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2008/04/29

【クリニカル・アドバンス(6)】鳥インフルエンザの人から人への伝播

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【クリニカル・アドバンス】  http://clinicaladvance.blog43.fc2.com/
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   〜第6号 鳥インフルエンザの人から人への伝播〜
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こんにちは、坂本直之です。

医学領域の第一線で活躍している人は、常に目を通しておきたい一流医学雑誌。
でも多忙の日常では、なかなか時間はとれないものです。

そのような方に向けて、クリニカル・アドバンスは、
NEJMやJAMA、LANCETなどの一流医学誌の記事から注目記事を選び、
その概要をお届けします。


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 ◆今回の注目記事(LANCET)
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【鳥インフルエンザの人から人への伝播】 
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中国の1家族で、息子から父親に鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスが
伝播したことが示唆されました。

↓アブストラクト
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673608604936/abstract

論文では息子が発病してから父親が発病するまでのウイルスへの暴露の
経緯が示されており、父親の感染源は息子である可能性が高いことを示しています。

息子は発病の後に死亡しましたが、
父親は早期に抗ウイルス薬(オセルタミビルとリマンダジン)の投与を受け、
発症後5日後には臨床試験中のH5N1ウイルスのワクチンも摂取しました。
父親は死には至りませんでした。

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2004年の2月の時点では、鳥インフルエンザA(H5N1)の人から人への
伝播の可能性は低いと考えられており、その当時のタイの首相は、
人から人への伝播の可能性は0.00001%と述べるほどでした。

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/health/article1009480.ece


しかし、その後の1997年の香港の鳥インフルエンザAのアウトブレークで
人から人への伝播がはじめて示唆されています。

この時は、少なくとも2人の健康な労働者が患者との接触によって、
感染した可能性が示され、人から人への感染は起こりうると報告されています。
この他にも、さらに6家族で、疑いがあるとの報告もありました。

そして、今回の報告です。

エディトリアルでは、感染の原因について、
感染者との密なコンタクトの他に「遺伝的な要因」がある
のではないかと考察されています。


これまでの鳥インフルエンザウイルスの人への伝播力は弱く、
感染したウイルスはホストへの適応は高まるものの、
広範な範囲の人に感染するまでの力はないようです。


果たして、鳥インフルエンザウイルスの人から人への感染には
遺伝的な要因(感受性遺伝子)が絡んでいるのでしょうか?


ご意見はこちらまで↓
clinical-advance@nifmail.jp

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 ◆あとがき
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ゴールデンウイークをどうお過ごしでしょうか?
私は暦どおりの休みなので、
まだゴールデンウイークという実感がありません。

今日は子供と遊びつつ、
買いだめしておいた本の中から
以下の本でも読もうと思います。

思考の整理学 (ちくま文庫) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4480020470/ref=nosim/?tag=clinicaladvance-22

内容について次回にでも紹介します。

よい休日を!

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クリニカル・アドバンス  http://clinicaladvance.blog43.fc2.com/
発行者:坂本直之
clinical-advance@nifmail.jp
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※間違いにお気づきの方は作者宛にメールを頂けると幸いです。

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