2008/07/17
■健康維持の黄金律♪元気に働き続けるためのライフマガジン -第7号(2008.7.17)-
本格的な夏の到来です。 ジメジメと湿度の高い日本の夏は「暑い」というだけで体力を消耗 してしまいます。同じ夏でも欧州では夜は寒いくらいのところが多く これは湿度の差なのでしょう。 先進国の中でも日本という国は「暑さ対策」など、と悩まなくても良いことを 余計に悩んでいるような気さえします。それにしても、あぢ〜っ はてさて、今回は「悩み」に焦点を合わせたいと思います。 ▽ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽ ‥‥‥ 健康維持の黄金律♪ 〜その7〜 ‥‥‥ 『心地よく悩む!』 △ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △ 「悩む」というコトに抵抗を感じる人って、とても多いと思います。 あなたは如何でしょうか? そして「悩み」を避けることは出来るものでしょうか? 仕事のコト、家庭のコト、異性のコト、身体のコトなどなど… 人間は様々なコトに悩む動物ですよね。 他の動物にはない理性の賜物だと思います。 ところで、悩むって精神的にかなりのパワーを使うと思いませんか? 「なんとか楽になろう!解決しよう!」とそれなりに時間はかかるし、 それを解決するために他の悩みが出てきたりして疲れるものです。 悩み出したら切りがない、とは良く聞くセリフです。 「悩み」は、当事者にとってみれば重大な問題だったりします。 悩まないワケには行かない、というのが現実問題であり課題なのです。 しかし私たちは悩みを抱え込み続けると精神的にダメージを受けてしまう ということを知っています。鬱(うつ)病は、その際たる例です。 現代病ともいわれるうつ病ですが、どうして発症するのでしょう? 以前、取引先の管理職の方から「うつ病になる人ってどう思う?」 と聞かれたことがあります。 私の勝手な解釈では、うつ病は一人で悩みを抱え込み続けてしまう ことに起因していると思うのです。現代の生活スタイルが人と関わる ことを拒否するような格好となり、本人が意識している、していない に関わらず「悩み」を誰にも相談することも出来ないでいた結果、 ボティーブローのように精神的ダメージを受けているのだと思うのです。 その管理職の方からは「当人の精神力が弱いからなのだ」という意見 が返ってきました。本当にそうなのでしょうか? 確かにそれも一理あります。 当人が何事にもクヨクヨせず、前向きに考えられる強い人であれば うつ病にはならない、と想像することが出来るからです。 ただ、そのように見えた人でさえも「うつ病」になってしまうことがある のです。これは一体どういうことなのでしょうか? 絶えず前向きでいられる人というのは、そんなにいるものではない のです。強い人でさえも気持ちが落ち込むことがあるのです。 人には感情の起伏があり、気分の波があります。 先ずはそのことを理解し、その上で「悩み」は誰にでもあることを認識 しなければならないのです。精神的に強い人、弱い人にもそれ相応の 波があることが当たり前なのです。 そこで「悩み」の解決方法について考えてみます。 先ずは誰しもが持つ「悩み」だからこそ、避けることを考えない、という 思考が欠かせません。「悩み」は「悩み」として認識するのです。 そして早く解決してしまうように心がけることが大切なのです。 もっとも「悩み」は早々去ってはくれないものです。だから「悩み込む」 ことになるわけですが、しかし精神的な負担を軽くすることはできそうです。 解決の一番早道は「悩み」を打ち明け、「悩み」を共感してもらえる仲間 を持つという方法です。独りで悩み込んではいけないのです。 人に「悩み」を打ち明けるというのは、相手が一人であれば「悩み」が 2分の1になり、相手が二人であれば3分の1になるといわれるくらい 効果があるのです。 「悩みを打ち明けるだけでは解決するとは限らないじゃないか!」 という方もいるでしょう。それはそうです。ですから相手に解決を求める のではありません。あくまでも打ち明けるだけです。 解決は自分がするのです。 打ち明けられる仲間がいるということは、相手が「悩み」に共感してくれた というだけのことです。しかし良く考えてみると「共感=相手からの応援」 とは考えられませんか? 共感してくれる仲間にしてみれば「解決はしてあげられないけど気持ちは 良く解かる」といったところでしょう。しかし同時に「何とかしてあげられたら 良いのだけれど応援ぐらいしかできないくてゴメンネ!」の気持ちを持って いるものです。だから「悩み」を打ち明けられるに値する相手であるといえる のですが、そうした相手から勇気や愛情をもらえるからこそ「悩み」が和らぐ ことになるのです。「解決に向けて頑張ってみよう」という前向きな気持ちに なることができるのです。 「悩み」を共感してもらえる仲間を持つということは絶大な効果があるのですが そんな仲間がいなくて凄惨な事態にまで自分を追いやってしまった大事件が 起こっているのは悲しいことです。「悩み」は小さなうちに仲間に打ち明けたい ものです。 現代病である「うつ病」は圧倒的に男性が多く(7:3)、女性に「うつ病」が 少ないのは、女性の方がコミュニケーションが上手だからというのも、 あながちハズレていない見方だと思うのです。 一方、そんな仲間がどうしても持てない、といった人もいるでしょう。 むしろ本テーマの主題だったりしますが、仲間がいても内容や質によっては 打ち明けられない「悩み」の場合もあります。