2009/08/27
【近藤昇の会社は社会の入り口だ 第033号】学生インターンの功罪を考える
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━≫ 09/08/27 Vol.033 ━ ●アジアを駆け巡る中小企業の“お助けマン”ブレインワークスグループ CEO 近藤昇が語る *. 就職活動中の学生向けメールマガジン ..* ──────────────────────────────────── 近藤昇の会社は社会の入り口だ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.bwg.co.jp/ ━ ◆ 学 生 イ ン タ ー ン の 功 罪 を 考 え る ◆ ---------------------------------------------------------------------- 学生のインターンが定番となったのはいつの頃だろうか? 最近では本気で学生のインターン活動をサポートする NPO法人や一般企業が増えてきた。 真面目にインターンに取り組む学生には ありがたいことだろうし、心強い存在だと思う。 実は当社も相当早い時期から、 学生の力を借りて事業活動を行ってきた会社だ。 特に約15年前の創業時は、 積極的に学生を戦力として活用させていただいた。 その当時は、特にITビジネスを中心に 事業活動を始めたこともあり、ピーク時は 十数名の学生プログラマーが大活躍だ。 リクルート社の某アルバイト雑誌に求人を出したら、 応募者が殺到し、驚いたことを今でも鮮明に覚えている。 今もさして変わりはないが、 1年ぐらい授業に出なくても平気な学生は結構いたものだ。 長く活躍してくれた学生の中には、 当時の正社員よりも報酬を稼いでいたつわものもいた。 分野にもよるだろうが、ITや翻訳など 技術系の専門職は特に戦力になりやすかったようだ。 今では、そんなIT系の学生を活用した ITサービス会社まで存在する時代だが・・・。 改めて振り返ってみると、 当社は学生を活用する術は、結構長けていると思う。 彼らの中には、そのまま正社員になったものもいる。 残念ながら退職したものもいるが、 インターンから正社員になった2名は、 社歴10年を超え幹部社員として今でも会社を支えている。 ベンチャーに冒険はつき物だが、 昔は、正社員として入社時に、 すぐにマネージャーの役割を与えたこともある。 その後、継続的に色々試行錯誤を続けた。 テレアポに活用したり、外国人を受け入れてみたりなど。 今では、ベトナムで営業活動や パートナー開拓などの分野で学生に活動してもらっている。 こんな風に、当社の学生とのかかわりは長くて深い。 今風にいえば、 創業時から“インターン”を活用しまくってきた会社といえる。 今でこそ、インターンという言葉が当たり前だが、 昔は、単に仕事の戦力として アルバイトのひとつ上のレベルという位置づけであった。 いつの頃からだろうか? インターンが一般的になってきたのは。 実は、インターンと言っても 一言では括れないほど多岐に渡っている。 また、良い面、悪い面も当然ある。 そして、学生側と企業側で思惑は違う。 インターンとして企業で働く体験をする学生と、 それを受け入れて何かの成果を得ようとする企業側。 理想的に言えば、Win-Winとなればベストなのだが、 現実はなかなかそうはいかない。 まずは、企業側からの目線で考えてみる。 インターンを受け入れる経営者の最大の目的は、 「そのまま自社に就職」というパターンに持ち込むことだろう。 特に、中小・ベンチャーは本気だ。 次に、仕事の分野によっては、高いパフォーマスを発揮してもらえる点。 ローコストオペレシーションが可能な点が挙げられるだろう。 また、新卒を全く採用したことがない会社であれば、 その下地作りにも利用できる。 組織が今時の若者対応に慣れることは結構メリットだろう。 これは、従来型の中小企業に多いケースだ。 しかしながら、そうそう企業の期待通りにはことが進まない。 結局、無駄な労力とコストだったと嘆くケースは多い。 ロクでもない学生に巡り合ったらこれは不幸。 継続性が心許ない時代だが、 最初の1~2ヶ月は手取り足取り教えることになる。 インターンとはいえ、完全な投資だ。 途中で投げ出されたらたまったものでない。 また、自分の履歴書の実績づくりだけに来られたらこれもまた迷惑だ。 では、学生側からの目線で考えると、どうだろうか? まずは、良い点を考えてみる。 就職活動前に働く事を実感できる。 (ただ、今の若者で怖いのが、 少しの体験で分かった気になってしまうことであるが・・・) 実際、お目当ての会社でインターンをすれば、 自分がその会社に馴染むかどうかある程度は掴むことも可能だろう。 インセンディブの制度などで、大きな成果を出し、 実際にお金を稼ぎだすつわものももちろんいる。 私は、あまり歓迎しないが、 インターン経験そのものを就職活動の+材料に活かす という学生もちらほら。 悪い点というと、失敗事例になるだろう。 まず、長期といってもMAXでも一年程度の就職経験。 よっぽどの専門職のスキルでない限り、 実際は、本当に戦力としての活躍は難しい。 そうなると、 自分が実際に貢献できなくて自信を失う者もいる。 (時々、そのまま学生起業家となるようなパワーの持ち主もいるが・・・) そして、1番の問題は報酬をもらはない分、 本気モードにはなりにくいことが挙げられる。 あと、本人は気づかないものたが、 たかがの少しの体験で、 会社とは・・・などともの知り顔で語る者もいる。 (そんな簡単に会社や働くことの本質など分かるわけがないのに・・・) 簡単に書いてみたが、 企業の目的は昔からあまり変わらないが、 学生の本音の目的は多岐に渡ってきたように思う。 仮に大企業&エリート志向の学生が、 当社のような汗をかき、地べたを這うような世界に来ると 完全にミスマッチ。 自分が頭でっかちであることを、棚に上げて、理屈ばかり述べる。 こういう人には、形だけのインターンという世界が馴染むだろう。 その一方で、将来、本気でアジアで起業したいから、 日本の外で、苦労できる場所が良いという真剣モードの者もいる。 先日も、私が行っている学生セミナーがきっかけで、 ベトナムでインターンを始めるある某有名国立大学の学生が現れた。 アジアで自分を試してみたいという。 もちろん、当社では即OKだ。 そんな訳で、来月からインターン開始となった。 20歳前後は、何かの活動を始める時に、 目的が必ずしも必要かというとそうではない年齢だと思う。 単純に、日常では決して経験できないことを経験する・・・ こんな動機で十分だと思う。 それに答えられるだけの環境と材料はアジア各国に数多く存在する。 当社の大切な事業パートナーでもあり、 私の友人でもあるNPO法人JAE(http://jae.or.jp/)の山中代表に 先日お会いし、アジアでのインターン支援について話し合った。 「インターン成功の秘訣は幾つかある中で、 最も大切な事は、企業側が少しでもコストを負担して、 故に、何らかの結果を厳しく求める。 そいう環境下で、必死になって成果を残そうとする。 こういう構図が大切なんです」 山中氏は熱く語っていた。 なるほど、納得である。 すでに述べたが、当社の創業時は特にそうだった。 極端にいえば、正社員も学生もがむしゃらに仕事をした。 会社が生きていくために必死の環境があり、 それを自然と学生も受け入れていたのである。 最近は、うわべの現実離れした理想的な話に 食いつきやすい若者が増えてきた。 当人だけの問題というよりも、 社会全体がそう流れているからだろう。 だからこそ、これからは真剣勝負のインターンが クローズアップされるだろうと確信する。 そいう意味でも、アジアでのインターンは 親元は100%離れるわけだし、言葉の問題、生活環境の問題、 そして、なによりも日本より相当遅れた社会でのビジネス経験。 どれをとってもガチンコの環境であることは保障できる。 アジアに若いうちから、どんどん、若者を送り出していこうと思うし、 そういう仕組みも整備しようと思っている。 ┌──────────────────────────────── お┃知┃ら┃せ┃ ━┛━┛━┛━┛ ■ 書 ┃ 籍 ┃ 情 ┃ 報 ■ ●日本をリードする企業たち チャレンジングカンパニー ブレインワークス 編著 ───────────────────────────── 日本をリードするチャレンジングカンパニーを一挙にご紹介!! 製造業、教育サービス業、コンサルティング業など日本が誇る、 様々な業種をリードされている企業をご紹介。 会社概要、サービス内容を経営者の方にたっぷりと語って頂きました! 「なぜこの事業に取り組んだのか」「どんな点に苦労したのか」 そして「成功の秘訣」とは何かをインタビュー形式で網羅。 読み終えれば、あなたも何かチャレンジしたくなるでしょう。 ビジネスパーソンはもちろん、学生の方々にもオススメ!! 詳しくは ≫≫ カナリア書房 < http://www.canaria-book.com/ > ──────────────────────────────── ■ ブ ┃ ロ ┃ グ ┃ 情 ┃ 報 ■ “近藤昇の会社は社会の入り口だ”に続き、 “近藤昇のアジアを奔る”も随時更新中!! 近藤昇がアジアを駆け巡ります! 是非、こちらもご覧下さい ≫≫ http://blog.bwg.co.jp/asia/ └──────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【ご意見・お問い合わせ】 info@bwg.co.jp << お気軽にどうぞ! ▼メールマガジンの購読・停止・登録メールアドレスの変更、 バックナンバーはこちらから http://www.mag2.com/m/0000261597.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行:株式会社ブレインワークス Copyright (C) 2009 BRAIN WORKS GROUP All Right Reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■━━━━━“アジアを駆け巡る、お助けマン”━━━━━■□ ■ ┃ ┃ 日本からアジア ┃ アジア企業のペースメーカーとして走り続ける!! ┃ ┃+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-++-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-++-+-+- ┃ ┃ 発行者: 株式会社ブレインワークス ┃ ┃ TEL:03-5759-5066 FAX:03-5759-5187 ┃ ┃ HP:http://www.bwg.co.jp/ ┃ ┃ blog:http://blog.bwg.co.jp/kondoh_shakai/ ■ □■ ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■


