2009/09/14
ロン・ピョウ
---------------------------------------------------------- ロン・ピョウ ---------------------------------------------------------- [第79号 2009年9月14日] ---------------------------------------------------------- ■「二重基準」 ---------------------------------------------------------- 新聞では新政権に関する報道が連日続いている。 一方、週刊誌では民主党の新人議員に関する興味本位の報道が続いている。おっ さん夕刊紙やスポーツ紙も同様だ。 いつもの通り、野次馬根性、下半身的な興味本位の報道が多い。 下半身的な視点。これは一概に良い悪いとはいえない。 テリー伊藤はかつて『お笑い北朝鮮』という本で「チンポの視点で北朝鮮を見る」 と宣言した。 扱う対象によってはこの視点は意味がある。くそまじめにしか語られてこなかっ たこと、大上段からしか語られてこなかったことについてはこの視点が活きる。 しかし、民主党の新人議員しかも女性議員に対する、下半身的な視点からの報道 ははっきりセクハラだ。セクハラは許容できない。 民主党の肩を持つつもりはない。かつての小泉政権の郵政選挙後、自民党女性新 人議員に対する報道もセクハラだった。 井脇ノブ子は確かに見た目も言うことも変だった。『ダウンタウンDX』では浜田 も松本も本気で引いていた。井脇ノブ子はカネについても問題があった。でも、 そうだとしてもセクハラ報道はだめだ。 議員の評価はあくまでも行動や(議員としての)発言で問われるべきだ。それが 有権者のモラルだ。 ヨシキと付き合っていたことがあろうが、映画で裸になったことがあろうが、キャ バクラに勤めたことがあろうが、いったい何が悪いというのか。 キャバクラに勤めていた人がダメなら、キャバクラに行く人のはいいのか。この 二重基準、即、セクハラだ。 映画で裸になる人がダメなら、裸が出てくる映画を見る人はいいのか。この二重 基準もセクハラだ。 ヨシキと付き合うのはダメなら、水野真紀と付き合うのはいいのか。ヨシキの歌 が好きな人や、ヨシキの歌を選挙のキャンペーンで流す党はいいのか。 片や、女に対する変なモラルの強制、片や、男に対する過剰な寛容さ、これがセ クハラなのだ。言い逃れは許さない。 連立政権作りの話し合いでは政策本位の話し合いが続いている。メディアは連日 それを報じ、その内容に対して業界団体も、NPOも、一般人も、アメリカ政府 ももの申している。 正直、新鮮だ。みなが政策を論じているのが新鮮だ。新内閣が行政権を文字通り 行使しようとしているのが新鮮だ。 これは憲法に従えば当たり前なのだ。でも、今まではこれがなかった。今までは 何だったんだと思う。 街の声や世論調査では冷めたことを言う人が多い。 民主党の新政権に過剰に期待しないところは冷静で健全だと思う。私も新政権を 支持せよというつもりはない。 ただ、政治に対して高みの見物を決め込み、失敗を嘲笑しようと待ちかまえてい るのだとしたら、それは卑怯だ 批判は楽で安易だ。建設的なことを言うのは大変だ。大人ならわかることだ。 ニューヨークの同時多発テロから8年経過というニュースがあった。 犠牲者追悼、大いに結構だ。しかし、報復で始めたアフガニスタンとイラクの戦 争でどのくらいの数の市井の人が死んだのだろうか。 ニューヨークでは3000人以上が亡くなっただようだが、アフガニスタンとイラク の死者ははるかにそれを上回ることだろう。 日本のメディアがアメリカさんのご意向に従う義理はない。全ての命は平等だ。 私はあらゆる暴力に対する死者を分け隔てなく悼みたい。 (了) [PR]------------------------------------------------------- いそがしいママにグッドニュース!時間指定で食材を宅配します。 http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=gkuWB67RDZI&offerid=113751.10000014&type=3&subid=0 ---------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------- メールマガジン「ロン・ピョウ」 発行責任者: tawashi<tawashi@yandex.ru> 登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000262007.html 登録・解除は上記サイトにてご自分でお手続きください。 ----------------------------------------------------------


