2008/12/26
【43匹目釣る】大きな魚を捕まえろ!「ヒットは、スピードと共感が鍵!」
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★マーケティング センスアップマガジン 発行:2008/12/26
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【43匹目釣る】「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」
―マーケティングは気づきからはじまる―
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◆今回のテーマ:「ヒットは、スピードと共感が鍵!」
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いつも「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」をご愛読頂き、
ありがとうございます。
このメールマガジンは、マーケティング活動を行う上で、
大事な視点、センスを高めていくためのメールマガジンです。
マーケティングに正解はありません。
それは、時代の変化に左右されるからです。それでは、何を元に
スキルを高めていけばいいのでしょうか。
そうです、物事を正しく捉える視点や感度といったものです。
このマガジンでは、目に見えないセンスを高めるお手伝いができれば
幸いです。センスアップのための様々な情報を提供します。
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◆◇43匹目を捕まえた!◆
★テーマ:「ヒットは、スピードと共感が鍵!」
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こんにちは、鈴木宣利です。
週末に久しぶりに映画館にいきました。
見た映画はこれ、「地球が静止する日」でした。
もともとSF映画が好きであり、キアヌ・リーブス主演
ということもあり、楽しみにしていたのですが、少し
ガックリという感じも否めません。
それもそのはず、この映画は「ウエスト・サイド物語」
「サウンド・オブ・ミュージック」のロバート・ワイズ監督の
名作「地球の静止する日」(1951)の現代風にしたリメイク版のため、
内容に変化球があまりありません。昔のシナリオなので、テーマは
しっかりしているのですが、インパクトのある映画ばかりみている
目の肥えた現代人には、少し物足りないという感じなのです。
革新的なリアル感たっぷりの映像なのですが、
なぜか最後まで感情移入できませんでした。
うーんと考えたら、やっぱりシナリオの古さなのかも知れません。
例えば、先週テレビでM1グランプリ2008が決定しましたが、
優勝したNON STYLEのネタには、スピード感があります。
そして、これでもかというぐらいのネタの共感するポイントが
あります。最後に決勝まで残った芸人であるナイツでも、
笑いのツボを4分の中に37点入れたといっていました。
しかし昔の芸人は、たぶん数点入れていれば、
いいほうではないでしょうか。
映画も同じで、感情を動かすポイントであるドキドキ感、
ワクワク感が定期的にないと飽きさせてしまうのではないかと
思います。せっかく SF向きの俳優であるキアヌ・リーブスを起用した
のですから、もっと場面転換とスピード感があっても
よかったように思います。
そういう意味では、 SF映画のマトリックスは、計算された
シナリオとスピード感で大ヒットしました。
このように、現代人に受けるには、やはり社会性を捉えた、
共感を呼ぶツボのようなものがあると思います。
それを意識したコンテンツでなければ、注目されません。
これは、映画や漫才だけのことではなく、すべての
物事にスピード感や共感が必要ということです。
流通であれば、お客さまにスピーディな対応をし、
そして、共感するサービスを提供する。
メーカーであれば、共感する商品を開発をし、タイムリーに
発売していく。
時代が求めていることは、どの分野も変わらないと思うのです。
あなたの分野で、ぜひスピードと共感というキーワード
を意識しマーケティング活動に取り組んでみてください。
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◆◇宣利の気になるマイ本43冊目◆
★ 「ヒットメーカーの寿命」 ー阿久悠に見る可能性と限界ー
著者:高澤秀次
発行:東洋経済新報社
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「どうにもとまらない」山本リンダ
「わたしの青い鳥」桜田淳子
「UFO」ピンクレディ
「北の宿から」都はるみ
「舟歌」八代亜紀
「勝手にしやがれ」沢田研二
「津軽海峡・冬景色」石川さゆり
‥‥‥‥
もうきりがないのでやめますが、
お分かりですよね。このすばらしいヒット曲に共通
するのは、言葉の魔術師であった作詞家阿久悠さん。
昭和の時代の匂いを嗅ぎ取り、戦後の歌謡界に
新たな世界を開拓したヒットメーカーです。
そんな彼の創造した曲達を通して、
ヒットメーカーの作詞家としての可能性と限界を
照らし出した異色な本を紹介します。
しかし、ここで私があえて紹介したい理由は別に
あります。それは、作詞家阿久悠さんが時代を
どのように捉え、どのように歌に落とし込み、
どのように感じていたか、
ヒットメーカーの感性を知ってもらいたいからです。
ヒットメーカーになるには、そう成りたくて成れる
ものではありません。それは、ヒットは、お客様が作るもの
だからです。自分よりも、まず万人のお客様に受け入れて
もらわなければなりません。
だから昭和の時代の申し子として生まれた阿久悠さんは、
そうなるための努力もし、またそういう感性を努力で育て
たというのが、本当のところだと思うのです。
そういう意味でぜひ、読んでいただきたい本です。
もちろん詩の分析も面白い視点でしっかりしてるので、
たいへんためになります。
私の中での阿久悠像は、次の点がすばらしいと思いました。
●作詞家ではなく、実はプロデューサーでした。
彼は、もともとスター誕生の仕掛け人であり、また
広告代理店時代は、企画書がつくれるプランナーで
ありました。
このため、どのような戦略で、どのような仕掛けで
つくれば流行し、そしてその採算性までも計算した
ビジョンが最初から描けていました。
●時代の風をつかむための一人編集会議をしていた。
この書籍の中でも紹介されているが、彼が日課として
いたものが一人編集会議と称して実施していた日記です。
アンテナに引っかかったネタを整理し、いつでも
詩が書ける状態であったようです。
そういう意味では、さすがプロフェッショナルです。
●業界カラーに飲み込まれない嫉妬のエネルギーがある。
彼のライバルとなる作詞家も多くいたが、そういう作詞家
がヒット曲をだすとたいへん悔しがったようです。
つまりは、業界のトップとして安易に君臨することを望まず、
つねに時代とともにある歌の社会性を意識していました。
このような意識を持ち続けたからこそ、彼の時代が作られた
のかも知れません。会社も同じで、会社のカラーに染まった
とたんに、外野の声は、聞こえなくなってしまいます。
さて、いかがでしょうか。
彼は天性の才能で、言葉の魔術もすばらしい限りだが、
彼がヒットメーカーであり続けた理由は、言葉だけでは
ないことがわかる1冊です。
やはり、昭和を造った作詞家から学ぶべき点は
多すぎて参ります。
ぜひ、何かしらの気づきがあるので、読んで
みてくださいね。するどい著者の視点に脱帽です。
それではまた、次回の「大きな魚を捕まえろ!」をお楽しみに。
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★宣利の気になるコト(編集後記)
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今日で仕事納めの方が多いのではないでしょうか。
1年間ご苦労さまでした。
今年は、サブプライムの影響で、日本も大波に飲み込まれそう
ですが、必ず脱出する方法があると信じています。
それには、ぜったい必要な視点が、視点を多く持つということ
だと思います。
最近オーブというおもちゃを買ったのですが、
これがただのリングが幾十にも連なったおもちゃなのですが、
様々なかたちをさせることができます。たぶん課題も同じで
あらゆる視点から観てみることで、問題解決の糸口を
見つけられると思うのです。
来年は、率先して問題解決をする達人になっていきたいと
思っています。今年は、ありがとうございました。
来年は、あなたにとって、良い年でありますように。
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「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」 発行日:2008.12.26
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