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2008/07/23

【 みぢかな食品衛生 】No.16 §3 キッチン担当者の衛生理論武装 6

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◆ 食品衛生を身近に感じ、食中毒の被害をださない様にすることを望みます ◆
 
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  【 みぢかな食品衛生 】  No.16(2008.7.23)

  SD enterprise corporation  http://www.sdenterprise.co.jp
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§3 キッチン担当者の衛生理論武装 6
   
  ┌─────────────────────────┐
  │◇ 目次 ◇
  │
  │◆ 難しい「鮮度管理」を考える:検品 ◆ 
  │
  └─────────────────────────┘

◆ 難しい「鮮度管理」を考える:検品 ◆ 
 
 (鮮度は活きの良さ:官能、細菌、理化学検査でわかる)


  鮮度管理は、外食産業の調理部門にとって「命」です。

   
    『鮮度』とは、活きの良さ、そして生き生きとしたとりたて。

           ↓
       1.野菜は、採りたて

       2.魚は、獲りたて
  
       3.肉は、熟成したて (殺したてではない)



  しかし、私たちは、何をもって鮮度がいい・悪いを判断しているのでしょうか?

  調理部門の担当者は、ほとんどが仕入時の官能検査、それも視覚と嗅覚に
  頼った判断をしているのではないでしょうか。

  そして、調理経験を積むことによって、仕入食材の良し悪しがわかってくる人も
  いるでしょう。

  経験で判断できるようになるには、研究熱心な人、あるいは勉強家のいい上司に
  あたった人、要するに上司と本人の努力が必須条件になるでしょう。

  ここでは、食品素材の鮮度管理をするにあたって、どのように見分けていけば
  よいのかを考えて見ましょう。
 
  
┌──────────────────────────────────┐
│ 《 鮮度を見るポイント 》

   鮮度判定の検査法として3つあります。(TTT理論が基礎)

   1.官能学的検査・・五感(味覚、視覚、嗅覚、触覚、聴覚)で判断。

   2.細菌学的検査・・一般生菌数(10の何乗?/g)で判断。

   3.理化学的検査・・K値、Hx比、VBN、酸化、過酸化物価、
            pH、物性、色差、カルモア指数、TTC、等

└──────────────────────────────────┘
 
  上記の3チャンネルで物を観察すれば、見ている商品を「立体的にチェック」
  することができます。

  この考え方は、全ての観察時に使える思考法なので勉強し、自得しましょう。

  さらに、その商品の背景についても思考が進めば非常によいでしょう。
  そうすることによって、その商品の履歴(製造・流通段階)まで
  推測できることになるでしょう。(検品の重要性)
  
┌──────────────────────────────────┐
│ 例)[冷凍作マグロの鮮度をみると・・・]
 
  官能学的検査・・冷凍作マグロを重曹温塩水法で、冷蔵庫内にて解凍。
          味、色合い、つや、湿り、臭い、弾力、温度などを
          チェック。
  細菌学的検査・・マグロ1g当たり一般生菌数 100万以上なら細菌学的
          初期腐敗です。
          食品の規格基準においては、「生食用冷凍鮮魚介類」の
          成分規格で 細菌数100,000コ以下/g、大腸菌群陰性
          でなければならない。

  理化学的検査・・K値、Hx比およびVBNで管理する。
          又、官能学的検査を中心にして色差、pH、カルモア、
          物性、水分、脂肪等を測定。      
                
└──────────────────────────────────┘ 
  
  理化学検査の「K値(ケイチ)」について、若干詳しく説明します。

  [K値]とは、ATP(アデノシン3リン酸)の分解物質の総和に対する
   HxRとHxの比率です。

              (HxR + Hx)×100  
  K値(%)= ───────────────────────
         (ATP+ADP+AMP+IMP+HxR + Hx)

        ATP:アデノシン3リン酸
        ADP:アデノシン2リン酸
        AMP:アデノシン1リン酸
        IMP:イノシン酸(うま味成分)
        HxR:イノシン
        Hx :ヒポキサンチン


  アデノシン3リン酸は核酸物質で、細胞のミトコンドリアで作られる
  エネルギー源で、マグロの筋肉中に約1mg/kg存在しています。   


    K値の一般的判断基準

     〜20%  生食可能
    21〜40%  焼き物用
    41〜60%  煮物用
    61〜   (廃棄する)


  《 鮮度判定のポイントとして 》

  1.3チャンネルで食材を観る。
  2.官能検査は、対象物を常温にしてから実行する。
  3.生食用食材は、疑問を感じたら使用しない(加熱調理用とする)



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 次回は「二次汚染」ついてお伝えします。
 
 二次汚染の防止が、細菌性食中毒の予防となります。
 
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【 みぢかな食品衛生 】No.16(2008.7.23)
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[編 集] 小田切 智美
[連絡先] info@sdenterprise.co.jp
[発 行] SDエンタープライズ・コーポレーション
     http://www.sdenterprise.co.jp
[代 表] 安藤 洋次
        □ 無断転写を禁止します □ 
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