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2009/03/09

「エレベータのすべてがわかる!」〔VOL0056〕

===========================================2009.03.09 VOL.0056==
みなさんお元気ですか?

「エレベータのすべてがわかる!」の第56号をお送りします。

近年の本格的な高齢社会の到来や、

車椅子利用者など身体に障害を持つ人々の社会参加の推進にあわせて、

建築物も、すべての人々が利用できるような配慮がなされ、

その中でも、エレベータは、建築物における縦の移動手段として、

欠くことのできない役割を果たしています。

しかしながら、建築物に設置されたエレベータの運行については、

現在、火災時には避難階に走行後休止、

地震時には最寄階に走行後停止等の運用なされており、

エレベータを避難手段として利用することは、

法令上制限はありませんが、事実上困難となっています。

平成15年3月の「規制改革推進3カ年計画」

(平成15年3月28日閣議決定)において、

「車椅子利用者などの身体障害者や高齢者等の

被災時における安全かつ迅速な避難を確保するため、

エレベータ(エレベータ周辺の待機場所等を含む)

の安全性に十分配慮した上で、

身体障害者、高齢者等の避難手段としての

エレベータ利用についてソフト面を含め検討する。」

こととされています。そこで、

火災時の避難手段として利用できるエレベータシステムの一つを

特集「火災時に避難に利用できるエレベータシステム」でご紹介します。

このメールマガジンは、『まぐまぐ』で配送されています。

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==I==N==D==E==X==================================================

○連載 今週のニュース

○特集「火災時の避難に利用できるエレベータシステム」


○連載 エレベータクイズ

○編集後記

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==○今週のニュース ============================================

3月1日午後7時10分ごろ、

福岡市博多区博多駅中央街の博多グリーンホテル2号館(13階建て)で、

扉が開いた直後のエレベータが突然降下を始め、1階付近まで落下した。

宿泊客の男子大学生8人が乗っており、10分後に消防隊員に救出された。

いずれも無事だった。県警博多署が原因を調べている。

同署や、ホテル、大学生らによると、8人は2階からエレベータに乗り、

3,6,7階のボタンを押した。

エレベータは3階でいったん扉が開いたが、直後に閉まり、

ゆっくりと降下して一番下の1階付近まで落ち、止まったという。

大学生らは非常ベルを押して救助を求め、10分後、

駆けつけた消防隊員がドアをこじ開けて8人を救出した。

エレベータの定員は9人600キロ。

2階で9人目の学生が乗り込もうとしたところブザーが鳴ったため、

その学生は乗らなかったという。

ホテルの副支配人によると、エレベータは三菱電機製で、

三菱電機ビルテクノサービスが保守点検している。

開館した85年2月に設置したとみられ、

昨年2月頃には主な設備を交換したという。

直近の2月26日の点検で「良好」とされていた。

三菱ビルテクノサービス(本社・東京)は2日、整備不良で

ブレーキが正常に作動しなかったのが原因だったことを明らかにした。

同社は順次、全国の同機種2900基を緊急点検する。同社によると、

エレベータは三菱電機製で定員9人、最大積載量600キロ。

トラブルを受けて調査したところ、

ブレーキの金属製部品の一部に小さな凹凸ができて、

ブレーキがかかりにくい状態になっていたという。


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==○特集「火災時の避難に利用できるエレベータシステム」==========

TWINSのL+A方式は、

基準階を除くサービス階間の交通を分担するサブシステムL(ローカル)

と基準階を除くサービス階をセクタに分割し、基準階とセクタ間の交通

を分担するサブシステムA(アクセス)に分割して、

火災時には、Lは休止して、Aを避難に使用します。

例えば10階建てのビルで、従来は、

24人乗り、分速105mのエレベータを適用すると、

RTT(平均一周時間)は180秒程度になります。

設置台数を4台にすると、

平均運転間隔は45秒で、5分間輸送人数が128人になります。

また、平均待ち時間は27秒〜31.5秒程度になります。

一方、TWINSのAサブシステムは、

基準階(1階)を除くサービス階を、

S1=(2,3,4),S2=(5,6,7),S3=(8,9,10)の3セクタに分割して、



13人乗りのエレベータを適用すると、

RTTは80秒程度にすることができます。

そうすると、A1(2台)、A2(2台)A3(2台)それぞれの、

平均運転間隔は40秒程度で、2台ですから等間隔制御ができ、

平均待ち時間は20秒程度になり、

従来より26%〜37%短縮できます。

そして、5分間輸送人数は234人と従来の1.83倍になります。

また、避難に使用されるAサブシステムの各エレベータは、

分担するセクタと基準階(避難階)だけに乗り場(扉)がありますが、

その他の階は急行階で乗り場(扉)がありません。

従って、分担するセクタと避難階の乗り場扉だけに

遮炎・遮煙対策を施せば、

火災発生初期の避難用として安全に使用できると考えられます。

ちなみに、Lサブシステムは2−10の9階床をサービス階にし、

サービス階間を移動する乗客を輸送します(火災時には休止します)。


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==○連載 エレベータクイズ  ===================================


2001年9月11日の同時多発テロで倒壊した世界貿易センターの

ツインタワー(110階建て)のそれぞれには、

44階と78階に乗り換え階(スカイロビー)を儲け、

高速エレベータをスカイロビーに直行させ、

ここからさらに各階行きのエレベータに乗り換えさせるという方式

(スカイロビー方式)の世界初のものでしたが、

各タワーには、低層階専用、中層階専用、高層階専用、

スカイロビー(44/78階)直行、

最上階(展望台/レストラン)直行

あわせて何基のエレベータが設置されていたでしょうか?

1.104基

2.50基

3.20基




















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【答え】

1.104基です。

【解説】

日本で最も高いのはランドマークタワー(70階建て)です。

ランドマークタワーには乗用エレベータ74台と

非常用エレベータが5台が設置されています。

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==○編集後記=================================================

最後までお読みいただき、有難うございます。

第56号は如何でしたでしょうか?

火災時の安全性を更に高めたいと思い、

ビル火災の文献や資料を集めて調査・検討しています。

まとまりましたら、ご紹介したいと思います。





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【発行元】株式会社エレベータ研究所
〒567-0806 大阪府 茨木市 庄1丁目8−19
TEL 072-665-6801
URL http://www.ele-life.com
EMAIL info@ele-life.com
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