2008/12/12
【41匹目釣る】大きな魚を捕まえろ!「篤姫から学ぶヒットの秘密!」
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★マーケティング センスアップマガジン 発行:2008/12/12
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【41匹目釣る】「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」
―マーケティングは気づきからはじまる―
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◆今回のテーマ:「篤姫から学ぶヒットの秘密!」
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いつも「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」をご愛読頂き、
ありがとうございます。
このメールマガジンは、マーケティング活動を行う上で、
大事な視点、センスを高めていくためのメールマガジンです。
マーケティングに正解はありません。
それは、時代の変化に左右されるからです。それでは、何を元に
スキルを高めていけばいいのでしょうか。
そうです、物事を正しく捉える視点や感度といったものです。
このマガジンでは、目に見えないセンスを高めるお手伝いができれば
幸いです。センスアップのための様々な情報を提供します。
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◆◇41匹目を捕まえた!◆
★テーマ:「篤姫から学ぶヒットの秘密!」
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こんにちは、鈴木宣利です。
NHK大河ドラマ「篤姫」がいよいよ今週末の14日で最終回
となる。私は、いままで歴史ドラマが好きなので、
毎年拝見させていただいていたのですが、この「篤姫」の
視聴率がいままでにない高視聴23.4%ということで、
「毛利元就」と並んだようだ。
しかしながら、なぜこの「篤姫」がヒットしたのか、
マーケティングの視点から考察してみたい。
私は、次の3点がポイントなのではないかと感じた。
ひとつは、「変革」を背景にしたドラマであったという点だ。
幕末から明治へ移行する変革期であり、ちょうど今の日本の状況
に重なったのだ。日本も、政治、企業と変わらなければならない
時期にあり、意識変革の必要性がオーバーラップした。
このドラマを通じて、変わっていく必要性を実感したに違いない。
そして、ふたつめは、「美意識」である。
「篤姫」は、オープニングからすばらしい映像美を見せつけて
おり、さらにドラマの中でも美を中心に展開される。
ドラマのなかでの会話や衣装などの表現の美。
篤姫の性格やふるまいの美。そして、洗練された強さとしての美
である。
女性としての生き方の精神的な強さからも美を描いて
いる。
最後は、みっつめは、「素直さ」である。
政治や行政問題で、日本の膿みがどんどん噴出している中で、
偽装社会になっていると多くの日本人が感じている。
その中でも、「篤姫」の竹を割ったような素直な性格が
多くの人の共感を呼んだのだ。
また女優の宮崎あおいのフレッシュなイメージも加わり、
純真な誠実な姿がダイレクトに視聴者に伝わった。
このような「変革」「美意識」「素直さ」の3点セットが
ヒットの共感ポイントであったのではないかと感じる。
ヒットするものには、必ずなんらかの理由があり、
今の時代を反映する人々の心を写してだしている。
ヒットしたものを自分なりの視点で調べることで、
企画のヒントにもつながるだろう。
ぜひ、ヒットしたものを押さえて、マーケティング
感度を高める訓練をしていただきたい。
万人に受けないものは、マーケティングでも
あまり効果がないですからね。
音楽でも映画でも、ドラマでも、ウケているものを
ぜひ、分析してみてくださいね。
あと、「篤姫」最終回をみてくださいね。
今年見逃した人は、たぶん年末に特集があるので、
それをチェックすれば間に合いますよ。
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◆◇宣利の気になるマイ本41冊目◆
★サラリーマン「再起動」マニュアル
著者:大前研一
発行:小学館
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IBMのキャリア転換プログラムでリストラ計画2000人。
ソニーは、全世界で16000人以上の削減、そしてあの黒字の
トヨタでさえ、期間従業員から削減がはじまっている。
日本がフリーズしているようだ。
そう、このうまいキャッチコピーに引かれて買ったのが
この「サラリーマン「再起動」マニュアル 」。
著者は、あの著名な大前研一さんだ。
彼の視点は、さすがマッキンゼーのコンサル出身だけあって鋭く、
どの章をから読みはじめても、納得の面白さだろう。
いや面白いというだけの感覚ではダメで、再起動するための
意識変革マニュアルという気持ちで読もう。
特に鋭い視点は、コレ。
○大企業にいる人でも、長年いるとフリーズするので、
能力を磨かないとダメ!
彼は、中年総合力をつけるために、様々な提案をしているが、
まずインプット能力を身につけなければならないという。
確かに企業の開発者などでも、専門の技術的なことは
トコトン知っているのに、一般的な社会的情勢は目に入らない
人がいる。
例えば、環境問題。これだけ騒がれているのに、
商品開発に活かす手だてを思いつかないと嘆いている技術者
がいるのだ。だから、専門以外に幅広く興味をもち、貪欲に
アンテナに引っかかるものはまず見てみる癖をつけよう。
○新大陸にエクセレントカンパニーの条件は、変わってきた
ので、「現場力」を活かせ!
スペイン生まれのカジュアルブランドで「ZARA」を取り上げ、
エクセレントカンパニーの秘密を明かしている。
簡単にいえばオンデマンドシステムを構築しているということだ。
オンデマンドとは、お店で欲しい商品の発注があった場合、
リアルタイムにデータが製造現場に届き、ジャストインタイムで
店舗に届けるしくみができているいうことである。
詳しくは、読んでいただくとして、すごいしくみになっている。
そして、納得した最後がコレ。
○日本の総合電気メーカーは、気づいていない!
日本の電気メーカーは、プライドが非常に高い企業が多い。
当然日本のお家芸であり、自分たちが先端だと信じて
いたので、そのような感性になるのも無理はないと
思うのだが、状況はだんだん違ってきているのだ。
なぜなら、もはやひとつの企業だけでは、製品を
作り続けることが難しくなっているからだ。
素材の供給にしても、なかなか手に入らないし、
部品から設計していたら時間がかかる。さらに、
高コストの日本で製造すると競争力がつかない。
実は、大前さんも言っているが、プレイするメンバーの
能力、総合力で決まるようだ。そうであれば、
日本は得意なことをやり、あとの得意な分野は
他のメーカーと提携し、アライアンス戦略で
やり抜く事が必要ではないかと感じるのだ。
独自力も大事だが、アライアンス力が足りないのが
日本メーカーの欠点かもしれないですね。
さすが、大前さん。メシの種を分けてもらったような
感覚になりました。
現役で活躍するビジネスマンは、読まなければ
ならない必須本ですね。
それではまた、次回の「大きな魚を捕まえろ!」をお楽しみに。
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★宣利の気になるコト(編集後記)
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イオンでは、1万1000円分の金額がチャージされた
ギフトカードを1万円で販売するキャンペーン
「がんばろう日本!お買い物カード」を実施しているそうです。
ご存知の方も多いと思いますが、グループ1000店舗で発売する。
このような施策を民間でできて、なんでお役所はいつも
遅いのでしょうか?日本の不況は、体質、姿勢の問題
かも知れませんね。民間のように、まずは、素早くスピーディに
実行する態度を見習いたいものですよね、総理。
それでは、またお楽しみに。
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「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」 発行日:2008.12.12
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