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2009/06/08

「エレベータのすべてがわかる!」〔VOL0069〕

===========================================2009.06.08 VOL.0069==
みなさんお元気ですか?

「エレベータのすべてがわかる!」の第69号をお送りします。

建物火災で亡くなる人の約90%が住宅火災によるものだそうです。

そして、

住宅火災における死者の半数以上は65歳以上の高齢者によって

占められており、今後急速に進む社会の高齢化によって

住宅火災による死傷者数の増加が懸念されています。現状は、

火災時にはエレベータを使用しないように指導されていますが、

高層住宅の場合は、

高齢者は階段よりはエレベータで避難する方が安全です。

実際、過去に発生した高層住宅の火災においては、

多くの人がエレベータを利用して避難しています。

(1)1988年の大阪府堺市の14階建ての高層住宅で

10階から出火した時には、

10階以上の住人26人の中で21人が自力避難し、

5人が消防隊に救出されましたが、

自力避難した21人の中の12人が階段で避難しましたが、

9人はエレベータで避難しました。

(2)1996年の広島市営基町高層住宅(20階建て)火災では、

住民の半数が65歳以上の高齢者でしたが、

9階で出火し、約20分で最上階(20階)まで延焼しましたが、

14階以上の住民の75%がエレベータで避難しました。

10〜13階の住民は階段とエレベータが半々でした。

9階以下の住民は、階段で避難した人が2/3でしたが、

エレベータで避難した人が1/3ありました。

このような現実を考えますと、


「火災時には、危険ですからエレベータを使用しないで下さい」

という指導は不適切であり、

「火災時に利用しても安全なエレベータ」を開発して、

設置すべきと考えます。

ところで、エレベータワールド誌の6月号に

「2009年建設業の見通し」が掲載されていました。

日本の景気の先行きに大きな影響力を持つ米国の景気動向に

興味を持たれる方も多いと思われますので、

特集「米国建設業2009年の見通し」にその内容を掲載しました。



このメールマガジンは、『まぐまぐ』で配送されています。

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==I==N==D==E==X===============================================

○連載 今週のニュース

○特集「米国建設業2009年の見通し」

○連載 エレベータクイズ

○編集後記

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==○今週のニュース ==========================================

今年2月、兵庫県姫路市の菓子製造業「オガワ食品協業組合」工場の

荷物搬送用エレベータに女性従業員が挟まれて死亡した事故で、

国交省がエレベータを製造、設置した新輝リフト(大阪市淀川区)の

同型機を緊急点検したところ、大阪、兵庫両府県内の工場や倉庫に

設置された23基のうち、

点検済みの22基すべてが建築基準法の基準を満たさない違法な設置で、

建築確認の申請も行われていなかったことがわかった。

同社社長は読売新聞の取材に「基準を満たしていないことはわかっていたが、

元請業者や工場・倉庫側の発注通りに設置した」と話している。

国土交通省などによると、23基はいずれも業務用。同法の規定では、

ゴンドラを吊り下げるロープが2本以上必要だが、

1本しかないものがあり、落下の恐れがあった。

また、昇降路の底に安全のため一定の深さのピットを確保する必要があるのに、

深さが不十分なものや、

ゴンドラの底に落下に備えた緩衝装置がないものもあった。しかし、

同社側は「定期点検をしていれば、使用に問題はないと思っていた」としている。

一方、設置時には、

工場や倉庫側が建築確認を自治体に申請する必要があるが、

22基すべてで申請されていなかった。

定期点検が1度も行われていなかったものもあったという。

同省が事故後、同協業組合のエレベータを調べたところ問題が発覚、

今年4月から緊急点検していた。

事故を巡っては、

兵庫県警姫路署が業務上過失致死容疑などで捜査している。


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==○特集「米国建設業2009年の見通し」=======================

住宅以外のビル建設は2009年、2010年共に前年比13%減となり、

3年間の収縮になると予想されています。

住宅ビル建設は2009年に前年比8%減、

2010年には1%減となります。

ビル以外の建設は、景気刺激策によって前年比プラスを維持していますが、

建設業全体としては、4年間の衰退が終焉する2011年までは、

前年比マイナスになると予想されています。

因みに、2009年はマイナス10%、2010年はマイナス5%ですが、

2011年にはプラス5%、2012年にはプラス7%、

2013年にはプラス8%になると予想されています。

(2008年の11カ月分よりは減少していますが、)

2009年第一四半期は9カ月分の受注残があります。

金融逼迫のために、キャンセルと着工遅れが発生しています。

着工遅れは通常の4倍の20%に達しており、

プロジェクトのキャンセルは通常の5倍に達しています。

金融逼迫は2011年まで続くと想定され、

それまで、着工遅れとキャンセルは増加すると考えられます。

2月13日に7870億ドルの「2009年度アメリカの回収と再投資法」

が議会を通過しましたが、

中身は2110億ドルの減税と、3000億ドルの予算と、

2750億ドルの連邦政府の直接支出です。

建設業には、940億ドルが配分されると予想されます。


2009年には240億ドル、

2010年には420億ドル、2011年には170億ドル、

2012年には60億ドル、2013年には50億ドル

が投入されると予想されますが、

2009年の240億ドルは市場全体の2.5%に過ぎませんから、

仕事量を増やすとは考えられませんが、

それが無ければ失われたであろう仕事量を低減するのに役立つでしょう。

2007年12月に不況が始まって以来360万の仕事が失われ、

最近3カ月で半減してしまいました。

建設業に従事する従業員が1月には11万1000人減少しました。

建設市場が復旧する前に巨大な経済復興が必要なのは明らかです。

住宅以外のビル建設市場は、

全体的な経済から通常は約18カ月の遅れがあります。

それでも、

材料費が抑えられていることや景気刺激策による損失の低減などの

明るい材料もあります。

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==○連載 エレベータクイズ  ================================

エレベータには、

万一ワイヤロープが切れたりしてかごが落下するのを防止するための

安全装置として、非常止め装置がついています。

その時落下しないために掴むのは次のどれでしょうか?

1.ガイドレール

2.救命ロープ

3.昇降路の壁


























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【答え】

1.ガイドレールです。

【解説】

エレベータの乗かごは、

昇降路に設置されたガイドレールに沿って上下しています。

通常、乗かごに設置されたガイド装置はガイドレールと、

ころがり摩擦やすべり摩擦など極めて小さな摩擦力で接していますが、

非常止め装置が作動した時には、楔が打ち込まれて、

かごを停止・保持するのに十分な摩擦力が発生します。

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==○編集後記=================================================

最後までお読みいただき、有難うございます。

第69号は如何でしたでしょうか?

登録された特許については、特許公報が発行され、

特許データベースに登録されますから、

特許の内容がインターネットで検索可能になります。

TWINSの特許2件はいずれも4月17日に登録されました。

現在、特許庁の登録から公報発行までの処理遅れが約3ケ月です。

TWINSの特許は2件共、まだ出願から1年半経過していません。

そのため、公開公報がまだ発行されていません。

早期審査請求で、2ケ月間程度の審査で特許査定されましたので、

7月8日頃に公告公報の方が公開公報より先に発行されます。

次号以降の予定につきましては、

7月にはメーカー各社の特許ランキングをご紹介する予定です。

9月頃には日経アーキテクチャー読者による、

採用したいメーカーランキングをご紹介する予定です。

10月頃には年間出荷台数の実績をご紹介する予定です。

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【発行元】株式会社エレベータ研究所
〒567-0806 大阪府 茨木市 庄1丁目8−19
TEL 072-665-6801
URL http://www.ele-life.com
EMAIL info@ele-life.com
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