2009/11/16
ロン・ピョウ
---------------------------------------------------------- ロン・ピョウ ---------------------------------------------------------- [第88号 2009年11月16日] ---------------------------------------------------------- ■「偉そうな人」 ---------------------------------------------------------- 論じるという行為は偉そうだ。論じようと身構えるとついつい上から目線になり がちだ。 例えば、学者の文章は不必要なまでに偉そうなものが多い。偉そうにしてやろう と思いながら書いている人も結構いるだろうが、まあ、そもそも「論じる」こと 自体が偉そうなのだから、しかたがない。 私が書いているこのメルマガも例外ではない。いちおうは気をつけているつもり だが、「川島なお美がこれを読んだらどう思うだろう」とまでは考えない。この 先、川島なお美と口を聞く機会はないだろうし、あったとしても断るつもりだし。 以前、ブログをやっていたときに氷川きよしについて書いたことがある。しばら くしてそれに対してファンらしき人のトラックバック(掲示板への書き込みみた いなもの)が来たのだが、この人の書き込みが全くと言っていいほど私の文章と 噛み合っていなかった。 だから、偉そうに書かないことを心がけてはいるが、読み方は読む方の勝手なの で配慮には限界がある。 とはいえ、配慮は必要だ。そう思ったのは今週の「はがき通信」でものすごい偉 そうな投書に出くわしたからだ。 「はが通」こと「はがき通信」とは私が読んでいる新聞の投書欄で、テレビ番組 専門の読者投稿欄だ。女性投稿者は無難にまとめようとするあまり意味不明にな りがちなのに対し、男性投稿者は上から目線で偉そうに論じようとする傾向があ る。 で、今週、『笑点』の三遊亭円楽追悼の回に関する投稿があった。 その回、大喜利への参加を特別に許された山田隆夫が円楽への感謝の念を表し、 その際、思わず涙声になったそうなのだが、投稿した人はそれを「ざぶとん運び として生きていくという機会を与えられたことに対する感謝の念」と説明してみ せたのだ。 山田隆夫にぜひこの投書を読ませたい。さすがの山田隆夫も怒ると思う。ざぶと んを叩きつけて怒るかもしれない。 確かに山田隆夫=ざぶとん運びの人だ。それは認める。かつてはアイドルだった が、今は確かにざぶとんの人だ。 しかし、ざぶとん運び以外にも仕事がないわけじゃないだろう。いや、もし本当 にざぶとん運びしかやっていないとしても、「何が何でもざぶとん運び」とまで は思っていないだろう。 とか私も書いたが、いやいやどうして、本当に「ざぶとん運びとして生きていく という機会を与えられたことに対する感謝の念」だったらどうしようとも思う。 芸能界は基本的にトンデモなのでそのくらいのことはあるかもしれない。 話は全く変わる。天皇の即位20年を祝う式典があったようだ。 即位10年だったかのイベントを思い出した。どういう基準で選ばれたのかわから ない西城秀樹や黒木瞳が芸能人代表として登壇していた。 また、この時は(広義の)小室ファミリー全盛期で、YOSHIKIがピアノを弾き、 安室奈美恵がら抜き言葉で祝辞を述べていた。 trfとかglobeとかの時代だ。そういえば、trfは踊り抜きでも歌抜きでも成立す るように見えたし、globeのパーク・マンサーじゃなくてマーク・パンサーはな ぜそこにいるのか、何をしているのかが全くわからなかった。そういう時代だっ た。 今は昔。20年式典ではEXILEが天皇と皇后に歌と踊りを捧げたそうだ。しかし、 よく考えると、天皇皇后夫妻はご老体だ。寒中に立たせて歌と踊りに付き合わせ ることになったのではないか。そこが少し気になった。 また、現場を見ていないのでわからないのだが、天皇や皇后はEXILEが好きなの だろうか。本当にお祝いしてあげるなら、天皇や皇后が好きな歌手が好きな歌を 歌ってあげるほうがよいのではなかろうか。 以前、東京都の教育委員を務めていた米長邦夫が園遊会で天皇に向かって「学校 で君が代をしっかり歌わせるよう努めます」と胸を張ったら、天皇が「強制はよ くないですね」と返した話が思い出される。 言論も思想も自由なのだから天皇ヨイショで天皇大好きな人がいてもいっこうに 構わないのだが、制度としての天皇や皇后が好きなだけの人が多い。結局、「天 皇のために行動している自分」が世間にどう見えるかが大事なのだろう (了) [PR]------------------------------------------------------- お米の魅力を味わいつくす http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=gkuWB67RDZI&offerid=126733.10002177&type=3&subid=0 ---------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------- メールマガジン「ロン・ピョウ」 発行責任者: tawashi<tawashi@yandex.ru> 登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000262007.html 登録・解除は上記サイトにてご自分でお手続きください。 ----------------------------------------------------------


