2009/09/04
K-MAXマガジン【Vol.172】
■□K-MAX Magazine Vol.172■□ ☆目次☆ ○ダイジェストニュース ○コラム(せう) こんにちは、せうです。いよいよ9月に突入しました。 9月というと、翌年3月31日までが会計年度になっている大半の日本企業にとっては、「半期決算」の月にあたります。携帯・PHS各社もそれは例外ではありません。 昨今の不況の煽りを受けて、携帯電話・PHSの販売台数も鈍っている訳ですが、今月こそ、てこ入れ策が多く見受けられると思われます。それを上手に活用し買い換え るのも、ひとつの手なのかもしれませんね。 さて。そんな9月一発目のダイジェストニュースに行ってみましょう!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○ダイジェストニュース [総合] ●日本通信が050のIP電話番号を取得! 今回取得したのは、およそ1万件の電話番号。これを利用して自社が手がけるMVNO・MVNEサービスなどとの相乗効果を狙っているものと思われます。 ちなみに、固定電話や携帯電話など、国内の電話番号は、現在全て総務省が管理・割り当てを行っています。050IP電話に関しては、NTTドコモも「ホームU」用に 割り当てを受けています。 ●日本電気(NEC)・カシオ計算機・日立製作所が携帯電話事業を統合? NECの携帯電話事業を分割し、既存会社であるカシオ日立モバイルコミュニケーションズに統合する「吸収分割」方式で検討を進めている模様です。 3社共に、「決まったことはない」と否定はしていますが、複数の新聞がこの件を取り上げたと言うことは、話は大分進んでいる可能性があります。 ●NOKIA Vertuが日本橋三越に出店! 日本第2号店です。でも、銀座の1号店、お客さんが入っていった姿を見たことがないんですが... ●携帯各社、SMS(ショートメッセージサービス)の相互送受信を検討開始! いよいよ検討を始めることが公式発表されました。焦点は、1社だけSMSの仕様が異なるau(Cメール)をどう扱うかです。 [NTTドコモ] ●オプションパック、初回契約時に30日間無料化! メロディコール、留守番電話、キャッチホン、転送電話のセット割引パックを30日間無料で体験できるようになります。最近のドコモは「30日無料」に結構力を入れ ている感じがします。確かに1ヶ月あればサービスの見極めなどもできるでしょうしね。 ●GoogleアクセスがしやすいL-06Aが9日に発売! LGが日本市場のために色々頑張った端末です。兄弟機のL-04Aの発売日がまだ未定なのが気になりますが... [au(KDDI/沖縄セルラー電話)] ●SH001、T002、biblio(TSY01)にケータイアップデート SH001はKCP+端末恒例となってしまったSSLサイトでのファイルアップロードに関する不具合が解消されます。 T002とbiblioでは、放送時間が連続する2つの番組の視聴・録画予約ができない場合がある不具合が修正されます。biblioでは更に、Wi-Fi WIN待受中のEメール関連の 不具合も修正されます。 ●EZニュースEXにEZweb版が登場! 対応機種大幅拡大! W4x以降の機種に対応したEZweb版が登場です。 但し、アプリがプリインストールされているT002とbiblio(TSY01)と異なり、情報のプッシュ配信には対応していないので注意が必要です。 [SoftBank(ソフトバンクモバイル)] ●730SCが9月になった途端、再起動の無限ループ → ソフトウェア不具合だった 「プリモバイル」専用端末である730SCで、9月に入った途端に強制再起動の無限ループが発生してしまうと言う現象が相次いで2ちゃんねる等で報告されました。 それは、「待受画面にカレンダーを出す設定にしていると、9月に入ったら再起動を繰り返す」というソフトウェアの不具合であることが昨日、公式発表されました。 730SCはソフト更新機能を搭載していないため、不具合を解消するためにはSoftBankショップへの持ち込み修理が必要となります。 [EMOBILE] ●初のキャリアショップ「イー・モバイル 赤坂」オープン! EMOBILEの弱点であるユーザーサポートの改善の一助になると思われるキャリアショップ。今後、東名阪地域を中心に展開していくそうです。 ●エリクソンと協力して大都市圏でのHSPA+エリアを拡大へ! 東名阪大都市圏などでHSPA+に対応するための設備改修をエリクソンが担当することになりました。 現在、HSPA+が使えるエリアはものすごく限られています。大都市圏だけとは言わずに、頑張ってHSPA+を普及させてもらいたいものです。 [WILLCOM] ●HONEY BEE(WX331K)、9+ウィジェット対応版(WS009KE)、WX220J/330J(-Z)にソフトウェア更新 HONEY BEEでは着信ボイスの容量制限が解除される機能改善が行われます。 9+ウィジェット対応版では、本体動作の安定性が向上します WX220J(-Z)では、ビジネス安心サービスに対応する機能改善のための更新です。 WX330J(-Z)では、通信安定性の向上と、電源ON/OFF時のアニメーションの変更が行われます。 ●WILLCOM 9(WS018KE)に新色追加! ピンクとイエローという、ビビッドな色が追加されます。追加色の発売日は10日になります。 ●中高生向け料金プラン「新ウィルコム定額プランS」登場! パケット料金部分は上限2800円で変わらないものの、基本料金部分が通常の半額である1450円になります。申し込めるのは現在中高生に当たる年齢のユーザーで、 申し込み受付は年度一杯までの予定です。来年度以降も提供するかどうかは未定です。 [UQコミュニケーションズ] ●成田エクスプレスの新型車両(E259系)でUQ Wi-FiとBBモバイルポイント提供! E259系電車にWiMAXアンテナとWiMAX対応の無線LANルーターを搭載し、車内でUQ Wi-FiとBBモバイルポイント(ソフトバンクテレコム)のサービスを提供します。 BBモバイルポイントでの利用については、UQ Wi-Fiへのローミング扱いで、ログイン方法が通常とは異なるので、予めチェックしておきましょう。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○コラム またまたこんにちは、せうです。 