そのようなときはどうしたら 良いのでしょうか? ずばり「悩みを他の悩みに転化(他の課題を発見する)させる」という方法 がお勧めです。 例えば「自分の属するグループ内で仲間ハズレにされてしまい誰にも相談 できない」といった悩みがあったとします。本人は「自分には悪いところが 思い至らないのに何故仲間に入れてくれないのだろう?」と悩みます。 しかし本人が気づかないだけで「周りのにとっては気に入らないこと」が あるものです。そのことに気づけば良いのですが、本人は思い至らない のです。 そこで先ずすべきは、「仲間に入れてくれない」という悩みを「どうしたら 仲間に入れてもらえるのだろうか?何をすれば仲間に受け入れてもらえる のだろう?」という課題に転化させるのです。 ここでのポイントは「悩みの起点をマイナスとせず、せめてゼロを起点 とすること」です。マイナスを起点とすると、どうしても先ずはゼロを目指 してしまうので、ゼロからプラスを見出すようにすべきなのです。 「人事評価が低かった。どうしよ〜」ではなく 「どうしたら評価を上げてもらえるのだろう?」と。 「体重…何度も減量を試みたけど上手くいかない。どうしよ〜」ではなく 「こんな自分でも魅力的になるにはどうしたら良いのだろう?」と。 後者の例では私の身近に「デブはデブなりの人生があるさ!」と闊達に 生きている人がいますが、曰く「以前は悩んだ時期もあったけど、先輩から そういわれて減量なんてムダなことは考えないことにした」と、今では周り から愛される魅力的な人物なのです。 要は考え方、気持ちの持ち用なのです。 精神的に強い人、というのは悩みの数だけプラス思考で解決し、その 結果として強くなった人のことなのです。「悩み」を避けたところで、それは 逃避行動であり、悩みが一層深くなるだけだと思いませんか? 「人間は考える葦(あし)である」とは17世紀の数学者、哲学者である パスカルの有名な言葉ですが言い得て妙です。 宇宙の万物のひとつが「人間」という存在であるが、取るに足らないことで 悩み考えているのが「人間」である、というのです。 「ちっぽけな悩み」と思うことさえできれば、解決に向けて考えることが 楽になります。悩んで解決するというのも人間に許された大きな特権の 一つなのです。どうせ悩むのであれば心地よく悩んでみませんか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 音の持つ安らぎや癒しは現代人にはうってつけです。 就寝前や目覚めのひと時に脳をやさしく包んであげましょう! http://tinyurl.com/62tyok ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆ ━━ Column ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こう暑くなってくると、あくせく働くのも億劫になってくる。 少しペースダウンしてみることも必要ではないだろうか。 何のために働いているかが解からなくなってしまう前に! 伸びきったゴムは些細なことで千切れてしまうのだ。 幼い頃、私の父親は格言や故事、川柳といったものを用いて 自分の言いたいコトを表現していたものである。 小言系 「人生に近道はない!」 「働かざるもの食うべからず!」 教育系 「一を聞いたら十を知る!十を知ったら百を実行!」 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず!」 ときに私の背丈が父親を抜いてからは 揶揄(やゆ)系 「大男/総身に知恵が/回りかね!」 と、私の愚かな言動を戒(いまし)めたものである。 今となっては楽しい思い出なわけだが、出てくる言葉は時代の背景 を如実に表しているものである。高度成長期の誰もがあくせく働いて いた時代のことである。 その流れが高じてペーパーテストで良い点数を取ることが幸せの条件だ、 という幻惑が現われ、点数=金額に通じる大人たちが蔓延しているのが 今の世の中だと思う。 しかし、そろそろ目を覚まし、人間が人間らしく暮らしていた時期に 立ち返り、人間として必要なものを今一度思い起こす必要があるのだ。 先人の語り告がれてきた言葉には「知恵」や「力」があると思う。 一見大したものではないような言葉さえも、その意味の深さに重みが あるのだ。 名言といわれるものは、それが必要となる場面に遭遇すると 頭の引き出しが開いて、それらの言葉が勝手に思い起こされる。 状況の整理が素早くできるから、次の言葉やアクションが速やかに 進められることになる。また思い起こされる場面によっては、その言葉 の捕らえ方が変わることがあり、ものごとを深く考えるキッカケになる のも面白い。 何でも新しいことに取り組むことを善しとする世の中だが、そんな時代 だからこそ先人の残したものに光を与えることは大切だと思う。 温故知新といってしまえば、それまでだが、そこから何を学べるかが 人間の持てる能力であり、知恵なのである。 人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく 心の良し悪し(中村天風)なのだから。 ━━━━━━━━━━━━━━ 第7号(2008.7.17)完 ━━━ ◆ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 次号もぜひお楽しみに! ※ 既刊「 健康維持の黄金律♪元気に働き続けるためのライフマガジン」は 下記ブログでご覧いただけます。 http://pikaichigenki.blog43.fc2.com/


