2009/08/28
【平野貞夫の国づくり人づくり政治講座】第26号 2009年8月28日発行
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平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第26号 2009年8月28日発行
筆者 : 土佐南学会代表 平野貞夫
発行 : 一般財団法人 国づくり人づくり財団
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◇◆ 宇宙的地球時代 共尊共生の世紀へ ◇◆
◆◇ 第5回 夢・地球交響博 ~国づくり人づくりの祭典~ ◆◇
日時 2009年10月3日(土)10:30~21:00
場所 第1部 基町クレド 11F NTTクレドホール
第2部 リーガロイヤルホテル広島 3F ロイヤルホール
★過去開催分のプレビュービデオが公開されています。
⇒詳しくはこちら http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/expo/
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《『政(まつりごと)の心』を求めて》 ― 日本の議会政治の反省(5) ―
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日本の政治というのは困ったことに、総理である与党第一党首と野党第一党首の
「党首討論会」で、「政権交代は目的が手段か」ということを真面目に議論する
国である。二人の不見識さも問題だが、これを放置している有識者、マスコミを
始め日本人全体に問題がある。
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『 政権交代の本当の意味 』
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参院総選挙というのは、政権選択選挙が本質であり、これまでの政権のままでよ
いのか、政権を交代させた方がよいかを国民有権者に選択してもらうことが、憲
法の基本である。要するに議会民主政治の前提条件なのである。目的とか手段と
いう次元の問題ではないのだ。
日本で議会政治が始まって百三十年になるが、本当の意味で国民の選択によって
政権を樹立したことはない。形の上で政権が交代したことはあるが、戦前は元老
有識者の推薦で天皇が任命したものであり、戦後の新憲法では、政党が話し合っ
て政権を構成したのだ。八月三十日の総選挙で、もし自公政権が交代することに
なれば、議会政治史上初めて国民の判断で政権を樹立することになる。
明治憲法下の戦前は別にして、現憲法下でなぜ政権交代が行われなかったのか。
衆院事務局で三三年間、参院議員十二年間、政治分析家として五年間、約五十年
間、政治の中に生きてきた経験から、その理由を述べてみる。
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『 現憲法下でなぜ政権交代が行われなかったのか 』
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第一の理由は、米ソ冷戦中に日本人の多くは、ソ連共産党の指導による日本政治
になることを避けようとした。また占領から駐留を続けた米国も、日本が共産圏
とならないように保守政党に資金援助を裏側で行っていた。ソ連も昭和三十年代
まで、共産党に資金を援助していた。社会党は左派がソ連の影響を受け右派が親
米的で、昭和三十年代はそれでもソ連の影響を受けない政権交代を目指したが、
後半になってソ連社会主義体制に飲み込まれていく。要するに国際状況の影響を
受けて、言葉ではともかく腹の中で政権交代を凍結していった。
第二の理由は、昭和三十年(一九五五年)から始まった自民党と社会党の二大政
党による「自社五五年体制」は、昭和三十年代は、社会党も本気で政権交代を考
えていた。昭和四十年代に入って、日本が高度経済成長を成功させると、社会党
は本気で政権交代させる政治を行わなくなった。自民党政治が拡大した経済的パ
イをどう多く配分させるか、という政治を社会党が採るようになった。「政権を
とろうとしない政党」は「ネズミを捕らない猫」ということになる。自民党と社
会党は国会の裏で闘う姿勢をとりながら、実は裏では談合連立政権であった。
第三の理由は、平成時代となって米ソ冷戦は終結し、日本のバブル経済は破裂し
経済の成長時代は終った。そして技術革命により新しい情報文明社会が出現した。
明治以来の近代国家、戦後の談合民主政治の限界が見え各方面での根本改革が必
要となった。そのため、まず政治のあり方を反省した政治改革が必要となった。
それを発想したのが、自民党の改革派であった。それを妨害したのが、まず自民
党の守旧派が官僚既得権や大企業と癒着し、従来の政官業談合政治を続けた。さ
らに自社談合政治で、裏から政官業既得権政治を支えたのが社会党左派であった。
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『 国民がこれまでの談合政治に目覚めるか 』
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平成時代に入って、まず日本で断行すべきことは、政権を交代するという本来の
議会民主政治を実現することであった。平成五年八月の細川非自民政権はそのス
タートであった。十ヵ月の政権交代であったが、自民党守旧派と社会党左派など
が談合政治に戻したのだ。以後、十五年にわたり、自民党は公明党の支えで政権
交代を、国家権力を使って阻止されてきた。さて、八月三十日の総選挙で国民が
これまでの談合政治に目覚めるかどうか。日本が立ち上がれるか、亡国の道に至
るのか、これを選択する日となる。
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◇【連載】聖徳太子憲法の価値を見直そう 籠の品道 政家憲法16条
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