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楽器をいじくり倒して面白いプレイヤーになろう!という企画。独創的な表現をするためには、特徴的なことをしなくちゃ。

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2008/05/04

スキャロップド加工

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エドワーズのスキャロップのことを書いたけれど、
「ついにここまできたかー」という感じがしたんだよね。

なにが?
といわれると説明に困るんだけれど、
操作性と楽器の形が逆転した、というか、
全く違う弾き方をしないと、この特性は活かせないな、
と思ったんだよね。

指板を削って、フレットの一部にしている、
というのが印象。
音が出しやすく、表現力が乏しい。

好みが、すごく分かれるスキャロップだけど、
自分のギターでも、結構やっていたりする。

でもイングウェイモデルのような
丸くて深いのは、好みではなくて、
本当に薄い加工が好み。

それも12フレット以上のみ。

やっぱり指板に押し当てて
深いビブラートをかけたい、と思うと、
ちょっと違うかな、と思う部分がある。


イングウェイが出現して、スキャロップドが出回るようになって、
ギターのスタイルは間違いなく変わったと思う。

今思うと良くわからない日本語の「様式美」
なんていう言葉もはやったし。

スケール自体の重要性が高まる時代になった気がするんだよね。


もしもバイオリンのビブラートを理想としたら、
フェンダーのストラトのネックのカーブは、
とても理にかなった、美しい形をしていると思う。

やぱっり触って安心する、ということはある。

でもセミスキャロップ、というのかな、
自分の好みに合わせてカスタマイズしたものは、
他のものとは段違いに素晴らしい操作性で、
それだけで、越えた壁があったのも事実。

スキャロップって美しさを破壊する行為のようでもあるけれど、
主役はプレイヤーなんだよね。

自分のギターは自分に合わせてアリなんだと思う。

ただスキャロップって、こつこつ彫刻刀で削るんだけれど、
ギターの恐ろしいところで、弾きながら試せない。

音を出さずに、ここをちょっと削ったら艶が出るかな?
とか、この角度は指に当るんじゃないの?
とか、想像しながら進めて、
結果も正しかったり、間違ったりしている。

基本的にはプレイヤーの指の形に合わせるようにしている。
だから、インギーモデルのような乱暴な丸は作れない。

スタイルが演奏を変えて、
演奏が楽器を変えて、
変わった楽器が音楽を変える。

それはそれでいいんだけれど、
メリットもデメリットも見据えた上で、
自分なりの価値観で変わっていきたいよね。

その時々の価値観に流されるんじゃなくてね。


付け加えると、彫刻刀を一筋だけ入れたネックを
いままで3本見たことあります。

あの一回だけ削る気持ちと、
それだけでやめて弦を張る気持ちと、どっちも知りたくてたまらない。

大事なギターをどんな気持ちで削ったんだろうね。


ブログ「音楽のしくみ」ギターコードからオーケストレーションまで。
 
  http://blog.livedoor.jp/pbran/



音楽業界攻略法

  http://www.infotop.jp/click.php?aid=50991&iid=7442

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