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元広告代理店のプランナーでありITメーカーの販促プロデューサーであった鈴木宣利が企業のマーケティング力を高める実践メソッドやマーケティング・センスアップの方法を毎回配信。また、ビジネスに役立つ厳選したビジネス書を毎回ご紹介。大きな魚を捕まえてくださいね!

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2008/11/28

【39匹目釣る】大きな魚を捕まえろ!「マニュアルに頼らない!」

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★マーケティング センスアップマガジン    発行:2008/11/28
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  【39匹目釣る】「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」 
         ―マーケティングは気づきからはじまる―
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         ◆今回のテーマ:「マニュアルに頼らない!」
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いつも「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」をご愛読頂き、
ありがとうございます。

このメールマガジンは、マーケティング活動を行う上で、
大事な視点、センスを高めていくためのメールマガジンです。
マーケティングに正解はありません。

それは、時代の変化に左右されるからです。それでは、何を元に
スキルを高めていけばいいのでしょうか。
そうです、物事を正しく捉える視点や感度といったものです。
このマガジンでは、目に見えないセンスを高めるお手伝いができれば
幸いです。センスアップのための様々な情報を提供します。


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◆◇39匹目を捕まえた!◆
★テーマ: 「マニュアルに頼らない!」
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こんにちは、鈴木宣利です。

最近ちょっと風邪気味なので、ある病院にいって
久しぶりに見てもらいました。

そこでの気づきをお話ししますと、
最近の若い大学病院のお医者さんは、データだけを
信じているようなのです。

ずっとパソコンの画面をみて、患者の顔色も見ず、
血液検査のデータと睨めっこして考えています。
しかし、そこに写っているデータは、定量データであるので、
患者の症状をすべて表していません。

患者の顔色や表情、そしてその病気に至った経緯などを聞き、
聴診器をあてながらからだの音を聞き、
そこから考察するのもひとつです。

過去の症例をもとに、自分の勘と経験で判断材料にすることが
できます。(このようなデータは、定性データです)

そしてすべてとはいいませんが、今の若いお医者さんには、
このパソコンを信じて病気を判断するマニュアル世代の
ようなのです。

マニュアルは、はじめての人でも活用でき、作業効率を高める
手段として重宝されています。
それは、病院だけではなく、ファーストフード店からはじまった
業務マニュアルなど、その最もたるものです。

しかしながら、モノとは違う、人を扱う場合には、
そのような画一的な判断のしかたでいいのでしょうか?

病院とは、限らず、ファーストフード店でも同じです。

長時間放置しているコーヒーが臭いにも関わらず、
入れ替えて出そうとしないスタッフがいます。

これなども、単純にマニュアルに書いてあるとおり、
一度おとしたコーヒーは、何時間まで提供すると
書いてあるのでしょう。

マニュアルは、基本ベースを早く覚えたり、
誰でも対応できるように、作業の均衡化を促す手段
としては便利ですが、行き過ぎると弊害になります。

つまり多くのものは、マニュアル信じて対応しますが、
基本がしっかり身に付き、自分で考えることができるならば、
作業の基本は、自分で考えた責任ある行動にあるのでは
ないでしょうか。

マニュアル化をする前に、マニュアルの意義を
もう一度考えてみませんか?

効率化がすべてではないような気がします。
人間的な対応に、販促の成功のカギがあるような気がします。



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◆◇宣利の気になるマイ本39冊目◆
★「壊れる日本人」 ―ケータイ・ネット依存症への告別 ―           
著者  :柳田 邦男
発行 :新潮社
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昨日電車のホームから降りて、駅の階段を上がろうとしていたら、
パッと目に入った光景があった。

10代後半ぐらいの女性で、左手から携帯電話を離さず、
メールを永遠と打ち続けているのだ。

ホームのエスカレーターを上がろうとした直前でも、
打ち続けていたから、この女性は1日中携帯を離さないのだろう。

最近は、このように携帯を離せず、離すと精神的な症状がでる
病状を携帯電話依存症というそうだ。

今回、紹介する書籍は、ネット社会に警笛を鳴らす書籍として
売れている柳田邦男さんの「壊れる日本人」だ。

コミュニケーションの利便性と共に、会社や家庭で普及したITの代表選手、
コンピュータ、インターネット、携帯電話などはメリットの面ばかりが
強調されがちだが、必ず陰の遺産もある。

たとえば、メール。すべてがメール社会で便利になったが、
会社対会社の対応において、なにかの不具合やミスが生じた場合、
メール1本で済まそうという輩もいる。それも、社歴何十年という
ベテラン社員でもそうだ。

また、社会的に問題になっている学校裏サイトなどもそうだ。
言論の自由だからといっても、自分の責任を取らない勝手な発言
だけで、閲覧者の心を無視した発言が延々と続く。

そして、そのような行動をなんとも思わず、自分が王様であるかの
ように、憂さ晴らしで実行にうつす学生たち。

言われた当事者にしてみれば、心の中に言葉の暴力を受け続け、
ついには、自殺に追い込まれる状況にもなっている。

すべてが合理主義、効率主義を柱にしたIT変革で、
事の発端がはじまっている。

この書籍の中で、面白い話しがあった。

詳しくは読んでいただくとして、簡単に紹介すると、柳田さんの
友人が故郷の図書館に本を寄贈しようとしたが、そのような規定が
ないので、受け取れないというのだ。

おまけに、文庫本なので、形が揃わず、保存も難しいので、
さらなる理由が付加され、いよいよ受け取れないらしい。

これなども、今回のメールのテーマに通じるが、
マニュアル主義がまかり通っている例といえる。

せっかく著者がサインまでして、準備した書籍を
寄贈するのだから、ありがたく受け取ればいいのだ。

そこには、郷土の若い人に少しでも本を愛してもらい、
読書による心の豊かさを感じてほしいう熱い思いが
あるのだ。

私は、これを読んで少しがっかりした。
杓子定規ですべての物事を考えるお役所に腹が立つのは、
私だけではないだろう。

IT化、マニュアル化、合理化の推進とともに、失われていく
心の豊かさや相手に対する包容力が低下しているように
感じる。

効率化の価値を重視する時代に、あえて非効率主義を主張
する著者の考えに賛同し、書評として提示してみた。

あなたは、ケータイやネットへの依存度、
大丈夫だろうか?

何か、失われているもの、ないですか?
あらためて問うてみたい、日本人への質問だ。
(自分も含めてですが)

この書籍は、「壊れる日本人」 再生編 もあるので、
そちらも併せておすすめしたい。


それではまた、次回の「大きな魚を捕まえろ!」をお楽しみに。
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★宣利の気になるコト(編集後記)
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今日、イギリスでガーデニングをしている方の話しを聞きいた。
素敵なガーデンをつくるには、緻密な1年中の手入れが
欠かせないらしい。そして、庭に植物を植えるには、
最終の姿をイメージし、植物の性格と光を受ける育ち具合も
考え、さらに植物同士のバランスも考慮にいれるそうだ。

ガーデニングって、ただの庭いじりだと思っていたら、
すごい緻密な計算と創造力をつかう頭脳職だったのですね。
クリエイティブの想像力訓練にいいかも! と思いました。

それでは、また。
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「鈴木宣利の大きな魚を捕まえろ!」 発行日:2008.11.28
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