クリニカル・アドバンス RSSを登録する

「NEJM」「JAMA」「LANCET」などの一流医学雑誌の記事に注目したニュースマガジン。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/05/26

【第20号】喫煙のネットワーク

この記事を取り寄せる

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【クリニカル・アドバンス】  http://clinicaladvance.blog43.fc2.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
こんにちは、坂本直之です。

医学領域の第一線で活躍している人は、常に目を通しておきたい一流医学雑誌。
でも多忙の日常では、なかなか時間はとれないものです。

そのような方に向けて、クリニカル・アドバンスは、
NEJMやJAMA、LANCETなどの一流医学誌の記事から注目記事を選び、
その概要をお届けします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆今回の注目記事(NEJM)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【第20号 喫煙のネットワーク】 
--------------------------------------------------------------------

喫煙行動の社会的ネットワークを評価した研究が報告されています。

↓アブストラクト
http://content.nejm.org/cgi/content/short/358/21/2249

1971〜2003 年のフラミンガム心臓研究(Framingham Heart Study)の中の
12,067 人のデータを用いた解析です。

その結果、ネットワーク内に喫煙者と非喫煙者のクラスターが存在することがわかりました。
また、全体として喫煙が減少しましたが、喫煙者のクラスターの規模に変化はみらず
全体として禁煙が進んだこと考えられました。

禁煙行動の喫煙率への影響の程度は、

配偶者の禁煙:67%低下(95%信頼区間59-73)
友人の禁煙  :36%低下(95%信頼区間12-55)
兄弟の禁煙  :25%低下(95%信頼区間14-35)
同僚の禁煙  :34%低下(95% 信頼区間 5-56)

でした。

また、高学歴の友人同士では低学歴の友人同士に比べて互いに与える影響が大きく、
地理的に近接する隣人同士はこのような影響は観察されませんでした。

このように、禁煙行動は個人が孤立して行われるものでなく、
直接あるいは間接的に属しているグループの影響によるものであると考えられました。

その他、喫煙を続けている人は、ネットワークの末端に追いやられ、
1971年から2003年にかけては喫煙者と非喫煙者のネットワークがより
二極化していることが示されました。

--------------------------------------------------------------------

著者らは、禁煙を成し遂げれるかどうかは、1つだけでなく、2つ以上の喫煙に関する
コンタクトを立つかどうかによると述べています。

つまり、職場だけ、あるいは家庭だけで禁煙行動をとっていたとしても
他のつながりの中で喫煙者がいたとすると、禁煙を成し遂げる確立が低くなる

ということです。

喫煙者で禁煙を試みたことがある方、
実感はありますでしょうか。


ご意見はこちらまで↓
clinical-advance@nifmail.jp

――――――――――――――――――――――――――――――――――
クリニカル・アドバンス  http://clinicaladvance.blog43.fc2.com/
――――――――――――――――――――――――――――――――――

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆あとがき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

週末、

調べる技術・書く技術  (講談社現代新書 1940) (講談社現代新書 1940)野村 進
http://www.amazon.co.jp/dp/4062879409/ref=nosim/?tag=clinicaladvance-22

を読みました。

本書はノンフィクション・ライター向けの本ではありますが、
文章を書く、何らかの調査をする、人と会う、といった仕事に関わる人であれば
誰でも興味深く読むことができるのではないかと思います。

少なくとも私にとっては、とても得るものが多い本でした。

例えば、人と会うときには

・なぜ会いたいのか
・何を知りたいのか

このことを常に念頭に置きながら質問を思いつくままに
箇条書きし、会う準備をする。


これはライターの取材だけでなくても、
あらゆるビジネスで取引先とコンタクトする際の常識だとは思います。

しかし、恥ずかしながら私自身を振り返ってみると
最近手を抜いているところがあります。
これを機に初心に戻ろうかと思います。

本書には、クリニカル・アドバンスの読者にとって興味があると思われる
医学関連の内容も掲載されていました。

興味深いので、次回の配信で取り上げたいと思います。

↓人気ブログランキングへも応援お願いします!
http://blog.with2.net/link.php?631735
――――――――――――――――――――――――――――――――――
クリニカル・アドバンス  http://clinicaladvance.blog43.fc2.com/
発行者:坂本直之
clinical-advance@nifmail.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――

<<本メルマガについて>>
※本メルマガの内容は作者の興味に基づいて主観的に取り上げたものです。
※本メルマガの内容は医学的なアドバイスを意図したものではありません。
※医学的な行為は必ず医師・専門家の指導のもとに行ってください。
※作者の勘違い等で本メルマガの内容に間違いが含まれている場合もあります。
※間違いにお気づきの方は作者宛にメールを頂けると幸いです。

こちらもよろしくお願いします!
 ↓
――――――――――――――――――――――――――――――――――
子育て発見伝 http://childdiscovery.seesaa.net/
メルマガ登録 http://www.mag2.com/m/0000264236.html
発行者:坂本直之
child.raising.discovery@gmail.com
――――――――――――――――――――――――――――――――――

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る