、大丈夫」と明るく励ましていた。 私は、『自分よりも危機的な点数なのにどうして明るくいられるんだ』 と思った。 私は、「大丈夫だよな」と田辺に重い口調で返した。 それでも、不安だった。 勤務時間が終わると私は、真っ先に自宅へ帰宅した。 帰宅すると、すぐさま、過去門の難題部分をチェックした。 私は、難題部分をひたすら何度も解いて、確認した。 ある程度、確認し終え、『とにかく、明日だ。』と心の中で決心し、 次の日を迎えた。 平成16年5月7日金曜日、登録外務員試験当日 私は、いつものように出社した。 全員集まると、藤井から「受験票だ。やるだけやれ」と強い口調で 言われた。 私たちは、「はい」と大きな声で返した。 新宿支店を出て、JR新宿駅の埼京線・湘南新宿ラインのホームへ向かった。 向かう途中、松本は、「何行きの電車に乗ればいいの?」と私に 聞いてきた。 私は、「りんかい線直通の新木場行きの電車に乗れば、国際展示場駅に 直通で着きます。」と答えた。 答えを聞いた松本は、「新木場行きに乗ろう」と言った。 私たちは、松本の後を付いていった。 埼京線・湘南新宿ラインのホームについて、快速新木場行きの電車を 待った。 数分後、緑色のラインが特徴のJR205系のステンレス車両・快速 新木場行きと電車がホームに到着した。 電車が到着すると、乗客がぞくぞくと降り始めた。 乗客が、ぞくぞくと降りた為、車内は、押しつぶされるほどの混雑感は なかった。 それを見て、私たちは、乗った。 ベルが鳴り終え、電車は、新木場方向へ出発した。 10数分後、りんかい線国際展示場駅に到着した。 私は、ホームを降り、地上へ出ると、『いよいよ戦いだ』という気持ち になり、試験会場へ向かった。


