2009/10/04
日本を復活させるための金融行政
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2009年10月4日 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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◆◆◆ ドクター国松の「日本の国はここがおかしい」 第103号 ◆◆◆
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-テーマ-
どうすれば日本の国は復活するのか
--本日のテーマ-----日本を復活させるための金融行政
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◆銀行の使命は預金として集めた余剰資金を、資金を必要とする企業や個人に
融資することである。
◆日本の復活という視点で言えば、より重要なのは企業への融資である。
しかし、どうもこれがうまく機能していない。
◆中小企業は貸し渋りがあり、資金を融資してもらえないと主張するし、銀行
は資金需要がなく、貸出先がないという。
◆どちらかが嘘をついているわけではなく、当事者にとってはともに実感であ
り、そしてそれが日本の金融制度の問題を最もよくあらわしている。
◆企業には確かに資金需要はある。しかし、新規事業のために必要な資金に対
しては危なくて融資できないし、赤字資金や不良在庫等に必要な後ろ向き資
金に対しても融資することは難しい。
◆今のような不況期には、多くの企業で業績が悪化し、赤字になったり、不良
在庫が増加し、後ろ向きの資金が必要になる。また、業績回復のためにリス
トラを実施したり、新規事業分野に進出するのにも資金が必要になる。
◆銀行にとっても、融資は収益源であり、元利返済の心配がなければ、融資案
件は多い方が利益になる。
◆しかし、現実には貸し出せる先は少ない。それは何も相手企業がすぐに倒産
しそうで、資金が返ってこないからではない。
◆要注意先や要管理先への貸出については、貸倒引当金の引当が必要となり、
それが銀行経営を圧迫するからである。
◆バブル崩壊後の不動産下落による不良債権増加に伴う金融危機、欧米諸国を
中心とした、自己資金規制の強化により、銀行の融資姿勢が必要以上に消極
的になり、これが日本経済の回復を遅らせている。
◆国内金融を改善させる最も効果的な方法は、過度な自己資本規制と不必要に
厳しい金融検査の基準を緩めることである。
◆バブル崩壊後に銀行が危機に陥ったのは、不動産関係に融資が集中している
状況で、不動産が暴落したからである。
◆通常の営業をしている企業への融資の場合、業種も分散しており、一度に多
くの取引先が倒産することはなく、一部資金が回収不能になっても銀行の経
営危機につながることは少ない。
◆今では、規制や検査が不必要な引当を強制し、そのことが銀行の財務内容を
悪化させ、信用低下を招き銀行経営を圧迫している。
◆銀行を健全化させる制度が、むしろ銀行経営を悪化させ、必要な企業に資金
を還流させることを妨げている。
◆そもそも、金融庁の検査など、一律的なマニュアルに基づくものであり、銀
行がよく知っている個々の企業の実情を考慮しないため、結果的に企業にも
銀行にもマイナスの結果をもたらしている。
◆融資先に対する検査格付けを緩和し、銀行の自主性を尊重し、検査は業種的
な偏りや、不正のみを重点的に検査するように改めることで、日本経済の改
善に相当寄与することができるだろう。
◆銀行が国債ばかり買っているようでは、日本経済に未来はない。
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