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幼児教育からスタートし、南山小学校受験・私立中学受験等を経て、大学入試にいたるまでの20年間以上を、トータルにサポートしてきたローレンシャンスクールの知恵と経験を、現場からの生の声と共にお伝えしていきます。成功する家庭環境や子育ての秘密とは?

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2008/08/27

とまって見ること。

          

           とまってみること

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 長かった夏休みも、あと数日を残す所となりました。

 前回の号でお騒がせ致しました39.4度の熱からも、2日で開放され、
 延期させて頂いた雑誌の撮影も無事終えることができ、

 (メナージュ秋冬号に、再びローレンシャンスクールの記事が掲載されます!
  今回は新たなインフォメーションも盛りだくさん。

  みなさま、是非ご一読くださいませ!)

 お陰様で、合宿を含む4週間の夏期プログラムの全日程を
 終了する事ができました。

 本格的な受験準備の季節である秋の到来にむけて、
 英気を養うべく、一昨日まで一週間のお休みをいただいて
 おりました。

 休み初日の17日には、アフガニスタンでNGO活動をされている
 医師の中村哲氏による、講演および活動報告会に参加して
 参りました。

 この中村氏の活動を支えているペシャワール会については、
 現地で活動されている日本人男性が拉致された旨の本日の
 報道で、ご存知の方も多くいらっしゃるかもしれません。

 http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY200808260334.html

 中村氏とは、会場にむかうエレベーターで偶然一緒になり、
 思いがけず、お話しをしたり名刺を交換する機会をいただくことが
 できました。

 (3年ほど前には、南山女子部時代からの旧友にお話しをいただき、
 日本を代表する画家でいらっしゃる千住博氏と、同じく講演会の折に、
 エレベータの中でお話し頂き、名刺交換をする機会を得たことを
 思い出しました)

 ここ数年は、スクールの仕事の関係で、海外と日本と半々ぐらいの
 生活から随分シフトしてきているので、久しぶりに、

 「日本を外から見てみる」

 ことの重要性を痛感させられました。

 中村氏の話は、どれも大変興味深く考えさせられるものばかり
 でしたが、中でも自らのスタンスや認識を大いに反省させられ
 ましたのは、

 「アフガニスタン(以下アフガン)では、日本について、
 都市部だけでなく農村部でも知られている3つのことがある。」

 とのお話でした。

 一つ目は、日露戦争。(※1:詳しくは下記に)

 2つ目は、日本が戦後の劇的な経済発展後も、戦争を放棄し続けて
 てきたこと。

 3つ目は、非核三原則。

 「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」

 の三つの文言を実際に唱える事ができるアフガン人も
 珍しくはないそうです。

 そういった観点から、日本人であるということだけで、
 現地では概ね好意的な応対をうけ、アフガンの人々の多くが、
 日本に対し、非常に良い感情をもっているということ
 に正直とても驚かされました。

 しかしながら、そのような日本への感情も、このところの
 自衛隊の派遣や、給油の問題で、随分とゆらぎつつある
 ようです。

 教室での指導の際、中学生や私立中学受験の生徒達に、
 「これはテストに必ずでるから覚えなさい」といったスタンスで、

 非核三原則を扱ってきてしまった自らの意識の低さを、
 大いに、そして、心から反省させられました。

 この一週間の休暇で感じましたのは、上記のアフガンのことに
 ついてもそうですが、視点を変えてみることの大切さです。

 走り続けてしまっている人は、時に止まってみる事。

 内側からばかり考えてしまっている人は、時に外からの
 視点を意識的に取り入れてみること。

 お子様の教育についても同じことがいえると思います。

 ご自分のお子様について、かたよった評価をしていないだろうか。

 こうすべき、こうあるべきというところに固執していないだろうか。

 そういったところから自由になるには、ときに第三者の力が
 必要になります。

 ご家庭の内側からではなく、外側から見ることでみえてくる
 お子様の現在のご様子や課題について、プロの視点から、
 提言し、

 そして何より、大切なお子様の成長に関わらせて頂いている
 という責任と使命のもとに、お子様お一人おひとりの成長の段階で、

 適切な指導をしていくことで、それぞれのご家庭とのゆるぎない
 信頼関係を築き、秋の受験体制、そして、きたるべき冬に
 備えてまいりたいと存じます。


 ※1:わたしたちは、アジアというと東アジアのことが一般的に
 頭にうかぶかもしれませんが、西アジアの国であるアフガニスタン
 にとって、日本は同じアジアの国の仲間であり、

 そのアジアの国の、これまた、小さな小さな島国の日本が、
 大国ロシアに負けなかった。

 という点でアフガンの人々の共感をよんでいるそう。

 アフガンへのアメリカの武力攻撃が広義には、ロシアの
 軍事介入に端を発していることから、大国ロシアと
 互角に戦った日本は素晴しい!との見解が一般的であり、

 さらに、面白かったのは、アフガンは有史以来、
 (具体的には「アレクサンダー大王の時代」とはアフガン人の弁)
 外国に侵略された事はなく、前回のソ連軍介入の際にも、

 世界中の有識者たちが、ソ連軍撤退はなしと踏んでいた
 ものが、やはりこのときも撤退する事となり、

 その際にも、アフガンの人々はみな、心配しなくても、
 いずれ撤退すると信じていたとのこと。

 今後の展開に注視していくとともに、自衛隊派遣問題や
 給油問題について、改めて考えていくことが必要だと
 思いました。



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