2009/08/31
ロン・ピョウ
---------------------------------------------------------- ロン・ピョウ ---------------------------------------------------------- [第77号 2009年8月31日] ---------------------------------------------------------- ■「説明責任」 ---------------------------------------------------------- 新聞のテレビ欄を見る。ワイドショーは依然、酒井法子と押尾学。まだ、報じる ことがあるのか。そうとは思えない。 すでに視聴者以上に制作者が飽きているのではないか。そうだとしたら、制作者、 よくがんばっている。これが仕事だとはいえ、偉い。 そんな中、『金曜日のスマたちへ』(TBS)の松岡修造特集を見た。 テレビの中の修造は素ではない。修造は意識的にふざけている。訪れる飲食店ご とに服を着替えるとか、焼き肉やそばの食べ方に異常なこだわりを見せるとか、 そういうキャラクターは基本的に計算ずくの見せキャラだ。 修造を見ていると、男子校の体育会系的なウケねらいを思い出す。修造がやって いることは男子中学生的なウケねらいそのものだ。修造はそれを「お育ちのよい ハンサムスポーツマン四十男がそんなことをしているのがおかしい」とわかって やっている。 しかし、テレビのこちら側は修造の計算どおりにのみウケているわけではない。 テレビ漬けの視聴者はそんなにヤワではない。大半の視聴者は子どものときから テレビを見ているが、子どものときからテレビに出ずっぱりの人はいない。視聴 者こそ手練だ。 修造の非凡さは、そうした計算ずくの見せキャラが素の性格と微妙に混ざり合っ ているところにある。だから、「この人、わざとやってるんだよね、え、いや、 素かも、あれっ」という不安感、緊張感を視聴者に与える。修造が出てくると、 テレビのこちら側の心はさざめく。 修造は見ていて危なっかしい。いるだけでハプニングの予感がする。だからこそ、 修造は引く手あまたのテレビ素材で居続けられるのだ。修造、いつまでもそのこ とに気づかないでいてくれ。 修造に問題がないわけではない。修造は妻の出産が自分の海外出張の日程とかち 合わないようにするため、臨月の妻に階段の上り下りを強いたという。これは笑 い事では済まない。実話ならDVの匂いすら感じる。 さて選挙だ。このメルマガが配信される頃には大勢が判明しているはずだ。 今回の選挙の最大の争点は「幸福実現党がどうなるか」。これに尽きる。 都議選直前、近所に「幸福実現党」のポスターがいきなり貼りまくられた。大写 しされた濃い顔の幸福実現党党首、名前は「あえば直道」。 数週間後のある日、一晩でポスターが全て貼り替えられる。「幸福実現党党首 大川きょう子」。 思わず幸福実現党のウェブサイトを見てしまった。しかし、理由も説明も全くな し。その潔さには思わず感心した。 そして総選挙前にまた新ポスター。「幸福実現党総裁 大川隆法」。もはや驚か ない。 全てが突然で説明はない。説明責任ゼロ。「全てが突然」ということは計画性も ゼロ。それでいて全国で候補者数百人。大した動員力だ。 幸福実現党は総裁と党首のほか、党首代行と特別代表がいる。民主党だって代表 代行が何人もいるし、一見するとわかりにくい。 ただ、そういうときはプロ野球になぞらえるとわかりやすい。民主党なら、オー ナー鳩山、球団社長兼ゼネラルマネジャーが小沢、監督が菅というところか。 幸福実現党の特別代表はドクター中松こと中松義郎。節操なんて言葉がバカバカ しく思えるほどの手段を選ばないドクター。執念を感じる。 ドクター、これまでたいそう散財したことだろう。さっさと自民党にでも入って 献金でもしておけば議員の座くらい買えたのにとも思うが、そうはしなかった。 ドクターなりの美学があるんだろう。 ところで幸福実現党、大川きょう子党首はどこの選挙区からも出てないし、比例 の名簿にも載っていない。なぜ。 大川隆法総裁は比例近畿第1位。そこがいちばん可能性があるのか。幸福の科学 は近畿で強いのか。謎は深まる。 一方、前党首のあえば直道さんは比例東京の第7位。 第7位。共産党だって社民党だって第7位の当選は難しい。党首だったのに突然、 説明ないままに交代。本番ではバリバリ圏外の第7位。 扱われ方が粗末に感じる。平家みちよというべきか、少女隊というべきか、そん な感じ。 あえば直道さんは幸福実現党の宣伝担当責任者という。報道各社は選挙特番で彼 の心の内を探ってほしい。彼の処遇こそに、史上最大の泡沫政党、幸福実現党の 本質が隠されているのだから。 (了) [PR]------------------------------------------------------- 期間限定!オンライン入会で初年度年会費無料(3月31日まで) 三井住友VISAカード http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=gkuWB67RDZI&offerid=135371.10000004&type=3&subid=0 ---------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------- メールマガジン「ロン・ピョウ」 発行責任者: tawashi<tawashi@yandex.ru> 登録・解除: http://www.mag2.com/m/0000262007.html 登録・解除は上記サイトにてご自分でお手続きください。 ----------------------------------------------------------


