2009/10/09
【平野貞夫の国づくり人づくり政治講座】第32号 2009年10月09日発行
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平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第32号 2009年10月09日発行
筆者 : 土佐南学会代表 平野貞夫
発行 : 一般財団法人 国づくり人づくり財団
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◇◆ 宇宙的地球時代 共尊共生の世紀へ ◇◆
◆◇ 第5回 夢・地球交響博 ~国づくり人づくりの祭典~ ◆◇
『 第5回夢・地球交響博 』は、おかげさまをもちまして、
大盛況のうちに閉会することができました。
ご来場いただきました皆さま、ご協力いただきました皆さま
本当にありがとうございました!
※当日の様子はオフィシャルサイトにて公開いたしております。
⇒こちら http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/expo/
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《『政(まつりごと)の心』を求めて》 ― 日本の議会政治の反省(11) ―
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-「55年体制」崩壊への道-
前回予告したように、本格的政権交代により鳩山民主党政権が成立した。
これにより「自社55年体制」は完全に崩壊した。
ここに至るまで日本政治は試行錯誤したが、この動きは20年前から始まっていた。
その動きの経過を知っておくことが、これからの日本政治の発展に役立つと思う。
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『 小沢自民党幹事長の決意 』
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平成元年7月23日の参院選挙で与野党が逆転し、土井たか子社会党委員長が
「山が動いた」と公言した。私はこのとき、衆院委員部副部長の職にあった。
2日後、小沢一郎衆院議員から電話。
「竹下派のなかには、この際、自民党は政権を野党に渡したほうが日本の政治の
ためになる。自民党の改革にもなると思うが、意見を言ってほしい」
「内閣、政権をつくるのは参院ではない。衆院です。これが憲法の原理なのだか
ら、衆院で多数である限り政権を渡すべきでないと思います」
「自分たちは、ともすると政略に走って憲法の原理を無視するきらいがある。わ
かった」
このやりとりがあった11日後の8月8日、小沢一郎は自民党幹事長に就任し、
翌9日、海部自民党内閣は発足した。参院では野党多数、衆参両院で内閣総理大
臣の指名が異なった。36年ぶりに両院協議会が開かれた。
この政は海部俊樹という三木派の雄弁政治家を竹下派の小沢一郎が担ぐというこ
とで、「海部・小沢政権」と呼ばれた。ところが法案を成立させるにも参院で野
党が多数だ。
衆院であらかじめ野党と法案の内容について話をつけておかないと成立しない。
予算や条約については衆院に憲法上の優越権があるが、自然成立などで憲法条文
の解釈運用で学説が異なるなど問題が山積していた。
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『 連立政権や政界再編を望む時代に入った 』
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つまり、これまで自民党一党による独善的な国会運営はできなくなった。考え方
が近い野党の一部の協力を得なくては、政治が動かなくなった。というよりも、
日本を取り巻く政治状況が、自民党一党支配や「自社55年体制」の限界を示す
ようになったのだ。
国民の意思も、連立政権や政界再編を望む時代に入った。
海部内閣が発足して2週間ぐらいして、山下徳夫内閣官房長官の女性問題が発覚
する。
ちょうど、その8月24日夜、秋の臨時国会の打合わせということで、小沢幹事
長に呼ばれた。場所は赤坂の「浅田」。公明党の権藤恒夫衆院議員と私の三人だ
けの会食だった。この三人は、小沢議院運営委員長時代から親しい付き合いであ
った。
まず小沢が幹事長に就任した経過から話し始めた。
「いろいろ言われているが、僕はポストを自分から要望したことはない。金丸
(信)さんから強く幹事長をやれと言われたが、竹下(登)さんは反対だった。
政調会長ぐらいを考えていたらしい。田中のオヤジから『政治家なら幹事長だ。』
と聞かされていたし、もう日本は自民党と社会党の『55年体制』ではやれない。
大変な時期だからこそ引き受けたんだ。今後ともよろしく頼むよ」
権藤さんは「わかった」と応じた。しかし、私はそうはいかなかった。
「与党の幹事長といえば政治家のトップ。事務局の職員の私が、これまでのよう
に勝手な意見を言うわけにはいかない」
「自民党の国会議員や職員には、僕の考えをわかってくれる人材は少ない。なん
としても自民党を変えたいんだ。そうしないと日本は潰れる。文句があるなら言
ってくれ」
「リクルート事件を反省すると言って、『政治改革大綱』をつくっても党内で放
たらかし。自民党は解党的党内改革をしないと、国民から見捨てられますよ」
「確かにそうだ。このままの自民党を続けていると、日本は駄目になる。もし私
が自民党を改革できなければ、自民党を潰す。そういう心境なので、これからも
ぜひ相談に応じてくれ」
これが小沢幹事長の決意であった。
(続く)
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◇ 第5回夢・地球交響博報告
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◇【連載】聖徳太子憲法の価値を見直そう 琴の和道 通蒙憲法 第一条
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