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敗戦の廃墟から、世界一の経済大国になり、あっというまにアジアの落ちこぼれに転落した日本国。ジェットコースター人生を絵に書いたような日本国。私達が年老いた時に野垂れ死にしなくてもいいように、どこがおかしいのかじっくりと診察してみましょう。

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2009/09/26

日本の株式市場をダメにした野村証券

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◆◆◆  ドクター国松の「日本の国はここがおかしい」  第103号  ◆◆◆
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                -テーマ-
         日本の国は何故だめなのか
           
    --本日のテーマ-----日本の株式市場をダメにした野村証券
                
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◆野村証券は24日5400億円の公募増資を行うことを決議した。その結果は野村
 ショックとなり、金融株中心に株式市場は暴落した。

◆金融機関に対する自己資本規制の強化を先取りしたものであり、一企業とし
 て評価すればむしろ評価に値する行動力といえる。

◆しかし、今や野村といえば日本で唯一の証券会社というべき存在であり、常
 に日本の証券市場に目をくばりながら行動してもよい存在である。

◆山一が倒産し、日興が外資の手に落ち、今また銀行傘下で再生を図り、大和
 が銀行の庇護を失った今、日本の証券市場の将来は野村の手にかかっている。

◆しかし、その野村が3月に続き、今この段階で多額の増資を図るようでは、
 日本の証券市場を考えているとは思えない。

◆1989年のバブル崩壊以来、株式市場は資金運用の場としては機能していない。
 政府が積極的に貯蓄から投資へという政策を進めたが、肝心の野村に代表さ
 れる証券会社は、その資金を搾取するためにだけ動き、結果貴重な国内の資
 金を海外債券やBRICs株式等を通じて海外に流出させ、日本経済の回復
 を阻害した。

◆証券会社が国内でやったことは、手数料を稼ぐために、企業に多額の増資を
 させ、株式市場に流入した資金を外資のヘッジファンドの草刈り場として提
 供したことである。

◆勿論、折角集めた多額に資金を企業価値向上に役立てられない日本企業幹
 部の経営能力のなさも、大いに責任がある。

◆結果はどうか、東証一部時価総額  日経平均株価
   1989年    591兆円 100%  38915円  100%
   2006年    539兆円  91%  17225円     44%
   2009年8月   317兆円  54%  10492円   27%   
 時価総額の減少以上に株価が低下し、買いから入る株式投資は儲かりにくく
 なっていることがわかる。

◆日本の経済が発展するには、国内の貴重な資源である資金を国内で活用する
 必要がある。そのための手段として、国内の株式市場に資金が流入すること
 は不可欠である。
 
◆日本を代表する証券会社である野村には、自己の利益のみを追求するのでは
 なく、東京市場を安心して資金投入できる市場として発展させることを期待
 するのだが、これは無理なことなのだろうか。

◆野村にできないなら、政府に期待するが、どちらも無理なら、やはり海外で
 資金を運用せざるをえない。

◆このまま放置すれば、いずれ日本は世界の落ちこぼれになるので、円高リス
 クはドル以外の通貨に対しては、10年サイクルで見れば気にする必要はない。

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日本の国はここがおかしい
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