先週のコラムの書き出しで、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)の話をしたのは、覚えているでしょうか? そのSnow Leopardの対抗馬として注目を集めているのが、Windows 7な訳です。 Windows 7は、Windows Vistaのマイナーバージョンアップ版に相当します。Windowsの系譜を考えると、「あれ、7番目なのはおかしくないか?」と思う方もいるはず。 実際、Windowsの歴史は、MS-DOS(IBM PC DOS)のいちアプリケーションとして乗っかるタイプの血筋と、マイクロカーネルを利用した純粋なOSであるWindows NT系列と に分けることができます。そのことを考慮に入れると、7番目のWindowsでは決してないのです。 しかし、マイクロカーネルを利用したNT系統だけに絞ってみると... NT 3.1→NT 3.51→NT 4.0→Windows 2000(NT 5.0)→XP(NT 5.1)→Vista(NT 6.0)→7(NT 6.1) そうです。Windows 7は、「マイクロカーネルを利用した純粋OSとしてのWindows(NT系統)としては7番目のリリース」という意味を込めて名付けられたのです。 そのNT系統のWindowsについて簡単に解説しましょう。 Windows NTは、もともとシステムの堅牢性が重視される業務用ワークステーションやサーバーのためにつくられたOSです。従来のWindowsがDOSに依存し、DOSのいち アプリケーションとして起動していたのに対して、NTは、OSの心臓部にあたる「カーネル」を新たに作成し、純粋なOSと呼べるものになっています。 誕生の経緯上、NTは企業のワークステーションやサーバーなど、ミッションクリティカルな用途で使われることが多く、一般家庭での利用を想定した機能は実装され ずにいました。 ところが、家庭用の用途を担ってきたDOS依存Windowsの延長線上にあるWindows 9x(95/98/Me)は、パソコンの用途が広がり、肥大化するにつれ、その構造故に安定 した動作を望めなくなってきました。また、進化するパソコンのスペックを活かしきれない場面も多くなってきました。 そこで、NT系列のOSを家庭用に浸透させる取り組みが始まります。まず、開発途上では"NT 5.0"として開発されてきたWindows 2000では、プラグアンドプレイ (新しい周辺機器を自動で認識して適切なドライバーをインストールする機能)、ホットプラグ(電源が入った状態で周辺機器を取り外せる機能)やUSB・IEEE1394の サポートなど、今までのWindows 9xで実現してきた機能を一通り揃えました。結果、ソニーのVAIOのハイエンドモデルを中心に、一般家庭向けのパソコンの一部にも Windows 2000が搭載されました。 そして、そのWindows 2000のマイナーバージョンアップ版にあたるWindows XP(NT 5.1)では、家庭向けOSも統合し、DOS依存Windowsの歴史に引導を渡したのです。 Windows Vista(NT 6.0)は、カーネルの構造をNT 4.0から続いてきたものから、NT 3.51までのものに「先祖返り」をして、OSそのものの安定性を向上させました。 実は、NT系列のWindowsは、NT 4.0でグラフィック(描画)など一部のシステム深部の操作をデバイスドライバーに直接やらせるように「構造変更」したのです。 結果として、NT 4.0以降、グラフィックのパフォーマンスが飛躍的に向上した一方で、そのドライバーが原因のシステムダウンが増えていたのです。 その現実と、進化しているパソコンスペックを鑑みて、Vistaではグラフィックドライバーの9割ほどをカーネルを介してやる構造に「戻した」のです(完全ではない)。 結果、XPまでと比べるとグラフィックドライバーが原因となるSTOPエラーは飛躍的に少なくなりました。 しかし、この「先祖返り」はマイクロカーネルOSの「処理にオーバーヘッド(余計)が出る故、よりスペックを高く要求する」という欠点までも蘇らせてしまいました。 今回リリースされるWindows 7(NT 6.1)は、そのVistaが蘇らせてしまったNT系列の欠点を、システム全体の改善によって解消すべく出たものである、と解釈すること もできます。それ故、目立つ新機能の追加はありませんし、Vistaで使えるソフトウェア・ハードウェアの殆どは何も考えることなく、そのまま使えます。 さて、そのWindows 7ですが、日本で市販されるのは家庭用の"Home Premium"、仕事用の"Professional"、そして全ての機能を網羅した"Ultimate"の3種類です。 "Home Premium"から一部機能を省略した"Home Basic"は、新興市場向けに位置づけが変更されたので、日本では発売されません。Netbookなど、ハードウェアリソース が限られたパソコンで使うように位置づけが変更された"Starter"は、OEM供給分に限定して日本でも提供されます。大規模企業向けの"Enterprise"は、Windows Vista のそれと同様、企業向けボリュームライセンスでのみ入手可能です。 ちなみに、一般入手は「不可能」なEnterprise版に関しては、90日限定体験版が既に提供されています。興味のある方は、下のURLまでどうぞ。 http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/cc442495.aspx ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 編集後記 とりあえず、自分のThinkPadにも7 Enterpriseを入れてみますか。 (せう) ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ バックナンバー 【Vol.001~Vol.70】 http://kmax-biz.com/mmbn/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ケータイプロ集団 K-MAX http://kmax-biz.com K-MAX BLOG http://kmax.jugem.jp/ K-MAX SHOP http://kmax.shop-pro.jp/ 発行:K-MAX 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000263714.html


