2009/08/21
【平野貞夫の国づくり人づくり政治講座】第25号 2009年8月21日発行
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平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第25号 2009年8月21日発行
筆者 : 土佐南学会代表 平野貞夫
発行 : 一般財団法人 国づくり人づくり財団
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最適にご覧になれます。
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◇◆ 宇宙的地球時代 共尊共生の世紀へ ◇◆
◆◇ 第5回 夢・地球交響博 ~国づくり人づくりの祭典~ ◆◇
日時 2009年10月3日(土)10:30~21:00
場所 第1部 基町クレド 11F NTTクレドホール
第2部 リーガロイヤルホテル広島 3F ロイヤルホール
★過去開催分のプレビュービデオが公開されています。
⇒詳しくはこちら http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/expo/
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《『政(まつりごと)の心』を求めて》 ― 日本の議会政治の反省(4) ―
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いよいよ8月18日には衆院総選挙が公示され、選挙戦に入る。与野各党とも存
立をかけて戦うことになる。衆院総選挙とは国政すなわち国の政治や経済、教育、
環境、さらに生命や財産を護るための国の意思を決定する代表者を選ぶことであ
る。120年前の明治23年7月1日、日本では初めて行われた。
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『 日本人の議会政治観 』
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前回は西欧諸国の議会政治の歴史と実態を述べたが、今回は私たち日本人がどの
ような考えで議会政治をやっているのか、西欧諸国との違いを述べてみたい。政
治とはその国の歴史や文化の特色をぬきにして語れないものである。同じような
制度でも民族性の違いで決定的に違う。
まず、西欧人は議会で嘘つかないことを前提に政治をやっていることだが、日本
人はこれとまったく反対である。日本には「嘘は方便」という言葉があるくらい、
言葉に対する 責任感 が少ない。あいまいな表現で、相手だけでなく自分を誤魔
化す性格を持っている。「何々を検討する」という言葉の意味は、確約した意味
はなく実現することより、その場しのぎの言い逃れの場合が多い。
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『 融通無碍(ゆうずうむげ)』
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さらに日本には「融通無碍(ゆうずうむげ)」という言葉もある。自由にのびの
び行動するという意味なら結構だが、無原則に行き当たりばったりに行動して、
その言い訳に嘘をつく。これが一般の日本人だ。これでは健全な議会民主政治が
できるはずはない。もっとも問題なのは、日本では国家権力に関わる人たちが、
巧妙に真実を言っている形で嘘を上手に言って、支配するという伝統がある。
それでも明治・大正・昭和の戦前までは、国家に尽くす役人には「天皇の公僕」
という精神があって、かろうじて議会政治の倫理をなんとか確立しようという雰
囲気があった。戦後の憲法でつくられた日本の国会制度は、世界中でもっとも優
れたものである。しかし、それは形式だけのこと。明治生まれの人たちが活躍し
ていた昭和50年代までは、まあまあ、それなりに機能していた。その後の日本
の国会は問題だらけである。
まず、政治家とか役人が出世していくために、社会や国会の中で如何に上手に嘘
をつくか、国民を騙すか。この能力が出世していくための、競争に勝つために必
要となったのが日本社会の実態である。偏差値教育や有名大学への入学、難関な
国家試験に合格するためには、方法を選ばず競争相手に勝つことが必要であり、
そのためには虚偽の人間になるしかないのが、現在の日本社会である。
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『 国民の英知を吸い上げる能力を失った 』
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何のために役人になるのか、企業人となるのか政治家になるのか。それは国家社
会のためとかというものでなく、もっぱら自分が他人より贅沢な暮らしをするこ
とに価値観がある。自分の利益のために他人と競争して犠牲にするという風潮が
日本人の主流となっている。
こんな日本社会で本当の議会民主政治が機能するはずはない。前回述べた「多数
決原理の前提」など、理解しようとする学者やマスコミ有識者など日本にほとん
どいない。国会で多数決で決まったことが全てである。少数意見の表示権を認め
ようとする国会運営など、かつての昔話となった。
それでも明治生まれの政治家が活躍していた昭和50年代までは、自民党の長老
たちは乱暴な多数決で政治運営をする首相たちに、議会民主政治の本質を教えて
いた。多数で政治を行う場合の権力の正当性をつくるため、当時の政治指導者た
ちは与野党とも、日本社会から英知を吸い上げようとする努力をしていた。
ところが、平成12年4月に森自公政権ができ上がって以来、日本では議会政治
はほとんど機能していない。自・公という国会内の多数に目をとられ、国民の英
知を吸い上げる能力を失った。その結果が自民党の崩壊である。
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『「心」の正体 その(1)』
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