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2008/11/10

【誰にでもできる!システム開発】ソフトウェアのプロセスモデル(後編)

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      『誰にでもできる!システム開発』 2008/11/10 号

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 ご愛読、ありがとうございます。

 このメールマガジンは、システム開発を始めたばかりの方、これから始める
 方向けに、筆者が日頃から心がけていることをお話しています。

 扱う内容については、テクニックと考え方を半分ずつで構成しています。

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■第23回 ソフトウェアのプロセスモデル(後編)
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 前回からの続きです。

 前回はウォーターフォールモデルを紹介しました。
 今回から購読されている方は、バックナンバーをご覧ください。


●スパイラルモデル

 前回紹介した、ウォーターフォールモデルは後戻りができません。

 しかし、後戻りができないとうことはリスクもあります。
 フェーズが進んだ後で、要求分析で決定したことが実現できないなど大幅な
 変更が発生したときに、そのまま進むしかなくなります。

 すると、技術や納期、予算などを考慮して、妥協したシステムが出来上がる
 ことがあります。

 こういった問題がある程度起こりえることを受け入れてしまい、要求分析か
 らテストまでの工程を何度も繰り返すのがスパイラルモデルです。


 スパイラルモデルはウォーターフォールモデルの欠点を補ったモデルですの
 で、品質の高いシステムを作りやすくなります。

 しかし、メンバーがスパイラルモデルの本質をきちんと理解している必要が
 あり、「ここで間違ってても2週目で直せばいいや」といった適当な気持ち
 で作業を進めるとその強みが全く活かされません。

 ウォーターフォールモデルは確かに後戻りできませんが、後戻りできないが
 故に、真剣に分析しなければならなくなります。
 (それでも適当な人も結構いますが...)

 誤解している人が多いのですが、スパイラルモデルは品質を上げるために問
 題を先送りするのではありません。

 ちょっと考えれば分かりますが、そんな適当なやり方がモデルになるはずも
 ありませんよね。


 ウォーターフォールモデルと同様に真剣に開発を行い、その成果を反省して
 再び要求分析から見直していくのです。

 従って、2週目は最初の要求仕様が大きく変更される可能性もあるのです。


●プロトタイプモデル

 プロトタイプモデルは、開発の初期段階でサンプル的なプロトタイプを作成
 し、これをユーザーに評価してもらうことで、仕様のずれを無くしていく手
 法です。

 要求仕様どおりに作成したのに、納品後にユーザー側から「こんなものを作
 れと言った覚えは無い」といった揉め事が起こることがあります。

 開発者側もきちんと説明しているつもりでも、やはり実際に動いている姿を
 見ないとイメージはなかなか掴めないものです。

 ならば、完全版ではないものの、動作がイメージできるくらいのプロトタイ
 プを見せ、ユーザーに決めてもらおうというのが目的です。


 メリットとしては、やはり仕様のずれが起こりにくいことがありますが、ユ
 ーザー側が使っているうちに、どんどんエスカレートした要求を出してしま
 い、かえって決まらなくなってしまうこともあります。

 また、プロトタイプを作成するにも時間がかかりますので、大規模システム
 では向いていません。
 小規模開発に適しています。

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■編集後記

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 プロセスモデルの話を書いていると、過去の理不尽なプロジェクトをいくつ
 か思い出します。

 あるプロジェクトでは、毎朝仕様を口頭で伝えられ、「今日2時にユーザー
 に見せるから、それまでに作っておいて」などと言われます。

 2時というのは、14時の事ではありません。
 文字通り、深夜の2時の事です。
 本当に深夜の2時にユーザーさんがいらっしゃいます...

 きちんと打ち合わせで了解を取っていると言っても、深夜2時から始まるの
 ですから、まともな状態ではありません。

 そのとき作成されたシステムは、様々な意味で衝撃的なものでしたので、次
 回に紹介したいと思います。
 お楽しみに!


 ご感想・ご意見・ご要望などありましたら、気軽にご連絡ください♪
 では、また来週お会いしましょう!

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『誰にでもできる!システム開発』 2008/11/10 号

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