にほんの場所たち “Japanese CUTTERS”vol.0002
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Japanese CUTTERS by site_roof 3/5/2008
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[Message from Site on the Roof]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.geocities.jp/siteontheroof/
この連休は、ほぼ家の中でのこもり仕事で過ぎそうです。
「家に居るにはいい雨だ」と思っていたところ、夜も明けないうちから大渋滞
だとの情報。
せっかくの旅を台無しにしてしまう雨になったりしないとよいのですが…
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"にほんの場所たち" 0002
西国 其の弐
<羽田空港 → 富士山上空「薄っぺらの反省」>
実はぼくは、国内線を利用するのはこれが2度目になる。だから羽田もこれ
が2度目、いや、初めてハワイに行ったときに乗った中華航空は羽田発着だっ
た、が、それでも合計で3回というようにすぐにカウントできる数字は、成田
に関してはありえない。
ということでここから少し国内線と国際線の比較が続くが、何も日本より海
外を旅行したほうが多いことを自慢したいわけではなく、逆に、情けないくら
いに薄っぺらく日本を嫌い薄っぺらく海外ばかりをうろついていた、そういっ
た薄っぺらな自分への反省という意味も、今回の西国ツアーには含まれていた
ことを、ここで一応述べておこう。
「離陸予定の2時間前にはチェックインを」というのが万国共通ルールになっ
ている国際線に比べて、国内線の登場手続きは拍子抜けするくらいにあっとい
う間に終わる。事前に「東京駅で新幹線に乗るみたいな感じだ」と人からきい
ていたとおり。
そして離陸はほぼ定刻の11時15分。はじめ房総半島に向かって滑走路を離れ
た機は、東京湾上空を旋回しながら三浦半島を左に見下ろす。浦賀水道がくっ
きり、行き交う船舶が海面に残す白い線まではっきりと見える。
国際線で成田を出たときに視覚に印象を残す景色といえば、せいぜい九十九
里の海岸くらい。そこからはあっという間に海の上、そしてそのまま雲の上に
までのぼっていき、一万数千メートルで高度が安定すると、空を飛んでいると
いう感覚すら失われてしまう。
国内線は雲の上に出るほど高くは飛ばないのだろうか? それともただ単に、
おそろしく晴れわたっていたからなのだろうか? 東京で住んでいるぼくには
馴染みの深い湘南の海たちが、はっきりと窓の下の情景をつづっていく。
鎌倉の海岸道路の向こうに江ノ島が浮かぶ。空から対象物と並べて見ると、
相模川の大きさがよくわかる。昔よくサーフィンをした花水の河口。大磯の海
岸。西湘バイパス。箱根の山々の間に芦ノ湖。それから津久井湖。地図と同じ
形の山中湖。
もちろん予感はあった。神奈川の海や山梨の山が、ここまで見事にはっきり
と見えるのなら、間違いなく「それ」もそうであってくれるはず。
機内から、ため息とも歓声ともつかない声が、漏れる。
信じられないくらいに美しい「それ」が、全身にまとった雪を、降りそそぐ
太陽の光に白く輝かせながら、大きく浮かびあがった。
「こんなにきれいに見えることは滅多にありません、わたしもびっくりしまし
た」by 乗務員さん。
彼女の言葉を待つまでもなく、きっとそのとおりなのだろうと思う。
雪が降りつもったこの季節、上空にまで雲のないこの晴天、日光がきらきら
ときらめくこの時刻、そんなタイミングで、しかも真っ白い火口の円を上から
見おろすという地上からではあり得ないアングル、果たしてもう一度遭遇でき
る経験かどうか。
ぼくは写真を撮るのも忘れ、子どもみたいに窓に顔をへばりつけたまま、後
方に見えなくなってしまうまで首をひねらせてずっと「それ」を追いつづけた。
実は元々は高速バスを考えていたのだけど、うまく手配ができずに、仕方な
しにチョイスした旅行手段だった。
調べられるかぎりもっとも格安のチケットを入手した、とはいえ、国内旅行
に飛行機というのは、ぼくの基準からは相当な贅沢。でもきっと、「それ」を
見るためのお金だったのだ。ならば全然高くない、どころか、お金には代えら
れないくらいの、まさに「贅沢」。
薄っぺらに日本を嫌っていたことを省みる旅としては、この「富士山」は、
これ以上にないくらいの出だしだったかもしれない。
<羽田空港 → 富士山上空「薄っぺらの反省」おわり>
(2008‐01‐10)
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今回は少し短い内容になってしまい申し訳ないのですが、来週イベントをや
ることになっていまして、そのお知らせをさせてください。
5月10日の土曜日(間がない告知になってしまいすみません!)のお昼すぎ
から、明治〜大正のおもかげを残す古い長屋で、インドの北にある、昔ながら
の伝統とともに生きる地方、「ラダック」についての集まりを行ないます。
ヒマラヤの辺境ラダックと東京の下町を結びつけてみようという、強引とい
えば強引な企画かもしれませんが、「薄っぺらに嫌っていた日本を省みる」の
とダブるところもあるのではないか、と。
写真や映像を観たり、ラダックの農村に滞在した女性たちとお話をしたり、
ラダックの軽食を楽しんだり、規模は小さいなりに盛りだくさんな内容を考え
ています(ぼく自身は、ラダックの人からきいた話を基にこさえたものがたり
をものがたる予定です)。
会場は、向島にある「フルハウス」。築年不明の長屋の一室です。
向島は「すき間下町」。浅草のように派手にはならず、路地が細かすぎるの
で開発もされず、比較的ひっそりと昔のままを残しながら、現在までやってき
ました。しかし、すでに近くに新東京タワーの建設が計画されており、そろそ
ろ開発の手が伸びてこようとしているみたいです。
日本とラダック、昔ながらの暮らしを「思いだし」、そして今の暮らしを省
みながら、これからの「ほんたうの」生きかたのヒントを、皆さんそれぞれで
見つけることができればいいなぁ、と思っています。
お帰りの際には、「フルハウス」マスターの案内で、向島の路地探検もお楽
しみいただく予定です。
Japanese CUTTERS 0002/3/5/2008
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ラダックと日本がつながる?会
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日 時 2008年5月10日(土)13時30分〜(開場13時〜)
場 所 フルハウス http://www.musuhi.net/furuhouse.html
料 金 1500円(おやつ・お茶つき)/学割あり
内 容
展示:ラダック写真展
映像:ラダックに関する映像を見ます
軽食:映像のなかに出てきた「トゥクパ」と日本のお茶・お菓子を
語り:ラダック人に聞いた子どもの頃の話を「語り」ます
探検:昔ながらの日本を残した町、向島の路地を見て回ります
そして…おはなし
お茶とお菓子・トゥクパを食べながら、いろいろおはなししましょう。
詳しい情報は…
http://ladakhkai.wordpress.com/
お申し込み
perota@gmail.comまで。お待ちしています!
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