【頭脳明晰】2008/06/25号 嗅覚刺激(4)
<ご挨拶>
皆様、こん○○は。
管理人の「のりぼ」です。
梅雨本番になり、家の庭先のプランターにカタツムリを発見!会社の女の子たちが、「こ
こ数年アマガエルやカタツムリを見たことがない」と言っていた矢先のことでした。た
だ、カタツムリを見つけたのは、小学校に上がったばかりの一番下の子供で、大人の目線
では意外にすぐ見つけることができないものですね。ゆっくりゆっくり進む姿を飽きもせ
ずにひたすら見守ることができるのも、やはり子供だからでしょうか。
それでは第五号をお届けします。
<脳と五感の関係、第五回>
脳と五感の関係についての第五回目です。
今回で嗅覚刺激の話は一旦終了とさせていただきます。とは言っても、何か思い出したと
きに臨時号として嗅覚の話を書かせていただくかもしれません。
東邦大学医学部名誉教授・鳥居鎮夫著の「嗅脳 嗅脳刺激で感情コントロールの達人にな
る!」からの引用になりますが、視覚・触覚・聴覚・味覚・嗅覚の五感が、感情面と知覚
面に訴える割合の実験結果が同書に掲載されています。(この実験が、鳥居名誉教授が
行ったものなのか、何かの論文からの引用からなのか明記されていない上、何をもって感
情面に訴えた、知覚面に訴えたとするのかも記載されておらず、鵜呑みにできない点は
多々あることはご了承ください。)同書によると、視覚情報の場合で感情面:知覚面=
2:10と圧倒的に知覚面への影響が大きいことに対し、嗅覚刺激は感情面:知覚面=
8:4と感情面への影響が大きいことを示しています。また、五感の中で感情面へ訴える
割合が一番高いのも嗅覚だとのことです。
先日のメールの中で、嗅覚刺激だけが大脳辺縁系に直接伝わることを書きました。他の五
感からの刺激は、大脳表面部分の大脳皮質に伝わった後に大脳辺縁系に届くのですが、嗅
覚刺激だけは大脳辺縁系に直接伝わります。大脳辺縁系は20世紀前半には情動に関係する
部位ということが分かっており、感情に深い繋がりがある部位です。嗅覚刺激が、感情に
訴える割合が他の感覚より大きいのは、このような理由があるためかもしれません。アロ
マテラピーなどで、香りの力を使って疲れた心を癒そうとするのも、香りが感情面に影響
しやすいことを経験的に知っていたためでしょう。
香りは言葉で表現することが難しい一方で、感情面に働きかける力が大きい − これは、
大脳辺縁系に直接伝わる性質が大きく関与しているためのようです。
嗅覚刺激の話はこれで一旦終了させていただき、来週からは味覚に関しての話を始めさせ
ていただきます。メールのレイアウトも来週からちょっと変えてみる予定です。


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