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敗戦の廃墟から、世界一の経済大国になり、あっというまにアジアの落ちこぼれに転落した日本国。ジェットコースター人生を絵に書いたような日本国。私達が年老いた時に野垂れ死にしなくてもいいように、どこがおかしいのかじっくりと診察してみましょう。

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2009/05/31

日本の農業とJA金融

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◆◆◆  ドクター国松の「日本の国はここがおかしい」  第83号  ◆◆◆
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                −テーマ−
         どうすれば日本は復活できるのか
           
    --本日のテーマ-- 日本の農業とJA金融
            
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◆農林中金の最終赤字が5657億円となり、含み損も2兆円に達するらしい。
 外債での運用失敗がその主な原因である。

◆元々、JAが金融業務を営むのは、農家が外部の金融資本に搾取されないよ
 うに自前で賄うためだったように思うが、今はそんなことは忘れさられてい
 るらしい。

◆農林中金の資料によると、21年4月でJAバンクは貯金83兆円に達するが、貸
 出金は22兆円にすぎないらしい。この内、農業の振興に役立っている部分は
 半分もないのではないだろうか。

◆今回、残りのかなりの部分が、海外の債券に投資され、結局JAの貯金は農
 業だけではなく、日本経済にもほとんど貢献していないことが、白日のもと
 にさらされた。

◆JAが金融業務をしていなければ、83兆円の資金は銀行にながれ、より多く
 の資金が、国内の企業に貸し出されたことは疑う余地はない。

◆同じことはJAの行う保険業務にも言える。JA共済は平成19年度末で340兆
 の長期共済保有契約高をもつ、日本有数の保険会社でもある。

◆今年の決算で生保12社は合計は約2兆4400億円の有価証券評価損を計
 上したが、公開義務のない全共連は何も明らかにしていないが、農林中金と
 同様に、他の同業者より運用能力がすぐれていることは考えられないので、
 多額の含み損があっても少しも意外なことではない。

◆どちらにしても、共済の資金も貯金と同様、日本農業の発展には何の寄与も
 していないことは明らかである。

◆日本農業を発展させねばならないという点において、ほぼ国民のコンセンサ
 スは得られているのではないだろうか、この状況でJAに集められた資金が
 何ら農業に寄与しないということは犯罪行為である。

◆JAにあつめられた資金の50%以上は農業発展に寄与する事業に使用するこ
 とを義務づければ、JA組織ももっと真剣に農業を発展させる方策について
 考え、農業への投資を開拓する方向に向かうのではないだろうか。

◆金融機関も保険会社も他にたくさんあるのだから、それができないようなら
 JAで金融業務や保険業務を行う必要はない。

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