ビルマ戦記  続・父親戦記 兵士たちへの鎮魂歌 RSSを登録する

昭和16年なかばより昭和21年なかばまで、ビルマ戦線で戦った兵士たちへの鎮魂歌であり、また父親の記録です。父親戦記のほうの続きとして書く予定でしたが、独立して書くことにしました。

  • 周期 月刊
  • 最新号 2008/09/13
  • 発行部数 32
  • マガジンID 0000261970
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2008/09/13

9 インド洋  9・13

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父親・芳男は 昭和16年の夏からベトナムへ派遣されて

ずっと 戦争中はビルマにいました  捕虜収容所も ビルマです


なかなか 芳男の戦記にはいりませんが

芳男じたいは  銃を 戦争相手に 撃った事がありません

し重兵だったからです (後方の運輸担当の 兵隊   シチョウヘイ

し重兵が 兵隊ならば ちょうちょや とんぼも 鳥のうちと

あざけられていた口です

じっさいに いちばん 大事なものは し徴兵なんですがね


し重兵  ヤフー辞書で調べて書くとこうです

しはむずかしそうな漢字なので  ネットで拒否されそうなので

ひらがなにしておきます

************


しちょう
munitions; military suppliesし重隊|a transport corps; the army service corps し重兵


*******

ということらしいです

分隊としては 同じように 13人編成  この13人で 11頭の 馬を引き連れて

輸送班として 活躍していました)



ずっと前から書いている(なんで ビルマ戦争があるのかの 理由)

インド洋のはなしですが

ドイツからの依頼 および 陸軍からの依頼は

海軍に 頻繁に伝えられていましたが


海軍は まるで 度外視していたようです

だいたい 日本海軍の相手をする まともな敵国海軍がいないので

要するに 武士の作法にもとるーーーーーという しょうもない 平家や源氏の世界でも

通用しなかった面子を 大事にするのです


海軍の主戦派は  太平洋のどこかで  ドンパチやるのを理想にしていて

インド洋などは まるで 無視していました


まともな 会戦を 期待できないようなところへ いけるかよーーってなもんでしょう


なもんで ドイツは せめて 潜水艦部隊を派遣して

マダガスカル海域を  遊弋してもらい

そのあたりを 通る商船 あるいは 駆逐艦などの 護衛艦を

どんどん やっつけて欲しいと 言って来ていました


これは ほんとうに 無理からぬ話でして

ドイツは  地中海をおさえてはいましたが(飛行機によって)

ジブラルタルは 英国の管理下にあり そのあたり付近は

英国の 影響下にありました


しかし 英国は スエズ運河は使えません

それで スエズ運河あたり

あるいは エジプト中心部に 展開している 英国軍に 補給するには

アフリカをぐるっとまわって

紅海へ 入ってくるしかなかったのです

ものすごい 時間がかかるのですが

まあ 補給だけはできるので なんとか 英国軍は

ドイツ機動部隊と そこそこの 戦争をおこなっていました

もし その 補給が途絶えれば

もう

すぐにでも ドイツ軍は エジプトを押さえることができるのです


だから

インド洋の制海権を とって欲しい

他の用事があるなら  せめて

マダガスカルに 潜水艦を 派遣して

英国 アメリカの 補給艦隊を やっつけて欲しいと


もちろん ドイツにも 有名なU−ボートがありますが

残念ながら 南大西洋までは 海域が遠すぎて 行けないのです

また アメリカ駆逐艦隊が 南大西洋には うろうろしていたようです


それで  日本陸軍と ドイツ軍は しきりに

日本帝国海軍に  インド洋をなんとかしてくれと

催促していました

***********

補足しておけば Uボートは 商船を 沈没させる為に 作った潜水艦です

なるべくは 駆逐艦などの 戦闘艦とは 戦わない

ところが

日本の潜水艦は どうした 手違いか

商船を 沈没させても  手柄にならない

なんや 無防備の 商船を 沈没させたのかと 卑下されるほど

だもんで 日本の潜水艦は 商船よりも 戦闘艦を目標にします

戦闘艦を相手にして は なかなか 勝てません

どういう 教育をしていたのかまるでわからん 海軍のシステムですね

潜水艦というのは どこの国でも

商船を やっつけるためと

戦闘艦をまもるためと この2つが 主要目的として作られたものです


アメリカも 日本の商船を どんどん 沈没させます

そして 沈没させると 功績になる

相手は 商船

相手が 戦闘艦だったら もしものことがあれば 大変なので

 なるべく するなと 言われている


それほど 諸外国と 日本の 戦争観は 違っていたのです

諸外国は 補給を一番目に考える


日本は 補給を最後に考える

*********

まだ つづきますが 一休み

これは 前にも書いているかもしれませんが

もういちど まとめて 書いてみます

        きょう あす あさって 3連休なので

           書けると思います^^

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